生きていたくありません

ご相談者：20代/女性

　はじめまして。いきなり、重い内容でごめんなさい。

　私は今２１歳で、金融関係の職場に勤務しています。
　職場関係、仕事内容はどれも順調で、仕事がとても楽しいです。
　ただ、私は職場の誰にも言っていないことがあります。
　私は、小中学生の時にいじめにあい、高校では大好きだった複数人（同性）に手酷く裏切られました。
　これらが原因で、人が信じられなくなりました。当然ですが、友人などひとりもいません。
　だから家族だけが、私自身の素を出して接することのできる存在でした。
　それで良いと思っていたし、家族が大好きだと胸を張っていえていました。

　先日、きっかけは些細なことなのですが、妹（２つ下）と喧嘩をしました。
　妹は私と違い、友達が沢山いて可愛くて、家族の中でもいつも中心にいる存在です。
　私は無意識のうちに、妹に対して嫉妬していたと思います。
　ただそれを認めるのが惨めで、悔しくて、そんな私の劣等感から起こってしまった喧嘩です。
　はっきりと「ごめんね」と謝ることは私の性格上難しくて、それを家族は全員知っています。
　だから、その言葉を言わずに私から話しかけたり笑いかけたり、と間接的に謝ることにしています。
　今回も、そうやって妹に間接的に謝ろうと思って、妹の部屋の前に立ちました。
　すると、中から母親との話し声が聞こえてきたんです。

「妹の私がこんなにイライラするんだから、周りにいる人間はもっと鬱陶しいと思う」
「そんなだから、苛められるんだ。自業自得じゃないか。嫌われて当然だ」

　母親も、頷いていました。

「陽菜はそういう人間なんだから、妹が大人になってあげなくちゃ駄目だよ。可哀想なんだから、陽菜は」

　そう言って。
　私は、前々からリスカ、アムカを繰り返していました。
　だから、それを聞いた直後、もともと誰にも見せられなかった左腕は、自分でも見るのが嫌になるくらいになりました。

　それが、一週間前のことです。
　そして昨日、ドジってしまって、左腕を妹に見られました。

「私に罪悪感を植え付けるために、リスカしてるんでしょ？ご苦労さま」

　そう言われました。
　母親はリスカのことを知りませんから、私に笑顔で接してきます。
　妹と母親の話を聞いていたことを、知っているのに。
　もう、２人を信じることができません。
　母親の笑顔の裏にあるものを、勘ぐってしまいます。
　母親は私のことを可哀想だと思ってる。可哀想な子供だから、小さい子供が怒ったときに親が温かく見守るような態度で、私と接している。
　そうとしか思えなくなって、まともに話もできません。

　一週間前から、毎晩妹と母親を殺す夢を見ます。
　仕事は楽しいのに、家に帰った途端に吐き気と頭痛でいっぱいになります。
　リスカ、アムカも止められなくて、誰も信じられなくて、明るい未来なんか想像もつきません。
　まだまだ人生これからで、これから楽しいことがたくさんある、とよく言われますが、そんなもの、ありません。あるなんて、考えられません。
　もう生きていたくなくて、カッターを見つめてボーっとしていることが増えました。
　左腕は、もう本当に誰にも見せられません。自分でも見たくありません。でも、切るのをやめられません。
　一人暮らしして少し家族から離れようか、とも考えましたが、経済的な問題でどうしてもできません。
　私はこれから、どうすればいいんでしょうか。

20代/女性 | 日付：2012年1月20日(金) 00:16 JST | 閲覧件数: 2,742