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回答プロ:心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子
ご相談者:20代/男性
ここ半年ほど起きている間ずっと、
死ぬとはどういうことか
を考えてしまいます。
死を受け入れることができません。
老いるのが怖い。
自分の意識がなくなってしまうことが怖い。
自分というものが何もない状態が永遠に続くのが怖い。
そんな考えが頭の中を支配して、毎日を憂鬱に過ごしています。
これからずっと、ただただ死におびえて生きていくなら、
いっそ今にでも死んでしまいたいとも思ってしまいます。
なぜみんな毎日を楽しく笑って過ごせるのか、それが今は不思議に思えてしまいます。
老衰するまでは死を深く考えないだけなのでしょうか?
それとも単純に死を受け入れているからなのでしょうか?
前までの自分の様に、日々を楽しく過ごしたいです。
どの様に向き合い捉えていけばよいか、助言を頂きたいです。
よろしくお願い致します。
20代/男性 | 日付:2012年2月16日(木) 16:00 JST | 閲覧件数: 3,437
Tさん、はじめまして。敬愛カウンセラー学院平間です。
ご相談ありがとうございます。
死を受け入れることができないというお悩みですね。
死ぬのは怖いですよね。
人間は死んだらどうなってしまうのでしょう。。
自分が死んだあと、周りの人はどうなってしまうのかも気がかりです。
死というのは、自分の意思ではなくこの世に生まれた私たちの永遠のテーマなのでしょうね。
多くの人が昔から考え続け、そこから哲学や宗教が生まれたのかもしれません。
その分野には明るくありませんので、私は敬愛カウンセラー学院で勉強したことからお話しさせていただきます。
少しでも参考になってTさんの辛さが軽減することを願います。
まず、私たちの感情は抑圧すると強くなると言われます。
「感じてはいけない」と思うと堪えきれなくなる経験、例えば、卒業式で校長先生が壇上でつまずいた時、普段ならクスっと笑う程度なのに、笑っちゃいけないと思うと妙におかしいし、いつまでも笑いが止まらないという経験、Tさんにもおありかもしれませんね。
まずは自分の感情を受け入れてみてください。
怖い思いが浮かんできたら「怖いね。怖くていいよ。あたりまえだよ」とご自分に話しかけて、自分の腕に手を回して自分をハグしてあげてください。
しばらくの間十分に感じていると、怖い思いがだんだん薄らいでいくと思います。
是非やってみてくださいね。
「前までの自分の様に、日々を楽しく過ごしたいです。」とありましたが、具体的にこの頃から死を意識し始めたというタイミングがありますか?
東日本大震災から11ヶ月が過ぎました。
被災された方々はもちろんですが、あの当時繰り返し流れた報道を見たり、辛い体験の話を聞いたり読んだりした方の中には、疑似体験として心に傷を負っておられる方も少なくないようです。
いわゆるPTSDですが、トラウマ的な出来事のあと半年等しばらくして症状が出てくるケースも多いようです。
私たちのカウンセリングルームにも、様々な場面を心に抱えたまま苦しんでおられる方が来られます。
基本的には、その時その場面でしっかり感じられず蓋をした感情を、一緒にひも解いていくというカウンセリングをします。
Tさん、もしよろしければカウンセリングを受けてみませんか?
もしもTさんが、過去の感情を引きずるなどして、未来にやって来る死に脅えていては、今に焦点をあてて楽しむことはできません。
それではせっかく生を授かったのに、もったいない事だと思います。
先ほど震災を例として挙げましたが、他にも、身近な方が死に対して強い恐怖心を持っていることから影響される場合もありますし、自分の本来持っている価値を自分で認められない事からも死への思いが強くなる事も考えられます。
ここでは情報も限られていますので、はっきりとわからないのが残念です。
是非ご自分の感情と向き合って解決される事をお勧めします。
今を精一杯生きて幸せになれるといいですね。
回答日時:2012年2月18日(土) 21:56 JST
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回答ありがとうございます。
具体的に死を意識し始めたのは夏頃、某ドラマで
「なぜ人はいつか死ぬのに生きるのだろう」
という問いかけがなされていたのを見た頃からです。
高校時代にも一度同じテーマで悩み苦しみ鬱になりました。
その時は考えない様にして何とか脱しましたが、
今回また再発したという形でした。
話を聞いていただけただけでも、少し気が楽になった気がします。
後は先生の仰られるよう、自分の感情と向き合って解決していきたいと思います。
カウンセリングも、機会がありましたらお願いするかもしれません。
その時はよろしくお願い致します。
| 20代/男性 | コメント投稿日:2012-02-19 |