住宅ローンのと家の売却

佃 泰人

ご相談ありがとうございます。

会社の倒産等で収入が落ち込み住宅ローンの返済が困難な状況ですね？

まずは、あなた自身が特別ではないと言うことを認識してください。会社が倒産して、収入が激減・・・正直、結構ある話なのです。もちろん、恥ずかしい話でもありませんよ。

まずは、冷静に家計の分析をしてみてください。
支出について、まだまだ削れるところがないか？

一生懸命やっているのはわかります。
でも、もう少し削れるところがあるのも現実です。いらないものを必要と思い込んでませんか？
ご家族の支出内容をしっかりと把握してみてください。
まずは足元から・・・見直していきましょう。

「もうそんなことやっている」と思わないでください！
先入観を持たず、本当に必要なものを見極めてください。


それから、自宅の売却にあたって、住宅ローンの一括返済と売却は同時に行うことになります。
つまり、売却時に残りの住宅ローン全額を一括返済するので、売却時にそれだけの現金が用意できなければ、住宅ローンの抵当権を銀行は解除してくれません。
他人（この場合は売主であるあなた）の抵当権のついて物件は、買主は買いませんよ！

したがって、まずは、周辺相場での売却で、住宅ローンの残債が一括返済できるかと言うことがポイントになります。
諸費用含めて一括返済できるくらいの価格で売却できるなら、売却してしまうのも方法です。賃貸に移れば、もっと楽になると思いますが・・・

ここでの注意は、このようなケースを取り扱っている業者の中には不当な輩がいるということを覚えておいてください。
「リフォームすれば高く売れます」とかいろいろ言ってない所からお金を取ろうとする業者が実在します。売却を依頼するにしても十分に注意が必要です。


余談ですが、生命保険について一言！
娘さんが生まれて間もない状況であれば、生命保険には加入されておいたほうが無難です。万が一の時、子供が成人するまでの生活費のために生命保険があると私は考えています。毎月の負担が大きくならないように、共済等の掛け金の安いもの、死亡保障をメインにしながら、入院保障程度も用意しておいたほうが無難です。
死亡保障も、子供の成人までの教育費と考えれば１５００万円程度でよいでしょう。プラス生活費と考えるとも少し金額をあげてもよいと思います。


このようなケースでは、奥様の存在が何よりも大事です。家族の支えになります。
えてしてご主人、と言うより男は凹んでいるケースが多くあり、ふさぎ込んでいる状況が多いようです。ですから、奥様の明るい前向きの姿勢が家族に勇気と希望を与えます。

しっかりと前を向いて、物事を見極めながら明るく過ごしてください。
前向きに明るく過ごしていれば、ちゃんとして協力者やいい巡りがやってくると思います。
抽象的で分かりにくいかもしれませんが、私がお手伝いしてきた中では、そのような家庭は立ち直ってきます。

問題を抱え込みすぎず、家族でよくよく話をしながら一歩ずつ進んで行ってください。

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回答日時：2012年4月20日(金) 12:57 JST

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