あなたはＯＫです

門間 絹代

お話してくださって、ありがとうございます

心が苦しくて、うつ病になるのではと思って悩んでいるんですね

早速、相談の文章をひとつ一つ見てみますね
「中学・高校生のときには友達から遊びに誘われたことはほとんどなく…」
誘われたことあるんですよね
「今、中学・高校生のときの友達を遊びに誘ってもなかなか遊んでもらえません。」
遊んだことあるんですよね
「メールを無視されることも何度もあります。」
返事が送られてくることもあるんですよね

こうして紐解いてみると、思いが叶わなかった時の出来事にスポットを当ててしまって
望みどおりの反応が返ってきた時の出来事が
あなた自身の中で小さく
見えにくいものになってしまっていないでしょうか？

文頭に気になる言葉がいくつかありました
「とてもめんどくさい性格です。」
「みんなから面倒くさがれてなかなか人から好かれません。」
これらが象徴するように、文章のあちこちから、
あなたは自分で自分を責めているように感じました
心理では、私はｎｏｔ　ＯＫ　あなたはＯＫ　の立場をとっている、という表現をします
もう少しいうと自己否定・他者肯定の立場ということですが
自己肯定・他者肯定が望ましいとされています
この自己肯定感をもつということは非常に大切なポイントで
日常の人間関係を円滑にするのは、もちろんのこと
うつ病の患者さんに聞くと、身体症状が改善したときよりも
自己肯定感をもてたときの方が
病気が回復を辿っていると感じることができると話されるそうです

さてそれでは、どうすれば？ということですが
家族でも友達でも、褒めてもらったときは「ありがとう」と受け取ってください
謙遜が美徳といわれることもありますが
自己肯定感をもつためには素直が一番です
もし、周囲の人から褒め言葉をもらいにくい状況にあったら
自分で自分に褒め言葉のシャワーをかけてあげてください
1人の時間を作れるときは声に出してみたり
紙に書き出してみたりするといいと思いますが
1人になれないときでも、心の中で繰り返してみるといいでしょう

これを習慣にして就職活動を乗り越える糧にして欲しいと思います

もう一つ伝えたいことがあります
この世の全員に好かれる人など存在しません。これは事実です
どんな有名人・著名人でも好感を持つ人がいれば
相反する批判的な人はいます
あなたも周囲の『みんな』に好かれる必要などありません
これまで信じてきたように、1人でも多くの
本当の自分を好きになってくれる人に出会うためにも
私はＯＫ（自己肯定）の言葉を頭の片隅に持ち続けてほしいと思います

以上となりますが、文章のやりとりのため
内容を誤解をして回答している点や
表現がきつく感じる部分があるかもしれません。
受け入れられそうな部分があれば受け入れていただき
そうでなければ、参考程度に「そういう考え方もあるんだな」と
読んでいただきたいと思います。

回答日時：2012年5月 7日(月) 10:58 JST

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