相談者さんは有責配偶者の立場です。

松下 豊太郎

ご相談を法的視点で整理分析すると次のようになります。
1.現状分析
(1)不貞行為は民法に定めのある離婚原因の一つです。
(2)奥様は、相談者とその相手女性の双方に慰謝料請求することができます。
(3)セックスレスは夫婦相互の問題であり一般的に慰謝料の対象ではありません。また、不貞行為と同等の直接的離婚原因にもなりません。
(4) 夫婦間の「不満」は通常双方にあり、これを真正面からぶつけると感情的にドロ沼化するおそれがあります。

2.対応と課題
(1)離婚成立を最優先するなら、親権、財産分与･養育費など金銭負担で譲歩し、奥様からいかにして離婚合意を得るかが課題となりそうです。
(2)相談者さんの「同棲」について、奥様がその実態、証拠をつかんでいるかどうかによっても対処法が違ってきます。
(3)奥様も、離婚について専門家に相談したり、事前準備している可能性も考慮した対処することが検討課題だといえます。

3.具体的対処法
(1)離婚については、既に同棲をしている相談者さんは不利な立場にあると認識を持ち、専門家のアドバイスを受け、慎重に対処されるようおすすめします。
(2)当事務所でも対応可能ですが、地域的事情を考慮すると下記データを参照され、最寄の専門家を探す、紹介を受ける選択肢が便利だろうと推測します。
　参考データ
　神奈川県行政書士会：http://www.kana-gyosei.or.jp/
　法テラス神奈川：http://www.houterasu.or.jp/kanagawa/guidance/index.html

いずれにせよスムースに進展するよう願っております。

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回答日時：2012年5月 4日(金) 15:48 JST

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