自分の病気と向き合いませんか

門間 絹代

お話してくださって、ありがとうございます
また、回答が大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。

ご相談の文面から、責任感があり家族思いで
何事にも粘り強く取り組まれる方なんだなと思いました。
１年もの間、上司からのパワハラに耐え忍び
その疲れも癒えないうちに資格取得して再就職
慣れない仕事に、よく取り組まれましたね。
また、ご自身の体調がすぐれない状態にあっても
奥様への心配りをされていて、とても素敵なことだと感じました。
さまざまなストレスやプレッシャーを感じながら
ここまで頑張ってこられたのは、あなただからこそですよ。
誰にでも出来る事ではありません。
ご自身でも、これまでの自分をねぎらって下さい。
「よく頑張ってくれたね」「ありがとう」「感謝してるよ」など
どんな言葉でもＯＫです。
このような言葉は、意識的に何度も何度も頭に浮かぶようになるといいですね。
「気がついたら言ってた」なんて感じに習慣にしていただきたい言葉です。

さて、奥様から「次の仕事は見つけたの？」
「家でダラダラしてて、この先どうするの？」と言われ、病気のせいなのか、
かなりショックをうけやすく、精神が不安定になっています。とありますね。

最近の体調は、いかがですか？
定期的に通院できていますか？服薬はいかがでしょうか？

今あなたに、優先してほしいことは病気の治療です。
そのためにうつ病の患者さんが利用可能な公的制度を紹介したいと思います。
金銭面での不安を抱えているようにも拝見しましたが
『自立支援医療制度』をご存知でしょうか？
これは、うつ病の患者さんの医療費負担を軽減する制度で
市町村役場に窓口が設けられていますので
手続きをしていなければ、ぜひ問い合わせていただきたいと思います。
心の病気は、風邪に例えられることがありますが
風邪のように簡単に治るという意味ではなく
また、素人が見た目で、治っているかどうかを判断できる病気でもありません。
癌や骨折などのようにレントゲンに写るものでもありません。
医師の指示を仰ぎながら、適切に対処する必要があります。
自分の勝手な判断で、治療や服薬を中断すると
そのことが原因で状態が悪化することがあります。
それを避けるためにも、公的な制度を活用し治療を継続してください。

次に『精神障害者保健福祉手帳』についてです。
こちらも市町村役場が窓口となっています。
これは初診から６ヶ月以上経過していて
生活に支障をきたしている方が受けられる「障害者手帳」です。
「障害者手帳」という言葉に敬遠してしまう人もいるでしょう。
しかし、治療の必要がないほどに体調が回復すれば
いつでも返還できる手帳です。
病気の治療に真剣に向き合うためにも
ぜひ問い合わせていただきたいと思います。

うつ病の治療には、昼夜逆転の生活を戻すことが近道です。
夜勤のアルバイトは、生活リズムを整える妨げにもなりますし
何より、あなた自身「かなりハード」と感じているんですよね。

全国各都道府県に一ヶ所ずつ『障害者職業センター』が設置されています。
ホームページで、あなたがお住まいの都道府県も確認できました。
こちらは就労に関する様々な支援をしている施設ですので、
可能ならば、足を運んでみてはいかがでしょう。

以上となりますが、文章のやりとりのため、
内容を誤解をして回答している点や
表現がきつく感じる部分があるかもしれません。
受け入れられそうな部分があれば受け入れていただき
そうでなければ、参考程度に「そういう考え方もあるんだな」と
読んでいただきたいと思います。

回答日時：2012年5月31日(木) 23:58 JSTお礼のコメントを書く

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