生き方を変えて自分という根を張りましょう

心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子

Ｍさんご相談ありがとうございます。敬愛カウンセラー学院平間です。

人間関係について悩んでおられるのですね。
ご相談の文章を拝見しますと、とても冷静にご自分のこと、周りのことを見つめておられますね。
そして分かりやすく文章にまとめて下さいました。
とても聡明な方のような印象をうけました。

人間関係で悩んでいらっしゃる方はとても多いです。
敬愛カウンセラー学院で開講している心理支援士養成講座にも、人間関係を良くしたくて受講されている受講生さんが沢山いらっしゃいますし、カウンセリングルームにいらっしゃるクライエントさんのお悩みも、人間関係が大部分だと思います。
そんな方々の中には「あの人がこんな事するから私は辛い目にあっている。あの人さえ変わってくれればいいのに！」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、残念ながら「過去の事実と他人は変えられない」ですね。
変えられるのは、ご自分の思考・感情・行動です。

Ｍさんの事が少しでも知りたくて、過去の投稿を拝見しました。
もちろんお会いしてじっくりお話をお聞きした訳ではありませんので推測の域は出ませんが、過去に経験された辛い出来事と、それにまつわる人への怒りがまだＭさんの中に残っていて、人と関わる時に邪魔になっている事も考えられます。
Ｍさんがおっしゃっているように「ストレス発散の対象」として暴力的な言葉を放ってくる人も世の中には少なくないのが悲しい現状です。
また、ご指摘のように標的にされやすい方もいるのかもしれません。
過去の嫌な出来事と共にしまい込んだ感情が、人に接する時に動き出してしまう事で標的になりやすいという事も可能性としてはあるのではないかと思います。
もちろん、だからといって「いじって」いいという事にはなりません。
１対多数で、一方的に嫌な思いをさせる行為は絶対にしてはならないと強く思います。
もともと「性格的には真面目、大人しい、優しい、穏やか」なＭさんが自分らしく人間関係を楽しめるようになれるといいな、と強く思います。

Ｍさん、カウンセリングを受けてみませんか？
わたしたちのカウンセリングは「再度決断療法」と呼ばれるもので、短期問題解決型と言われています。
生まれてから沢山の人に接し、色々な事を経験する中で私たちは「こうして生きていこう」「自分はこんな人間」というような決断をします。
決断をした時には指針となるものですが、環境や人間関係が変わっても同じように持ち続けることで、こんな時にはこうなる、といった具合に、思考・感情・行動のパターンを繰り返し続け、時にはのびのびと生きられないということも出てきます。
そんな不要になった決断を変えるのが「再決断療法」です。
よろしければＨＰを参考になさってください。
あいにくお住まいの地方ではないのですが、私たちの仲間が北九州や名古屋で活動しています。

私も何度もカウンセリングを受けて自分の問題に向き合ってきました。
それまでは、少しの風にも揺さぶられる草のように頼りない自分でしたが、今はどっしりと根を張って「自分は自分でいい」と思えるようになりました。
（雰囲気も変わったと言われます）
生き方って変えられる！ということを、一人でも多くの人に知ってもらいたくて活動をしています。

Ｍさんにも、他人からの「風」に悩まされない、自分らしい生き方を見つけてもらいたいなと思います。

回答日時：2012年5月25日(金) 23:27 JST

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