小さなことでも、良いことを探して褒めてあげましょう。

カウンセラー 江上 智子

みなせさん
ご相談ありがとうございます。

ご主人との別居、離婚がきっかけで、息子さんのチックが激しくなり、言動も目にあまるものがあり、今後どうしていったら良いのか行き詰まりを感じていらっしゃるのですね。
みなせさん自身も離婚のこと、仕事のことなど、生活のことだけでも心身ともに大変なのに、さらにお子さんのこともと、辛い状況なのではと思います。
そんな中で、お子さんに感情的にきつくあたってしまうのも、無理がないのかもしれません。
それでも、みなせさん自身が、これではいけない、この状況をなんとか変えたいと思われているのですから、変えることはきっとできると私は思います。

チックもお子さんの言動の一部も、環境の変化やみなせさんとの関係が原因の一端となっていると、みなせさんは感じていらっしゃるのですね。

気学で息子さんの性格を見ると、人間関係がとても大事なお子さんで、それを気にするがゆえ、自分の気持ちを抑え、本音を言えず、ストレスになってしまうのだと思います。
ですから、「あなたのことを見ているよ、気持ちに気づいているよ」というメッセージを送ってあげることが大切だと思います。

お子さんが何か頑張ったり、手伝ってくれたりすることもあるのではないでしょうか。
それは、ダメなことに比べたら小さいことかもしれません。それでも、それを見つけ出して、ほめてあげることで、「お母さんは僕のことをちゃんと見ていてくれている」という安心感、信頼感が生まれてきます。そして褒められることは自信にもつながります。
一日ひとつでも良いですから、ほんの小さいことでもいいですから、必ず褒める、認めるということを心掛けてみてください。

それを試しに1週間続けてみてください。きっと、何か変わってくると思いますよ。

また、お子さんとの関係についてですが、悩み辞典ですから、うまくいかないことばかりを書かれたことと思います。
さて、その中でも、関係が上手くいっている瞬間というのが必ずあるのではないでしょうか。それはどんな時か思い出してみてください。
そして、それは何故上手くいったのか、どういう声掛けをしたから、どういう態度だったから良かったのかがわかれば、ちょっとしたみなせさんの工夫で、もっと関係が改善され、お子さんの気持ちが落ち着いて、きちんとした生活ができるようになるかもしれません。


ところで、私にも5年生になる息子がいます。1、２年生の時は、宿題は終わらせてから遊びに行くというルールを守っていましたが、３年生以降、何故かそのルールは破られ、夕食前であったり、夕食後遅くまでかかって宿題をすることもあります。朝早く起きてやることもあります。
もちろん、ちゃんとできる子もいるはずですが、こんなこともよくあることです。感情的にならないように注意することは大切ですが、あまりご自分を責めすぎないようにしてくださいね。

江上智子

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回答日時：2012年5月23日(水) 16:33 JST

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