「事実」と「自分の推測」とに区別を

メンタルコンサルタント 林岡 奈央（旧：竹林）

グレさん、はじめまして。
ハートサポーターShineの竹林と申します。

人にジーッと見られ続けていると落ち着かなくなり、その場から離れたくなりますよね。まして、自分で気にしているところがあるとなれば、責められているような感覚にさえ襲われることもあるでしょうから、「人の目線が怖い」となるのも当然のことです。何とかしたいですよね。
見られているのは自分でも、見ている人は沢山いることでしょう。その見ている人全員の意識を変えることは膨大な労力を費やすことになり、しかもうまくいくかもわかりません。ですから、ここで、グレさんは「どうしてジロジロ見るのかわかりません」としながらも、「見ないで欲しい」と相手を変えようとするのではなく、「気にしないで歩きたい」と、まず自分から変わることを考えているのはとても聡明で素晴らしい選択だと思います。
文章中からは、「自分に合った服を身につけたい」「人目を気にしないようになりたい」と、二つのなりたい自分があるように感じました。また、これらは密接に関わっているのであろうと推測します。根本的に解決するには、このあたりの想いをじっくり伺い、紐解いていければいいなぁと思いました。

詳細は投稿内容から得られませんでしたので、グレさんは違うかもしれませんが、一般的にありがちな認識として「自分の方をみているけど、自分をみている訳じゃなかった。」「コーディネートがヘタだから見られていると自分は思っているけど、相手に何で見ているか聞いた訳ではない。自分の推測でそう思いこんでいる。もしくは、過去の似たような経験から今回も同じだと自分で判断している。」ということが多くあります。グレさんの場合はいかがでしょう？まずは、「事実」と「自分の頭の中で意味づけしていること」を区別するように心がけてみてはいかがでしょうか？ただ、既に現在のように考えるのが癖になっているので区別する事が難しいかもしれません。それでも、何もしなければそのままですが、意識することで少しずつ変化する可能性はあります。
人には「行動-思考-感情」のつながりががあり、グレさんのようなケースの多くは、認知行動療法を用い「行動」と「思考」のつながり方を変化させる訓練をします。しかしながら「人目が怖い」という感情からのつながりはそのままの為、人によっては、電圧の違う配線をつないでしまったかのように精神的に負荷がかかる場合もあります。それをクリアにする為に当方では「セルフリペアレンティング」「再決断療法」を取り入れ、日々の生活で無理なく過ごせるようにサポートしております。つながりの癖を別の形に変化させる方法を取り入れる為、メールでのやり取りは既存の癖が有利に働いてしまうので、対面形式がお勧めです。東京23区内でしたら諸経費込み15000円程度、その他、交通費等ご負担頂ければ全国出張可能です。
人は誰でもちょっとした感情の捉え方、思考の癖を変化させることで自由に楽に生活できるようになって行きます。グレさんにもそんな日が早く訪れるよう願っております。

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回答日時：2012年7月 3日(火) 11:16 JST

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