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生活保護と脅迫について

ご相談者:30代/男性

今年3月頃に自殺サイトである精神障害者(20代半ば女・障害者)と出会い、その人の今までの障害者としての苦しい生い立ち等に共感し当分の間一緒に住まないかと提言して今年の5月中旬まで住んでいました。
その障害者は精神科の医師と共謀し、大げさな申告書を書かせて社会労務士を利用して障害年金400万円がもし手に入れば親元から離れて北海道(暑い時期になると精神的に辛くなる為)に引っ越したいという話でした。
しかし、400万円が手に入らなければ生活保護を前提に大阪か兵庫辺りで生活保護を前提に家を貸してくれるところを探すか、親を殺すと言っていました。
私は鬱病で2級を取得している精神障害者で生活保護で暮らしているのですが、その障害者は私の元気さや症状を見て私が不正受給をしていると決めつけ、パソコンを普段から多く使用していることをネット依存者だと言い、「不正受給者でネット依存の人間は大っ嫌い」と言って5月半ばで家を出て行きました。

その後メールが送られてきて、しばらくの間は生活状況の話や年金を受給出来るのはもうすぐだ等の報告等の内容だったのですが、それから1か月近く経った6月中旬から態度が変わり、「私にセクハラをしてきたことは許せない。生活保護の不正受給者等死んでしまえばいい、医者と役所に意見書を出して、お前が不正受給をしていてい、セクハラをしていることをバラしてやる」という内容のメールを再三に渡り送りつけてきました。
つい先日からは口座番号を載せて「慰謝料として10万円を振り込め 10万円払えば許してやらなくもないけどな!」と、金を払えと要求してきました。
私は同居している間、その障害者に同意を得た上で頬にキス、膝枕、口の中に指を入れる、ハグだけはしましたが、その他、胸やお尻、局部を触る等は一切していません。
家を出て行ってから3週間かそれくらいは全くそのことには触れていなかったのに、障害年金の400万円が手に入ってからは人が変わったようになりました。
金銭要求のメールは今までに3回来ています。
私は不正受給等しておらず、医者に大げさな診断書を書かせて大金をだまし取ったのはその障害者です。私はその人を許せません。
私はどうしたらいいのでしょうか? ご相談よろしくお願い致します。

30代/男性 | 日付:2012年7月 4日(水) 09:25 JST | 閲覧件数: 3,651

相手を憎むよりも、その行為を止めるよう警告してください

永井 隆一

永井でございます。

ご相談内容を拝読いたしました。

回答が遅れまして、誠に申し訳ございません。

いわれない事実に憤慨されるお気持ちはお察しいたします。

慰謝料請求は、あなたによる不法行為という民事上のものと、不正受給に伴う行政への告発への引き換えとするものでございます。

前者に関しては、相手方が立証責任を負います。
つまり、セクハラの事実を証明しなければいけません。
お二人で生活された事実はあったとしても、性的強要の事実の有無に関して、あなたが認めない限りは、事実はグレーゾーンのままになるということです。

また、刑事上の責任についても、あなたが監禁したような行為がなければこれも難しいかと存じます。

後者については、行政機関に実際に告発されれば、調査は行われることになるかと存じます。

ただし、医師に関しては調査権がないので、あくまであなたの通常の診断の中での聞き取り調査になるでしょう。
生活保護のケースワーカーも、あなたの就労不能状態であるかの判断は、見解に沿うものになると考えます。

告発した彼女は、調査によって判明する事実を告発しなければ、虚偽の告発を行ったことになります。

上記の告発をしないことを引き換えに金銭の要求をする行為は、恐喝行為であり、犯罪行為です。

メールのやり取りということで、何か「美人局」という犯罪行為のような気もします。

あなたは、これに対して毅然とした態度で拒否の意思表示を示してください。
一度応じると、何度も請求される可能性が高く、また、他にも同様の行為を繰り返すこともあるかと存じます。

生活保護受給世帯であれば、法律扶助制度の適用があり、法テラスで無料の相談も可能です。

あなたにも同情による行き過ぎた好意があったように伺えますが、この事実も合わせて、これまでの経緯をご相談ください。

彼女の犯罪行為に関する認識がどの程度期待できるか不明ですが、これは犯罪行為であること、道義上も卑劣な行為であることを認識させることも必要です。

あなたにとってもお辛い心境にあるかとはお察しいたします。

「罪を憎んで人を憎まず」とは達観した意見かもしれませんが、あなた自身のストレスを案じると、当該行為を止めさせるような立場で行動されてはいかがでしょうか。

具体的手続やご不明な点に関しましては、下記までご連絡賜りたく存じます。

行政書士 ナガイ事務所  永井 隆一
045-461-3240(FAX同)
080-5470-0283(携帯)
〒221-0045 横浜市神奈川区神奈川2-13-6 KSビル5F
r-010109@mars.dti.ne.jp
社会福祉士 精神保健福祉士 FP技能士 防災士 介護予防指導士
「成年後見・防火防災・介護・ビザ申請」
□ 東日本大震災の都内避難者のための福祉総合電話相談 相談員
□ 障害程度区分認定審査会 委員

回答日時:2012年7月 8日(日) 07:13 JST

ご回答ありがとうございました。

相手からは「私の住んでいる地域の役所に手紙を送った、あばよ不正受給者」という内容のメールが先週の金曜日に送られてきましたが、依然役所からこちらへの連絡等はまだありません。

役所が一個人の証拠も何もない内容の手紙を全面的に信じて動き出すことはないと思っていますが、今後数週間は不安です。しかしおっしゃられる通り私は毅然とした態度で立ち向かい、相手の恐喝行為などには屈しません。

詳しくご回答いただきありがとうございました。精神的に落ち着きました。

| 30代/男性 | コメント投稿日:2012-07-10 |

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