考えるのでなく、行動する癖をつけていきましょう。

佐古 康弘

守口様、ご相談ありがとうございます。
自己啓発本やNLP、認知行動療法など勉強をされているのですね。
でも、どうも手段と目的を取り違えているように思えてきてしまったのですね。

相談は、あくまでも問題を解決するための「手段」であって、相談することそのものが「目的」になっていたら、何時まで経っても解決に向けて前進できませんよね？
問題解決のために相談するのでしたら、おっしゃる通りだと思います。
ただ、相談するというのは問題解決だけが目的ではありません。
話を共感して欲しい、モチベーションを高めて欲しいなどの場合は、前進出来ると思います。
相談で得られるのは、安心やモチベーション、アドバイスです。
これらは問題解決に必要な要素ではありますが、直接的に問題解決に結びつくのは行動だけです。
それは、問題も行動からしか起きていないからです。
今までの勉強などが手段と目的を取り違えているのに気付いたのであれば、それは素晴らしい気付きです。
手段と目的を取り違えていたとしても、今後も修正して問題解決を目指すのであれば、どこかで勉強したことは活かせるはずです。
手段と目的を取り違えていたから無意味になって、自分の中に何もないなんて事はありませんので、安心してください。

自分の人生の目的を考えて、必要な学習や修練を積み重ねる時期だと思っているのでしたら、遅いなんて事はありません。
あなたは生きているのですから、何を行うにしても遅いという事はありません。
目的に歩みだすのが遅いという事は、それまでに身につけている事も多いという事です。
どんな人生の目的でも、今までの人生経験を応用し活かせるはずです。

手段を目的にしてしまっても、目的を達成すれば、手段をマスターしたという事。
マスターした手段を活かして、次の目的を見つけて挑むというのも1つの人生です。
目的というのは必ず達成されるもの！
そして、次の目的を作り、それに挑み続ける事を忘れなければ、問題にはなりません。

手段が目的化してしまう事に不安があるのなら、コーチを付ける事です。
コーチは目的を明確にさせて、目的までの道を導いてくれます。
考えるのでなく、行動する癖をつけていきましょう。

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回答日時：2012年8月15日(水) 18:36 JST

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