前職で希望の仕事ができないか交渉してみましょう

メンタルコンサルタント 林岡 奈央（旧：竹林）

ジュリママさん、初めまして。ハートサポーターShineの竹林と申します。

現場での仕事がしたいという自分の意向を伝えられないまま、不本意な在宅のケアマネへ異動され、負担が大きくなってしまったんですね。慣れない仕事にも関わらず、投げ出すことなくよく頑張って来られました。職場の意向には沿うように十分チャレンジされたのですから、ひとまず頑張ったことを讃えて自分をガマンから解放してあげましょうね。
自分自身がやりたいことをあまり我慢しすぎると、今回のような苦しい状況に陥ることは良くあることです。
ジュリママさんは「現場の仕事」「収入」「自分の精神状態」がキーワードになっていると思うのですが、
この3点のバランスを考慮しながら今後を考えて行くことをお勧めします。
自分が大事にしたいことはいろいろあるでしょう。あれも、これも自分の思うように…とはなかなか事が運ばないこともありますが、譲れないものを知っておくと迷った時に道しるべの役割をはたしてくれます。

他に就職したからといって、ジュリママさんが大切にしたい要件を全て満たしているとは限りませんから
退職をする前に、前職で無理なく働くことができないかどうか検討してみることも必要でしょう。
例えば、上司に現状の不安定さを伝え「今のままケアマネを続けるのは困難だが、現場なら復帰できる」「現場での復帰なら喜んで応じる」旨の交渉をすることもできるかもしれませんし、在宅の家族や本人の話を聞いても自分をコントロールできるようにするなら、自分がカウンセリングを受けたり、カウンセリングの勉強をするという選択肢もあるかもしれません。
今のままではダメだけど、八方塞ではないということを念頭に思案してみてください。
「交渉は気が引ける」と思われるかもしれませんが、在宅はやってみてダメだった訳ですから、わがままではなく現実です。上司も理解を示してくれる可能性はあります。もし、それでも「ケアマネをやってくれ」というのであれば、「自分の精神が持たない」と退職すればいいでしょう。
退職するか否かよりも、自分がのびのび仕事が出来るか否かを基準に転職を考えると良いと思います。
「収入」が大事でも現状維持で勤務は自分を滅ぼしますので、そこは肝に銘じておいてくださいね。

1週間なら1週間と期限を切って、どこで働くのが自分が笑顔でいられるのかゆっくり考えてみてはいかがでしょうか？大きく深呼吸をして、お気に入りの曲を聞きながら、楽しく仕事をしている自分を思い浮かべましょう。すると自然とどうすればいいか見えて来ることがあります。ジュリママさんが笑顔でいることが利用者の笑顔につながると私は思います。ですから、5年後、10年後も自分が笑顔でいられる職場が自分のいるべき場所なのでしょう。
あなたの決断に間違いはありません。一歩踏み出したその先の扉を開けると、ジュリママさんを待ちわびる利用者さんの姿が見えます。ゆったりとした気持ちで進んでみてください。きっと最良の決断を下せると思いますよ。

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回答日時：2012年9月 2日(日) 19:38 JST

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