拘らないといけない点はもっと別。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

少し、引っかかります。risarisaさんが拘る点と、カウンセラーの長年の勘が心配させる点とにやや誤差を感じます。
私は夫婦の亀裂が悪化していくケースを、結果からみて原因が分かる事を経験してきました。
相談者が些細な事と考えている事が実は亀裂の大きな原因である事も知っています。
私がここでご説明することは、残念ながらメールですので、根拠を示せません。しかし理論的には整合性がありますので、信じて貰うしかないという事を、前置きして始めたいと思います。

＜うち女性①とは、実際に食事に二回行って、腕を組んで歩いていた。食事する店を探す際に、ホテルも検索して探していた。＞

さてご主人が腕を組んで女性といたという事はどなたかご覧になったのでしょうか？
もっと言えば探偵などを雇うという事がありますが、ホテルの事が検索という表現があるので
尾行したという事ではなさそうですね、腕を組んで歩いたという事はメールか何かに書かれてあったという事でしょうか？それともご主人が親しさの度合いを表現なさるのに、腕を組んだ程度のスキンシップと言われたのでしょうか？

つまりすべてがご主人の自供？だとすれば、すべてを信じる事が出来ません。
ホテルもまったく行く気のない人が検索はしないのです。
ただ、ホテルに行ったところまではばれていなければ、行かなかったという事にするでしょう。
しかし、ホテルには行くつもりだから、検索をするのです。残念ながら行ったという根拠を示す事は、今ここでは出来ませんが、行かなかったとするより、行ったと考える方が整合性はあります。
さあ、では何故、ホテルに行かなかったというのでしょうか？
それはご主人は自分の為でもあり、実はホテルに行かなかったというのはrisarisaさんの為でもあるのです。ご主人はrisarisaさんの精神安定の為に、そう言っていると考えられます。
そしてrisarisaさん自身の願いであり、希望的観測だからです。

もちろん、世の中の男女が必ず肉体関係を伴う付き合いだとは申しません。
中には趣味を通じた付き合いや、精神的な付き合いつまりプラトニックな付き合いである場合もあります。
risarisaさんがそう思いたい事は理解できますが、そういう付き合いの人はホテルは検索しないのです。
ではそういう事をご主人に問えば、今度は、「未遂に終わりそんなところには行っていない」と否定されるに決まっていますが、これは本当に行っていないという事ではなく、risarisaさんが、行っててほしくないという懇願にも似た目でご主人に問うと、正直に言わないことが優しさだと感じ、ご主人に嘘を付かせてしまうのです。
だからと言って、ご主人が優しいと言っているのではないのです。
私がここで何を書いても、恐らくrisarisaさんはご主人に問いたくなると思うのです。
どんなことでも、答えて欲しくってと思っているのは、話し合いで距離を縮めたいという気持ちの表れですから、ご主人はそれを敏感に感じ取りrisarisaさん期待に副うような答えを言うので、いつまで経っても真実は解明できません。

さあ、ではちょっと角度を変えて考えて、ちょっと疑問があるので質問させて下さい。

そもそもその同僚の女性はrisarisaさんとご主人の結婚を同じ会社でありながら、知らなかったのでしょうか？当然大きな会社なら部署が違えば、他部署の結婚は知らないかもしれません。
しかし、その女性も自分の好きになった人の、近況くらいは会社内部から、漏れ聞こえてこないのでしょうか？
その答えは私なりに考えてみました。社内恋愛をしていたら、たいてい周りの人たちに、そこはかとなく知られるものです。
その、人伝いのうわさすらも耳に入らないという事は、ご主人がかなり二人との交際を
隠していたという事になりませんか？つまり、それまでもその同僚の女性と付き合っていたら、
risarisaさんも風の噂で分かったはずです。
それでも同時進行していたとしたら、ご主人が女性との交際は意図的に社内にはばれないようにしていたという事は言えませんか？それと同時にrisarisaさんの交際もかなりギリギリまで
社内には隠していたという事はありませんか？
私が不思議に思うのは、この社内恋愛をrisarisaさんの事もその女性の事も、会社ではあまり
知られていなかったという点に、何か不思議な感じがします。risarisaさんは結婚を機に会社を辞めたとありますが、普通でいけばそこで寿退社のニュースが流れるはずです。
これが何か当事者である女性二人が知らなかったという事が、何か違和感を感じます。

そして次に気になる事は、ご主人の借金です。
これが何で借金をしたかが、問題なのです。
人は誰も借金が見つかると、まるで癌を見つけたように、取り除くことに目が行きます。
何か、利息をとてつもなく高利だと捉え、借金が邪悪のように、とにかく完済しようと
焦ります。気持ちは分かりますが、大事な事は借金をすた理由です。
ここをきちんと聞きましたか？
もちろん、これを聞いたとしても、ご主人は本当の事をすべて言うとは思えないのですが
とりあえず、色々回らなくなって・・・という事を言うと思います。
また、ご主人は初婚でしょうか？もしかして再婚だったとしたら、以前の結婚の後始末とか、
子供への養育費だとか、いう事もあるでしょう。
もしかして、初婚さんなら、ギャンブルとか、交通事故の示談金とか、車の修理費などと
いうかもしれません。
でも、それなら別に隠さなくてもいいのに・・・と考えたら、これらの事も正直に言っているとは限りません。
しかし、大事な事は、本当に何で借金をしたのかという事が分からない限り、またその根底になる問題を解決しなければ、また同じことを繰り返します。

だから借金が見つかったと言って、あわててrisarisaさんが弁済しなくてよかったのです。
根本治療が出来ないのに、応急処置だけをしても病気が快復しないのと同じのように
借金が罪悪なのではなく、借金をしたご主人の姿勢が問われる部分がありませんか？

自営業者のように、事業をするのに借金をしたというなら分からなくもありません。
しかし、サラリーマンのご主人が借金をしていたとなると、余程不幸な家庭環境などでない
限り、たいていは、過ぎた遊びのせいです。
これが女性遊びなのか、ギャンブルなのか、遊興費なのか分かりません。
でも、サラリーマンという決まった給料の中で生活出来ない枠の中で我慢できない人だという事が言えます。

この原因を本当に防ぐことをせずに、借金だけを恐れて完済しても、それは優良完済者という
ポジションをワンランク上げただけで、もっと借金の枠が広げられた事になります。

そういう事で借金の中身と今後の防止、これができてこそ、完済が出来て良かったね、と言えます。
そしてもう一つ心配なのは、この時点で謝金をしている人が、結婚費用を貯めていてくれるでしょうか？もうしばらくしたら結婚式だという事ですが、この費用はもうすでに支払い済ですか？これもなんやかんやいいながら　risarisaさんが結婚式を望んだからrisarisaさんの負担が多くてもいいのだと、最初から決まっていたとしたら、この結婚はかなり、risarisaさんに甘えた形で結婚がスタートすることになります。
借金もさっと返せたrisarisaさんの甲斐性をみると、この結婚はかなりrisarisaさんにご主人が依存した関係性ではありませんか？
別に夫婦になるのだから、どちらがお金の負担をしてもいいというのも考え方ですが、そうなると結婚生活がスタートした後も、何かとrisarisaさんがリードする形になり、生活費の負担に対してご主人の責任感が薄れてくる可能性があります。

この責任感と言うのがかなり結婚生活の重要な要素になります。
正直言って、結婚は人生の中で一番幸せな時です。
そして新婚時代位、愛情に満ち溢れた時間はありません。
その一番幸せな時にrisarisaさんを裏切れるご主人ってどういう人なのでしょうか。

今、その同僚との付き合いが、今後も続いていくか、risarisaさんとの結婚生活にどのような
影響を及ぼすかは、ご主人が実際、何を考えているの？ということ知らないと大変な結婚生活になると思います。
二度と借金を作らせないと言いたいところですが、借金の根源をしならいと、防止のしようもありません。
これでは前途多難な事は明白です。
もう少し、ご主人の心の中を覗いて見る必要があると思いますが、その為には
もう少し詳しいお話をお聞かせいただく必要があります。

そういう事で、出来ましたら非公開の相談に切り替えてもう一度、連絡を下さい。
結婚生活をバラ色にするのも灰色にするのもrisarisaさん次第です。

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回答日時：2012年9月 4日(火) 23:56 JST

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