自分の考え方の癖を知りましょう。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

ヒロコさん、お悩みの様子、よく分かりました。　
私へのご相談の内容だけをお読みすると、ご主人のご家族はなんてひどい人なんだと思ってしましがちですが　ここ数週間のヒロコさんが他の先生にご相談をされた内容も読んでみて、広い観点から考えてみる事にしました。

例えば　数週間前に下記にありますように【過干渉】というテーマで他の先生への相談をされていますよね。
https://www.nayamijiten.com/faq/index.php/20121029045421528
これをお読みすると　今回私に相談された内容と　逆の事が書かれてあります。
ご自身のお母さんに対する不満です。
これはこれだけでも　え～～っ？というお母様だなあと感じます。
ヒロコさんが結婚前から自身のお母様との確執があり、ご主人との結婚はヒロコさんのお母様には内緒で決められた経緯がありますね。
その結果　ご主人にすれば、ヒロコさんをヒロコさんのお母様から救い出したという結婚劇であったと推測されます。

普通、結婚と言う物は　カップルが結婚を決め　それをお互いの親に紹介をし、親の許可を取って結婚します。昔は夫側からは花嫁側に　結納という金品で結婚の挨拶儀式をしましたが、最近はこの結納という物を省く傾向がありますが　それをどうしようかという事が両家の交流の役目を果たします。実際、結納をするかどうかという事はともかくとし、それが両家の付き合いの始まりになります。そしてそれをお膳立てするのは　結婚する当人なのですが　この仲立ちをお二人はされたのでしょうか？
それは夫婦二人が決めた結婚ですから、色んな結婚の形があってよいと思います。
しかし、そもそも論を言えば、結婚前からヒロコさんよりお母様の過干渉と異常な環境から脱却させてあげたいと言うのがご主人の男気であったとしたら、ご主人はヒロコさんをそこから救い出すことが
この結婚の形だとしたら？恐らく普通の結婚のように　ご主人の親御さんが、ヒロコさんの親御さんに頭を下げて嫁に下さいという儀式っぽい事を　する必要がないと考えていたのではないでしょうか？
それは、ご主人の親御さんが失礼なのではなく、もしそういう挨拶が必要であれば　それはヒロコさんたち夫婦が　取り持たなくてはいけなかったのに、それをしなかったのはヒロコさん、ご夫婦だと思うのです。
結婚前からヒロコさんのお母様の異常な過干渉の不満を聞いていたら　ご主人もそのお母様には　むしろ自分のお嫁さんを苛めていたような感覚を持ってしまいますから　頭を下げて挨拶をするという事より、出来れば縁を切らしてあげたいというような考えを持っても不思議ではありません。

ここで私にご相談して下さった事だけをお読みすると、ご主人のご家族は　なんて常識のない人だろうと思えてしまいますが　以前の相談内容を拝見すると、この同じ内容がご主人が聞いていて、ご主人の妹さんも聞いているとしたら、結婚自身を回避した方がいいのではないかという忠告をしたとしてもおかしくありません。
つまり義理の妹さんは　この結婚の形に不安を感じた事への　堕胎の言葉であったのでは？と思えてしまうのです。

ここで書かれてある事は　こうした問題の中身を書かずして　夫婦喧嘩げんかになった時の最終的な言葉ではないかと思うのです。
つまり　この色んな発言の元になる別の言葉があって、それを書いていないので　義妹さんの言葉が異常に感じますが、もしその妹さんの堕胎の勧めの言葉の前に　「子供が出来たからと言って、生んだとしても色んな問題が山積みで大丈夫？」　という言葉があったとしたら　義妹さんの言葉も変ではありません。
ご主人が自分のご家族ばかりの肩を持つのは　世間一般からすると　酷い話だと思いがちですが
そもそも、結婚前からヒロコさんより母親の悪い話ばかりを聞いていたとしたら、「それなら自分の家族と、仲よくしていけばいいよ」という事になると思うのです。
要はヒロコさんが　自分の家からの脱出が目的であったような結婚で、その母親から逃げてきたような結婚なのに　結婚したら今度はヒロコさんが　その母親に挨拶がない、なんて思っているとしたらご主人にすれば「え～っ？そんな必要があるの？」って感じだと思います。

そして結婚を果たした後、ヒロコさんが　今度はご主人の家族に不満を持ち出した、という事が今回のご相談の経緯だとしたら　ご主人にすれば　変わってしまったのはヒロコさんの方だと感じると思います。そんな後、お互いが揉めた後の言葉だけを　あげつらうとそれは　もう売り言葉に買い言葉で　非常識な事も口走ってしまうでしょう。ご主人の生命保険に対する発言や　嫁にもらった発言なども　その前に必ず何かやり取りがあったはずですし、その事にこそ本当の真意がある訳で　それが理解できず、喧嘩になった場合の言葉をだけをとっても、それは揚げ足取りなだけで　本当の意味とは程遠い物になります。

ここで　これまでの経緯を考えてみると　私はヒロコさん自身に、人とうまくやれない部分が影響していると思えるのです。
結婚するまでは　お母様との軋轢を感じてられ、そこからの脱出がヒロコさんの希望でもあったと思います。
しかし　今ヒロコさんは婚家のご家族の在り方や金銭的な事に不満を持ってらっしゃる。
そして義母やご主人の妹さんの言葉にも不満を持ってらっしゃる。
その結果、ご主人が自分の家族ばかりの肩を持つことにヒロコさんは不満を持ってらっしゃる。
その上で　もっと話を遡り　結婚後6年も経つのに、まだご自身の母親に挨拶が無かった婚家の姿勢に不満を持ってらっしゃる。

これでは　ご主人にすれば　ヒロコさんに対して「自分の母親から脱却したいと言っていたのはヒロコさんなのに、その母親に挨拶が必要か？むしろ実家と決別したいというくらいのヒロコさんの希望を叶えたつもりなのに、どっちやねん」と言うのが本音でご主人は振り回されている感すらあると思います。

ここで私が何を言いたいかと言いますと、ご主人側のご家族の非常識な発言をヒロコさんに不服を持ってらっしゃいますが、色んな人とうまく人間関係が持てないのは、実はヒロコさん、あなたの方ではないかと思うのです。
ご主人のご家族の経済状態は、別の角度から見ると　みんなが助け合ってある意味、温かい家族かもしれません。その家族に仲間入りさせようとご主人はひと肌脱いでいるつもりかもしれませんが
その言葉を悪いうようにばかり、解釈すると　そりゃご主人だって　自分の家族の肩を持つでしょう。
その時の言葉をあげつらっても、それは余計にこじれて行くでしょう。
ご主人や　そのご家族の言葉の上げ足ばかりを取るのはやめましょう。

行きすぎかもしれませんが　思春期の娘を持つ母親は彼氏でもいる時は　妊娠の心配をし、トイレのサニタリーボックスを覗くのはよくある事です、そうして毎月娘に順調に生理があるかどうかを確認しているのです。　
もしかしたら　ヒロコさんのお母様も　ヒロコさんの大人になりきれない部分を感じて　二人目の子供が出来る事に不安を持ったとしたら　そういう事に繋がるセックスや　ご主人と二人でお風呂に入る事を懸念するでしょう。ここをお母様の行き過ぎた過干渉という風に捉えてしまうのも　少し考えが狭すぎるというか、お母様のお気持ちは違う所にあるかもしれないという風に考えられませんか？
私は　ご主人が単身赴任とは言え、福島県に居て　ヒロコさんは滋賀県に居る事が　純粋な単身赴任か、どうか　ちょっと疑問に感じています。
ここに　今回の問題の核になる物があるように思えてなりません。
ヒロコさん、言葉尻を捉えるばかりをせず、言葉の語彙を理解するトレーニングをしてみてください。
私は　物の考えようによっては　別の答えが見えて来ると思います。
見ようによってはヒロコさんのお母様も　ご主人のご家族も　そしてご主人もみんなヒロコさんを心配されている温かい家族に思えますよ。

このプロに有料相談

回答日時：2012年11月21日(水) 09:16 JST

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。

夫婦問題カウンセラー

村越 真里子相談件数：1338件

プロフィールこれまでの回答

このプロにすぐ相談 このプロに有料相談