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文字の右上がりの癖と、筆を回してしまう癖を治したいです。

ご相談者:30代/女性

村上 龍生先生、初めまして。

書道を習い始めて2年経ちます。
文字を右上がりで書いてしまう癖と、先生いわく,「筆を回して書いて締まっているからうまく行かない。」という癖を直したいです。
加えて、「臨書は、とにかく線がまっすぐだ。」と指導されているのですが、間違いないでしょうか?
私から手本を見ると、線がまっすぐではなく,丸みを帯びているように見えるのですが・・・。
「筆をギュッと持つ癖があるから小筆もうまく行かない。」とも指導されているのですが、なかなか癖が治りません。
上記のような癖を直すために、どんな方法があるかを教えて戴きたいです。
ご回答のほど、よろしくお願い致します。

30代/女性 | 日付:2012年12月 9日(日) 14:39 JST | 閲覧件数: 3,710

右上がりは元気な証拠!

村上 邦夫

こんにちは。村上と申します。

書道で、文字が右上がりになってしまうとのことですが、通常少し右上がりに書く方が自然です。「一」を書いた時、左端より右端が少し上がります。その方が、文字が活き活きとするからです。右下がりの文字は、なんとなく元気がないように見えて好まれません。つまり右上がりは元気な証拠なのです。特に若い方はこの傾向が強いですね。当然といえます。ただし、限度はあります。極端な右上がりは文字に落ち着きがなくなります。右手で文字を書くとき、肘を支点に弧を描くように「一」を書くので、その運動に従った線が、適切な右上がり度です。そのことを意識して練習してみてください。自然な角度が身につきます。

臨書はすべて直線ではありません。指導上の表現として「線がまっすぐだ」とおっしゃっているのではないでしょうか。よい文字にはピンとした「張り」があります。そのことを表現したかったのではないでしょうか。臨書の法帖には行書も草書もありますので、事実上はすべて直線ではありません。

小筆の限らず、筆を強く持ちすぎるとスムーズな動きができません。いわゆる「力みかえってしまう」わけです。小筆なら、伸ばした人差し指に添うようにして持つと、余分な力が入らずに持つことが出来ます。人差し指がくの字に曲がっていると、そこに力が入ってしまいます。ポイントは人差し指です。

以上となりますが、急な修正は無理がありますので、少しずつ直すようにしてください。少しずつ体になじませるようにして、気がついたら直っていたというのがベストです。

回答日時:2012年12月10日(月) 10:45 JST

大変ご丁寧にお返事を戴き、誠にありがとうございました。
これからも書道を楽しみたいと思います。

| 30代/女性 | コメント投稿日:2012-12-10 |

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村上 邦夫相談件数:8件
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