彼も準備不足なのではないでしょうか

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

モモこっこさん　体調もすぐれないという事ですが　つわりは如何ですか？
私の息子くらいの年齢のモモこっこさん、私がおばあちゃんだったら、何とか私も一緒になって育ててあげるから頑張って生みなさい、と言うでしょう。
でもモモこっこさんは家族も含め　そのベビーのパパになるべく男性が　無責任な状態では前途多難です。
もちろん、世の中には必ずしも　パパママに囲まれて生まれてくるベビーばかりではありません。
シングルママに育てられ　健やかに育っている子供も沢山いる事も事実です。
しかし　そのようなケースの場合は　まずママが健康でないといけませんし　何としても自分一人でも育てるんだという覚悟でシングルママの道を選んでいます。

このご相談ではあまり細かい事は書かれてありませんから　彼氏と結婚するか、どうかも分からないという想定で回答させて頂きますが　モモこっこさんと彼とこの先結婚の約束はされていますか？
もし結婚に至らないという可能性があるなら、子供はモモこっこさんがシングルママになる心づもりをしておく必要があります。

私は授かってしまった子供を堕胎しなさいとは　言いたくないです。
でも　シングルママになる事への自信がないなら　子供を産んでも子育てが出来るだろうか？と
思っているのです。

もちろん　避妊をしなかったか、避妊に失敗したか、解りませんが彼氏が一番無責任だと思います
だから、モモこっこさんばかりが責められるものではありませんが　万一子供を産むとなれば、今後の責任はモモこっこさん一人の肩にかかってくるので、過ぎた事よりも　今後、この先を考えて行かないといけません。
現段階でその彼氏はお子様を生むことに賛成していないとなると、生んだ後、その子の養育費を
支払ってくれるような責任の取り方はしないと思うのです。
そうなると　義務を巡ってその彼氏と、調停をお越し養育費を請求しなければならなくなります。
そこでも　モモこっこさんが反対を押し切って生んだとか、勝手に生んだとか、逃げ口上をいうのではないでしょうか？
それどころか　子供の父親として認知をしてくれるかどうかも疑問です。

モモこっこさんがもし、お子様を生むことでこの彼氏と結婚のきっかけになるかもしれないと思っていると
とんだ計算違いが起きるかもしれません。
モモこっこさんが彼との結婚を望んでいて、生んでみると彼が結婚をしてくれるかも？と期待しているなら、それは危険な賭けです。
子供はそういうことの駆け引きに使うのはあまり賛成しません。
最初からシングルママになる事を望む方は稀だと思うのです。　
申し訳ないのですが訳あってシングルママの道を選ばれた方が殆どだと思います。
やはり子供の立場から見るとパパとママと両方が揃ってくれているのが普通の家庭ではないでしょうか？子供だって　パパとママに望まれて生まれたいはずです。

そういう意味において、わざわざ母子家庭になる道を選ぶ事はないと思います。
子育ては大変です。パパとママが力を合わせてこそ、乗り越えられる事が多い中で最初から
苦難の道を選ぶ事はないと思います。

せっかく授かった命を絶つ事は本当に苦しいと思います。
しかし　そのベビーのパパがそんな様子では家族３人という普通の形は最初からあきらめないといけない中で、モモこっこさん一人で育てる自信が無いのでは　子供さんも不安因子を抱えます。

モモこっこさんも苦労が絶えず、ベビーも・・・・・となると　今無理をして生む事が果たしていいかどうかです。
出産一つとっても　一大事業。
出来れば　パパになる彼に手を握られて生みたいと思うくらい　出産も不安です。
また、生まれてきたベビーの顔をパパママが覗き込んで誕生の喜びを噛みしめるものです。
最初からパパが喜んでくれていなんて、ある種、可愛そう。

出来れば　誰もに望まれて赤ちゃんは生まれて来たいもの。
また　ママになるモモこっこさんも　色んな不安無く、目いっぱいベビーの誕生だけを望んであげる準備万端の環境が欲しい物です。

まだ、若いので　またのチャンスがあると思います。
おじいちゃん、おばあちゃん、パパママ、すべての人に心待ちにされる出産をしてあげる方がベビーにとって幸せです。
今回の事で学習をし、幸せな形で　家族を作り、その上で待望のベビーを生んであげる事がママの役目だと思います。赤ちゃんは皆に望まれて生まれてくるべきです。

そんな家庭を準備した上で　生まれてくる赤ちゃんは幸せです。
家族は全員で赤ちゃんの誕生を待ち望んであげる環境を準備したいものです。

人生は何があるか、解りません。一生懸命準備をしても　不足な事はあります。
自分では計画通りに進めている事でも予想外の事が起きます。
そういう部分では　最初から不安材料が多い道をわざわざ選ぶ事はない。
いえ、そういう茨の道を選ぶほど　心身共にモモこっこさんが準備不足ではありませんか？
赤ちゃんを産みたいと言うのは女性なら当たり前。
エゴなんかじゃありません。しかし　それをエゴと言ってしまう彼も実はパパになる準備不足の人なのかもしれません。
産むことも勇気。
悲しい決意かもしれませんが産まない事も勇気です。
　どうしても生みたい時は　もう一度パパになる彼と話し合って下さい。
その上で話し合いが決裂したら　法律家に相談し　何か取り決めをして文書で約束事を交わした方がいいかと思います。

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回答日時：2012年12月11日(火) 10:07 JST

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