相談&回答 |
約6分で読めます。
※相談&回答を読んだ時の目安時間 |
回答プロ:心理カウンセラー・心理支援士 平間 正子
ご相談者:10代/女性
私は昔から辛いことが沢山ありました
親からは暴力を受けてもいましたし
いじめも体験してきました…………
今ではもう親の暴力はなくなりましたが…言葉の暴力がすごいです
私の被害妄想かもしれないわたしがそう思い込んでるだけかも
しれないと悩んできました…………
私は精神的に疲れている部分があります
昔を思い出して学校に行きたくないという心に負け
何度も休んでいます………ですが
親が言うのです【休む癖がつきすぎ】【そうやって休んでたら信用をなくす】
【人間のくずだ】【そんなこいらん】と…………
私はその言葉を何度聞いてきたことか…なれているはずなのに
涙が止まらない…涙を流して泣いているはずなのに声がでない…………
叫びたいのに叫べない…………
私は家族や友達に相談することができません
上手く伝えられないのもそうですが いつも流されてしまう
【思い込みすぎだ】【ひがいもうそうだ】と…………だから
ここに相談してみました………
私の腕にもう傷があるので遅いかも知れませんが…………
私はもう人に助けてと叫ぶのをやめてしまいました
もがいて光を探すのに疲れてしまいました…………
でも私には将来の夢があるんです……だから諦めたくない
だから…………もう一度ここで叫びます…………
10代/女性 | 日付:2013年1月29日(火) 23:55 JST | 閲覧件数: 1,819
Mさん、ご相談ありがとうございます。敬愛カウンセラー学院 平間です。
まず最初に、ここに叫んでくれたことに私からありがとうと伝えたいです。
昔から辛いことが沢山あったのに、頑張って生きてきてくれてありがとう。
Mさんの言うように、親からの暴力も言葉の暴力も、他人が見たら「被害妄想」「思い込み」と言われるかもしれません。
でも自分が嫌だと感じたら、それは「暴力」なのだと私は思います。
いじめも、他人にとってそんなつもりはなくても、本人が嫌だと感じたら同様です。
小さい子どもにとって、親は絶対的に信頼する存在であり、頼らなければ生きてはいけない相手です。
何も知らない子どもは、親から社会の仕組みやいろいろな方法、価値観なども学んでいきます。
その「基地」的な存在である親から暴力を受けると、そのことで子どもは自分に対する「価値」のようなものをも感じ取ります。
暴力はどんな場合でも良い解決にはつながらず、正当化される理由はありません。
それなのに、自分の価値を低く見積もるようになった子どもは、暴力をふるう親が悪いのではなく、自分が悪いから暴力を振るわれるのだと思いがちです。
本来、人間はだれも等しく価値があります。
何ができようが、出来まいが、この世に存在するだけでOKな存在です。
それなのに、自分の価値を正当に感じられないことから生きている意味を見いだすことが出来ず、不安でたまらない。。。
生きていることを感じるためにリストカットをしてしまう。。。
そんな相談者さんが私たちのカウンセリングルームにも来られます。
Mさんはいま大人への道を歩んでいる途中ですね。
でも、もう物心とも全面的に親に依存しなければ生きていけないという年齢でもないですよね。
かつては、親のする事や考え方は絶対と思っていた時期もあるかもしれませんが、今はもっと広い視野を持てるようになり「親といえども間違うこともあるし絶対的な存在ではない」と冷静に判断できる力も育ってきている時期だと思います。
その力を使って、これからは親から受け取った自分自身に対する価値観を変えていく必要があると思います。
そのための一歩として、今の状況を周りの大人に知ってもらい、知恵や力を借りる必要があると思うのですが、出来そうですか?
「今ではもう親の暴力はなくなりましたが…言葉の暴力がすごいです」との事ですが、Mさんの状況を学校の担任の先生は知っていますか?
言葉の暴力も暴力です。
「家族や友達に相談することができません」とのことですが、一人で悩んでいてもなかなか解決には結びつきません。
悩んでも悩んでも、解決の道が見えないことからリストカットにつながることもあると思います。
学校の先生が難しければ、市の保健福祉センターに連絡してみてください。
とは言え、もしかすると、誰かに知られると今の生活が変わってしまうかもしれない、と不安に思うかもしれません。
それならば、まずは自分の抱え込んだ気持ちを吐き出すことから始めませんか?
この悩み辞典で話してくれた事もとても大きな第一歩です。
他にも、Mさんの近くで、Mさんの思いを聞いて受け止めてくれる相手は必ずいます。
市の保健福祉センター等に問い合わせれば、カウンセリングを受けることが出来たり、「自助グループ」など同じ悩みを抱えた人の集まりも紹介してもらえるかもしれません。
安心できる場所で自分の思いや感情を吐き出すことで、とても楽になれますし、次の一歩をどう踏み出すかのヒントも得ることが出来ると思います。
その一歩がMさんの持っている将来の夢の方へつながる事を願っていますし、Mさんには絶対に夢を叶えて欲しいと切に思います。
先ほど、カウンセリングルームの事を話しましたが、私たちの「再決断療法」は、主に子どもの時に自分でした「決断」を変えるカウンセリングで「短期問題解決型」と呼ばれるものです。
子どもの時の決断は、持ち続けていることで自分を苦しめてしまうこともあります。
Mさんが実際にどのような決断を持っているかどうかは、詳しくお話を聞いてみないと分かりませんので、ここでは例えばのお話をしてみますね。
例えば、先ほどお話ししたように、親からの扱いを通じて自分の価値を認めることが出来ないとすれば、「自分には価値がない」という決断を持ち続け、漫然と不安な気持ちになったり、自分の意見を持てず他人に合わせてしまうという事も起きてきます。
もちろん、決断すべてが悪いものという訳ではないのですが、自分にとって支障となってきた古い決断を新しい、今の自分にあった形に変えるお手伝いをするのが「再決断療法」です。
「自分には価値がない」を「親が何をしようが何を言おうが自分の価値を認める」という決断に変えることで、過去に縛られず、今を自分らしく楽しむことが出来るようになると思います。
Mさんが大人になった時、自分の生き方を変えるカウンセリングがある事をどうか思い出してもらいたいと思います。
Mさんの将来の夢は何なのでしょう?
何か不安になったり、気持ちが揺れるような時には、そのことばかり、そのことだけを考えるというのはどうでしょうか?
その夢を叶えること、その為に今の自分に出来ることはないか、を考えてみましょう。
そうすると楽しい気持ちになれそうですね。
沢山あった辛い事をすっきりさせる為に自分の思いを安心できる相手に吐き出す、
そしてこれからの夢という楽しい事を考える、この2つが私からの提案です。
そして大人になったら、再決断療法がある事を思い出してくださいね。
回答日時:2013年1月31日(木) 14:26 JST
・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。
こちらのプロも相談受付中です。
悩み辞典は、安心して登録・相談できます。
※ 当サイトは、ご記入いただいた個人情報を、お問い合わせに対するご連絡以外の目的では使用いたしません。
※ ご記入いただいた個人情報は、当サイトで保有し、第三者に提供することはありません。
※ 当サイトの個人情報の取扱方針につきましては、プライバシーポリシーをご確認ください。
※ 財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)より個人情報の適切な取扱いを実施している企業であることを 認定する「プライバシーマーク」(Pマーク)を取得しています。
※ ベリサイン社のデジタル認証IDと暗号化(128bit)によって保護され、安全にお申込み頂けます。
ご相談のお礼のコメントがドシドシ届いています。
悩み辞典で笑顔のきっかけを見つけて下さい。
ありがとうございました。
少し心が楽になった気がします…
私は自分で悩む癖や小さい頃からのそう言った
我慢、そして相談する怖さに負けていたのかもしれません
苦しいと思い相談して
その相談の回答を読ませていただき本当に
あ、頑張らなきゃと心が前へ向いた気がします
私の将来の夢は、矛盾しているかも
しれなませんが声優になりたいのです
感情表現が上手くできない私には声で伝えることができる
その人、その人物になって
その人の心や思いをすべて言葉で声で表現したいと…………
それにむかい私はまた己の道を一歩一歩
進みたいと思います
ありがとうございました
| 10代/女性 | コメント投稿日:2013-01-31 |