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このまま離婚は時期尚早でしょうか

ご相談者:30代/女性

初めて相談させて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。

互いに30代前半、約2年の交際(内1年遠距離)を経て結婚し、まだ5ヶ月目です。
主人は外国籍で、現在彼の母国に在住しています。
知り合う以前から、私はこの国で仕事をしておりましたが現在は無職です。

結婚の話しが出始めた頃、丁度この国に対して疲れを感じており、
ガス抜きの為と結婚を冷静に判断する為、一度日本に戻りました。

しかし、家族と離れる寂しさと、
付き合い当初から迷いもあったため、本当にこの人で良いのかという心の揺らぎ、
更に、異国の地での結婚生活への不安等から極度のマリッジブルーに陥りました。

それでも主人はずっと待っていてくれ、優しさと愛情の深さと押しに負け、
また家族の応援もあり、
結婚はしてみなければ分らない、と飛び込む形で結婚しました。

しかし、神経質で考えすぎる私は、
在住経験が長くなろうとも、日本との違いにイライラしてしまい、
日々の生活で塵が山になるようにストレスが溜まり、結婚直後から主人に当たるようになりました。

結婚前は、気に障る事でも、所詮他人の国だと割り切れていたものも、
この国で生まれ育った人と結婚した以上、肯定しなければならない場面もあり、
この地で唯一の身内である主人に対し、暴言を吐き、時に暴力を振るようになりました。

主人はそれでも我慢し、私を理解しようと黙って耐えてくれました。
真面目に仕事をし、裕福とは言えなくとも不自由の無い暮らしをさせてくれています。
しかし、私は益々精神的に追い込まれ、毎日泣く日が続きました。

時を同じくして、私に乳癌が見つかりました。
もう頭が真っ白になりました。
しかし、迷い無く日本での治療を選び帰国を決めた私は、
癌に侵された恐怖よりも、治療の為に日本に帰れる事が何よりも嬉しかったのです。

幸い早期発見だった為、治療はひと段落することができ、先日この国に戻ってきました。
しかし、日本を発つ前は再度心が大きく揺れ、大変苦しく、このままもう戻りたくない気持ちでした。
心と体は「行きたくない」と言っている自分が居る。

主人も、癌の再発防止のためにもストレスの少ない生活をと、
数年後の日本への移住も視野に、資格やスキルの取得に励んでくれています。
本当に優しい人で、仏様のようです。

反面、私は主人に当たり散らし、暴力を振るい、仕舞いには主人からの愛も憎くなり、
自分の主人に対する愛情さえも分らなくなってきています。
何よりも、今の自分が醜くて苦しいです。

結婚してまだ数ヶ月。
しかも治療で帰国していたので、結婚生活は殆ど始まっていません。
ですが、今後も主人と長い結婚生活を続けていく自信を失っており、
子供の居ない今、互いの苦しみを失くして幸せになるためにも、離婚を考え始めました。

互いに子供は望んでいたのですが、
国際結婚ということで離婚は裁判が必要になり、
子供が居ると更に大変になるため、それならば、今かと考えてしまいます。

ただ、数ヶ月で離婚となる無念さと、
冷静なつもりでも、
近い将来、こんなに愛してくれている人と別れて後悔するのではないかという不安があります。

また、これは利己的な考えですが、
私は胸に傷があるので、たとえ離婚したとしても再婚は難しくなるとも思っており、
そういった不安もあり、一歩を進めないでいます。
現在、浮気等は全くありません。

主人は胸の事など、一切気にならないと言ってくれ、
前と変わらずに愛されている実感はあります。

私は主人に対して鬼です。まだ頑張れるでしょうか。

30代/女性 | 日付:2013年2月27日(水) 18:27 JST | 閲覧件数: 2,116

自分で始めた事の後始末はしないとね。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

う~~ん とても困りましたね。
これが日本なら、ストレスが溜まったら 実家に帰ったり 友人と会ったりと気分を切り替え出来ると思うのですが やはり海外ですからね。

でも、どこに居ても安住の地と言うのは無いのですよ。
要するに 「安住の地」の地とは スペースの場所という意味ではなく、それは自分の心の中の事なのです。
多分iroak77さんは どこにいても、誰に守られていても不安要素を感じるという癖があるのではないでしょうか?
普通 そういう不安症を抱えている娘に対して親は海外に嫁に出すという事には親が不安になりますが、それも承知の上で 可愛い子には旅をさせたのだと思います。

恐らく結婚前に海外で仕事をすると決めて渡航したのはiroak77さんです。
そしてしばらくして 海外生活が慣れた頃に 逆にその慣れも手伝ってその地への不満も見えだすのだと思います。
その頃結婚の話が出て 日本へ結婚の冷静な決意をしようと帰国しても 冷静どころか、いつも何か自分以外の物への変な情に引きずられるというか 何か自分の本音以外の見えない物に義理立てするような癖があるのかな?と思うのです。

なんて表現してもいいか困っていますが、自分の決めた事を貫く前に、何かそれが上手く行かない理由を自分で作り出しているような感じがするのです。

結婚も幸せも仕事の幸せ感も 本当は心の中にある物で、国や場所ではないと思うのです。
そういう意味において幸せの度合いを決めるのは自分だと思います。
では、その具体的な努力の仕方ですが 一度どんなことでもやりきってみる事です。
自分で決めた事の責任を取ると言うか 最後を見届けるべきだと思うのです。

不安を感じて途中で、尻尾巻いて引き返していたら 本当の意味で傷付く事は無いでしょう。
でも そんな風に最後まで自分の選んだ結果を見届けるまで、責任を持つという事が根性が据わると思うのです。
無責任に聞こえるかもしれませんが iroak77さんは自分の決めた事の尻拭きをしていないから
最後が何かを知らないので ただただ恐怖心ばかりなのです。

これがまだ結婚をしていない人なら 結婚はせずに腹が決まってないなら結婚はしないように、とアドバイスするかもしれません。
しかし もう結婚したのですから 結婚の責任はやはり自分の目で見届けるしかありません。
その最終形が離婚だと言うなら 結婚をした限り 自分で尻を拭くのが離婚です。
残酷なようですがご主人との不和ではなく ご主人を傷つけるのが嫌だという事は 本当は自分が傷つくのが怖いのではないでしょうか?
ご主人も大の男です。自分の選んだ相手で傷つくなら これもご主人の自己責任です。
そしてこの結婚で自分も傷つき、ご主人も傷つくという事になるなら これが結婚をした責任だと考えるべきです。
ここまでの辛酸をなめると 腹が据わります。
試しでこんな事をしてみようというチャレンジをこれからの人生は慎重になるでしょう。

私からすれば そもそも海外で仕事をしようというチャレンジ精神があったiroak77さんです。
この勇気が何故最後まで続かず、最後は怖くなってしまうのでしょう?
これは傷つくのが怖いという事もあるかもしれませんが その前に進めない理由を人や環境のせいにしてないかという事です。
人間、何かを始める時は意欲的です。
しかし物事を終わらせるという事はその倍ほど労力は使います。
でも 本当の終わりを体験したら 意外と想像していたよりも、腹が据わっている自分に気づくでしょう。

色んなことに恐怖心を感じ ストレスに感じている事はよく分かります。
でも その恐怖心は これまでの人生で本当の終焉を知らないから 恐怖心が倍ほどになって来ています。
案ずるより産むが易し、ですが人間、産むことばかりしていたら後始末が出来なくなります。

iroak77さんの選択した道が正解か、失敗だったかは分かりません。
だからこそ、今の段階で引き戻したら、またこの結果に先々後悔が生まれるのではないでしょうか?

若い時は海外で働く事は若さからそれほど怖くなかったと思います。
周りの人からも尊敬も応援もされたかもしれません。
でも 若さとはある意味幸せで、勢いで出来る事もあったのかもしれませんが
大人になって それが色々怖いと分かったという事は成長です。
せっかく成長しようという事になったのですから 大人の経験をしなければいけません。
年齢は30を過ぎていても 本当は年齢に追いついていない幼い部分があるのではないでしょうか?

これは非難をしているのではないので誤解をせず、お読みください。
大人になるという事は怖さを知るという事です。
大人は自分の取った行動の最後まで責任を取る物なのです。
そして最後まで見届けないといけないと思うのです。
人を傷つけるのが嫌だと最後までの結果を出さないのは 相手の事を思っているようで
実は相手もこの結婚から卒業出来ないので お互いにきちんと卒業することが大切です。
iroak77さんもご主人も傷つきます。
でも、これが離婚ですから そこまでしないと全部中途半端では お互いに余計残酷だと
お考えください。
ご主人の為だなんて考えないで、自分の為に、自分の手でハンドルは切りましょう。
離婚は色んな人を巻き込んでみんなが苦しい物です。
しかし いつまでも、中途半端な中でいる事も 誰をも不幸にしますから。
今の結果は 誰のせいでもない、自分の選択した道の結果です。

厳しい事を言いましたが辛い気持ちは解っていますよ、でも頑張るしかない。

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回答日時:2013年2月27日(水) 23:27 JST

お忙しい中、早速のご回答に感謝致します。

仰るとおり、実年齢よりも精神が幼稚で甘えがある部分が多々あると思います。
私の性格を熟知している両親からもよく注意を受ける点です。
図星を見透かされ恥ずかしい想いと、成長できない自分に情けなさでいっぱいです。

ご回答を繰り返し読みました。
しかし、何度繰り返し読んでも、私の心の状態で読みようよって変わってしまう気がして、
なかなか正しい解釈ができません。

ただ、全ては自分の選んだ道、きちんと歩いていかなければなりませんね。
後ろを振り向いても仕方が無いですよね。

誰かに背中を押してもらいたいのかもしれません。
つらいです。

| 30代/女性 | コメント投稿日:2013-02-28 |

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