刑事・民事責任追及はできても、強制退去は困難

松下 豊太郎

法的視点で、ご相談文を整理分析すると次のような回答になります。

法的権利を行使するためには、推測ではなく、事実確認が必要です。
(1)刑事責任追及は、加害者を特定し、刑事告訴する選択肢があります。
詳しくは最寄の警察に相談するのがよいでしょう。
(2)民事責任追及は、クルマの傷の修理代見積りを取り、損害賠償として加害者に請求する選択肢があります。相手が認め自主的に支払に応じなければ、最終的には裁判に勝訴し、その判決に基づき相手の財産を差押えて回収することになります。
なお、相手の出方によっては費用倒れとなることもあります。
(3)賃貸住宅の強制退去は、家主が賃貸契約解除後、明渡し裁判を起こし、その判決に基づき強制退去させる手続きが必要です。
(4)ご近所で他にも迷惑を受けている方がいれば、連携して話し合いをし、迷惑行為をしない、違反した時は違約金を支払うといった誓約書を書かせるといった選択肢もあります。
(5)当事者間で合意ができた内容の書面作成は、行政書士の仕事ですが、相手との交渉を任せるなら弁護士の仕事になります。
(6)下記データを参照され、専門家に有料となっても具体的に相談し、アドバイスを受け対処されるようおすすめします。
　福岡県行政書士会　http://www.gyosei-fukuoka.or.jp/
　法テラス　福岡　http://www.houterasu.or.jp/fukuoka

いずれにせよ、スムースに解決できますよう願っております。

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回答日時：2013年3月 5日(火) 12:41 JST

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