相談&回答

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関係修復にアドバイスを下さい。

ご相談者:30代/女性

去年11月に夫から離婚したいと言われました。
原因は、子供について、価値観があまりにも違い過ぎるから、夫婦としては一緒にやっていけない、との内容でした。
結婚して7年経ちます。
二年後に妊娠しましたが、私は転職したばかりでどうしても仕事がしたかったので、夫に理解してもらい、堕胎しました。
それから四年、ずっと夫は子供が欲しかったようなのですが、私は仕事にやり甲斐を感じていましたし、逆に頑張っている姿を見てるはずなのに、何故子供、子供というのか理解出来ないと同時に苛立ちも感じました。
最近では仕事も落ちつき、そろそろいいかな、と考えていた矢先の離婚の話です。

自分はずっと欲しいと言っていたのに、大事なことにまともに君は話を聞いてくれなかった。
君はずっと自分を放ったらかしにしていたから、気持ちが冷め、セックスもしたくなくなった、と言います。
確かに私はどうしても子供が欲しいという考えではありません。
いたらまあ、楽しいかもね、という考えが彼は不安らしく、子育ては大変なのに、そんな考えの妻ではとても怖くてそんな博打は打てない、と全く受け付けません。
ここ数年、セックスの回数も少なく、彼は自分が愛されていない、と思っているのも要因だと考えています。
確かに、男性としての魅力が失われてきたので、したくなくなってしまったのが悪かったと思いますし、ちゃんと向きあって話さなかった自分を後悔してます。
今は別居中です。一ヶ月ほど経ちました。
定期的に会っていますが、彼の気持ちは変わらないようです。
赤ちゃんが出来たら、可愛がる自信はあるのですが、、
。確かに価値観は全く違いますし、彼は不妊治療や、養子を貰っても欲しいといいます。
そのパッションは確かに私にはありません。
ですが、かわいいペットもいるし、彼とやり直したいと思ってます。
因みに、彼も私を嫌いになった訳ではなく、価値感が違い過ぎるから、と言っています。
女性もいません。
アドバイスをお願いします。

30代/女性 | 日付:2013年3月28日(木) 14:30 JST | 閲覧件数: 1,910

現実が見えているか、心配です。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

ぼのぼのさん、ご相談ありがとうございます。
ぼのぼのさんは お仕事にも人生設計にも雰囲気任せではない、真面目な性格だと思います。
それに対し、ご主人は不真面目かというと そうではなくご主人もまた種類の違った真面目な男性です。
普通は男性の方が子作りに積極的ではなく、どちらかというと妻の方からの悩みのような錯覚に陥ってしまうくらい、男性と女性が入れ替わったような感覚を覚えます。

結婚をした時や付き合い始めた頃に 少しお互いの考えに違いがある事は あまり気になりません。
一緒に生活をしている間にお互いが譲り合ったり調性したりで 近づきあえる事は多々あります。

でもその反対に結婚当初はよく分からなかった、些細な事が意外と大きな事であったと気づくのも冷静にお互いの違いを見つめあえた「時間」があったからです。

私は人生50年で夫婦は一度 夫婦をガラガラポンしてみるべきと考えています。

それは 人生50年、つまり人間が50年も生きていると 自分自身の本質が見えて来る時期だと考えています。
結婚をして 子供を育て、ようやく子供が巣立ち ここで父親母親の役目の荷を下ろします。
これからは子育ての年数と同じくらいの年数 夫婦二人の老後が待っています。
この老後は夫や妻という役割り以外に「自分」という物も確率されています。
それまでは子供を育ているという人生の大きな目標の為に 夫婦は己を抑え、子供の為の親という役割をこなしますが これからはやっと 「自分」という我儘を通していける人生になります。
その頃には 若さというギラギラした物も お互い落ち着き、「人」として自分を生きていける年にさしかかる為、少し自分の我ままを言える年になるのです。
夫なら 例えばカメラが趣味でも 子供にお金が掛かる時代は高額な道具も買えません。子育ての為に我慢をしないといけなかった道具も揃える事が可能になります。

妻だって 子供の学資に大きな費用が掛からなくなれば 友人と連れ立ってコンサートライブやカルチャースクールも行けます。
毎日、3度3度の食事の世話に追われていた人も もう炊事はちょっと手放したいと考えてもいいでしょう。

そういう風に 自分という特性が分かった時には 家族に合わせたり、親や夫婦という役割は終えてもよいと考え 自分の為の自分に合った人生を歩んでも許されるのが 私の唱える人生計画見直し理論です。

そこで何が言いたいかと言いますと 自分が違うと思う事を長く続けていると 何かにひずみが来ます。だから もうある程度役目を終えたならば 無理をしないという事が大事だと思います。

ぼのぼのさんは 結婚して 子供を持つという事に関して ご主人と考えに違いがあったのです。
これは時間が経つと 何とか収拾つくかな、という事で この数年過ごしてこられました。
その間、ぼのぼのさんは自分の仕事も納得のいく段階まで時間が掛ったのだと思います。
またご主人もご主人で、ぼのぼのさんがいつか ご主人の希望するママ像になってくれると待った時間でもあったのだと思います。
その結果、ぼのぼのさんもやっとご主人の希望も叶えられるスタンバイOKになったのはよく分かります。
でも それは一足遅かったというかご主人の方はどうやら 諦めしまったようですね。

時間というのは残酷です。

物事を育てるにも時間が掛りますが 反面、夫婦のすれ違いを作ってしまうのも時間なのです。

ぼのぼのさんは 何が何でも子供が欲しいと言う訳でもないかもしれませんが ご主人が望むならそろそろ産んでもよいと心の準備が整ったのは解ります。

でもご主人が望む子づくりとは、そういう「準備」ではなく、恐らくぼのぼのさんがもっと積極的に子供を望む妻というのが理想像だったのだと思います。

だから、ぼのぼのさんもやっとそういう気持ちになったじゃないか、と言う所だと思いますがやはり時すでに遅し、という事でしょうか。

もうご主人はしびれを切らしたのだと思いますから ぼのぼのさんが子供を産めばいいのだろうという事でもなさそうです。
厳しい言い方ですがぼのぼのさんの「子供を産んだら可愛がれると思う」という程度ではご主人の望む母親像とは、仕事も納得いくまでし、次は子づくりという、段取りの話ではなく、子供が欲しいと願う妻の「子某脳」さという事だと思うのです。

つまり子供を作るという事は「準備が整ってから」という妻と、「結婚したら子供が出来て当然」いう風に子供を欲しがるご主人との差だと思うのです。

誤解を恐れずに言いますと、子供を「準備」という計画性で儲けるのではなく、
「あ、出来ちゃった」というくらい無計画でも子供を産むという子煩悩な妻を望んだのだと
思います。

実は他のところで書いているコラムですが 今回の事の参考になる事を書いています。
一度見て下さいますと 私の今 言いたい事を理解してもらえるかもしれません。
http://mbp-osaka.com/fu-fu-all-ok/column/19435/

ここで 何が言いたいかと申しますと 物事には「旬」と言う物があります。
夫婦には 夫婦が力を合わせる時という 旬があります。
これは果物や野菜の旬とはちょっと違いますが その物に適したグッドタイミングと言う物があるのです。
確かに そういうタイミングは後から気づくものかもしれませんが 本当は湯気の立ったホカホカの時に 物事に取り組むと 上手く行きますが お互いに問題視するタイミングがずれただけで解決が困難になるという事もあるのです。

今 ぼのぼのさんはご主人の気持ちをやっと受け入れる事が出来る状態になりましたが ご主人にとって それは「今」ではなかったのだと思います。
こうして夫婦は気持ちを同じように持ってもタイミングがずれると それだけでご主人の気持ちを冷めさせてしまうのです。

もちろん ぼのぼのさんばかりがご主人に合せるという事はないのかもしれませんが やはりご主人がやっきになって考えている時に 対処することがベストな時期だったと思います。

そういう事で、今の二人の状態を診断するならば、二人が子供を持とうとするタイミングを逃した事は大きな損失です。問題の中身にぼのぼのさんは注目していますが むしろ大事な事はこのタイミングこそが 本当の家族になれる瞬間だったと考えると 旬を逃しました。
なので 残念ながら離婚へと進んで行ると思います。
私のこれまでの相談業の経験から言うと、病気に例えると末期の状態です。
これを 何が何でも離婚を避けたい、と言うならば普通の治療では間に合いません。
緊急手術と言うか まずは危篤状態から救い出さないといけません。
夫婦が仲良くなれるか、などは まだもっと先にある事です。
ぼのぼのさんのこれまでが間違っていたか、どうかは もっと先に考える事であって、とりあえず離婚だけは阻止しないとなりません。

その際に、ある程度ぼのぼのさんの考えはちょっと横に置くというかしばらく捨てて欲しいのです。
何故ならぼのぼのさんの考えが正しければ、今のような状態にはならなかったと思うのです。
ここはひとつ 緊急対策ですから 応急処置はドクターに任せる気持ちになって頂けると助かります。

では どういう事が間違っていたかと言いますと ぼのぼのさんの書かれた下記の言葉に大きなヒントがあると思います。
「確かに価値観は全く違いますし、彼は不妊治療や、養子を貰っても欲しいといいます。
そのパッションは確かに私にはありません。
ですが、かわいいペットもいるし、彼とやり直したいと思ってます。
因みに、彼も私を嫌いになった訳ではなく、価値感が違い過ぎるから、と言っています。
女性もいません。」

私にすれば、やはりここか・・・・という事があります。
ぼのぼのさんには気づかない方程式が含まれていますが当然ぼのぼのさんはご主人という夫との経験則は1つしかないので 判断基準のサンプルが一つしかなく 自分の考えや観察力を検証することが出来ません。

しかし 私はこれは私が相談業を長くしていて、その中で多くの事例を見て来ている経験からの見えて来るものがあります。ぼのぼのさんが気付いていない点があるという事です。

例えば、ですが「彼は不妊治療や、養子を貰っても欲しいといいます」とう点においても、本当にそう思っていれば トライをしてもおかしくないのですが、この意見は当然ぼのぼのさんが それをしないだろうと解った上で言っている言葉なのです。
ぼのぼのさんを決して嫌いになった訳ではないが 一緒に暮らすという事が無理という中には色んな意味が含まれていますが 夫としては、ぼのぼのさんを傷つけまいとしての精いっぱいの思いやりを込めているのはご主人の優しさでもあるでしょう。でも同時にご主人は自分の為の言葉でもあるのです。
もう別れるにあたり、お互いにいがみ合ったり 傷つけあったりすることは今更、したくないという事です。と、いう程 もうご主人はぼのぼのさんと一緒にやって行く気はないから、ここは綺麗に憎しみ合わずに別れましょうという思いの現れです。
本当に何とか一緒に人生を歩みたいという人は 一生懸命に喧嘩をしながらも、軌道修正をします。
もう 修正案を出した時点で 修復不可能と言っているのは 実際は修復は望んでいないという気持ちの表れなのです。
もう、妻の事を傷つけたくはないが やり直す気もないし、これ以上傷つける喧嘩や話し合いはしたくないという決意が別居なのです。

と、いう事で今の現状を分析すればするほど 二人がやり直す可能性は絶望的な数値です。

 一番最後に書かれた言葉、女性の影は無いという事ですが そうかもしれません。
でも そうじゃないかもしれません。
つまり 女性の存在があるか、ないかは5分5分で 断言をしてしまう事に危険を感じます。
何故なら こういう場合はたいてい女性の存在があります。
だから普通は 疑ってみてもいいのに、早くも女性の存在がないと断言されています。
これはご主人に言葉でぼのぼのさんが聞いたのでしょうか?
「誰か好きな人でもいるの?」と聞いて 「はい、いるよ」という人は世界中どこを探してもいません。
それとも そんな事の出来る人じゃないということでしょうか?
人は変わります、特に不誠実という事でなくても自分を大切にしてくれなかったら、ふて腐りますよ。
どんな扱いを受けても 絶対に誠実に・・・なんていう程 人間は強くないのです。

または ご主人は浮気をする時間なんてなかったはず、と時間を把握していたつもりでも 時間などは いくらでもアリバイを作れます。外泊や休日にデートをしようと思えば 残業のふりをしたり 休日出勤のふりもしなくてはなりません。
でも人間はそんなにいつまでも嘘を付く生活には疲れを感じるのです。
ご主人の事を誠実な人だと感じているなら だからこそ これ以上嘘を付きたくないから 別居をしたという事も言えるのです。

万一好きな人が出来ていたら それの尻尾を掴まれたら その人との仲が壊れてしまうとなるとどうしますか?
結局そういう事を恐れた場合に別居という手段を取るのです。

そうして妻にたまに会うだけなら 優しい言葉も掛けられますが 一緒に暮らしていたら
ヒヤヒヤしながら生活をしたり 時には妻とセックスの話にもなるでしょう。
そうしたことを避けたくて 別居を選ぶ男性が 妻から見ると 「正直な人」という事なのです。

私はぼのぼのさんのご主人を浮気男と決めつけているわけではありません。
もちろん 浮気をしているという決めつけもよくありませんが、浮気をしていないと断言する根拠も逆にないと思います。
従いまして 浮気をしているかしていないかあまり物事を決めつけずない方がいいのです。

むしろ女性の影はないと断言するなら その根拠を探して行く必要があります。
いつも一緒に生活しているぼのぼのさんがご主人の事を誰よりも、私、村越よりも解っているとお考えでしょう。
そうです、私はご主人の事はお会いしたこともないので 何一つ知りません。
でも、現在浮気進行中の人の言動のリストは山ほどあります。
逆に言えばそういう男性の言動にぴったりご主人は当てはまります。

もちろん例外もあるでしょう。
でも 当てはまる点も とても多いと思います。

本当にそんなに断言できるほど 検証しましたか?
まさか ご主人本人に聞いたという事や、そんなことの出来る人じゃないという感覚的なものだけでしたらそれは、検証不足です。
では、どうするか?
もっと、今以上にご主人を詰問しますか?
そんな事は聞いて答えてくれるものではないのです。

私がもっとぼのぼのさんに 優しくご主人と向き合う姿勢や、ご主人の心に響く言葉をお教えする事をお望みである事はよく分かります。
もちろん ぼのぼのさんの相談の内容にご主人の浮気のウの字も書いてない所で、こんなにご主人は浮気をしているかも?というのは失礼千万である事は解ります。

でも 今 ここでぼのぼのさんに対して現実を見ないでオブラートにくるむ事をして解決するならそうします。
考えてもいない人に こんな事を告げるのはカウンセラーとしては失格かもしれません。
でも こうでも言って気づいて貰わないと 離婚を阻止することは出来ないので もう時間が無いのです。
今起きている問題が この村越がいうような事ではない、でたらめだと思われたら この回答はスルーして下さい。色んな考え方がありますので 押し付けはしません。
もう少し ご主人への言葉掛けにアドバイスを頂ける先生を当たって下さい。
でも、もしご主人の心の中に誰かもう人が住んでいるとしたら ご主人の眼差しはそちらにしか向いていません。
ぼのぼのさんがご主人に語り掛けをしたくても ご主人はぼのぼのさんに背中を向けていて ぼのぼのさんの努力を見ようとはしません。
今、そういう状態にある中で ご主人への言葉かけや 向き合う姿勢などを考えているのであればもうぼのぼのさんの手の届かない所へ行ってしまいます。
精神論だけでご主人を振り向かせる事は無理だと思います。

最近は半年の別居で 夫婦が破たんしていると認められてしまう調停もあります。
半年が ある意味、目安になっている事もあります。
本当に私の説が奇想天外であれば 無視して下さい。
でも 女性の存在があるかも?と、ちらっとでも頭をよぎったが そんなことはないと打ち消したなら その打ち消す根拠があればいいのですが、無理くり不安に蓋をし、その代わりメンタル面からの解決策を探したという事であれば それこそが問題を見えなくさせますよ。
横道から 何かもっといい方法がないかと言うのであればそれは誤魔化しです。
何とか離婚を阻止したいなら なりふり構わず本筋を解決しないといけません。
解決には勇気をもって挑むというなら 協力は惜しみません。

ごめんなさい、本当に苦しんでいる人の傷口に塩を塗るようで、申し訳ないと思っています。
しかしこれも現実を直視してほしいからです。お許し下さい。

このプロに有料相談

回答日時:2013年3月29日(金) 02:54 JST

お忙しいところ、早速の返信ありがとうございます!
内容は苦しかったですが、繰り返し読み、良く理解できました。
またお電話でご相談させて頂くかもしれません。
そのときは、どうぞよろしくお願いします。

| 30代/女性 | コメント投稿日:2013-03-29 |

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。


夫婦問題カウンセラー
村越 真里子相談件数:1338件
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