この回答を読んで立腹するようでは解決しません

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

kurisumasuさん。お困りの様子、解りました。
しかし　ここから先に書く事で　私はkurisumasuさんに嫌われてしまう事を予感しています。
でも　このままでは、kurisumasuさんにとっても　大きな物を失うと思いますし、耳触りのいい言葉ではkurisumasuさんが気付いて下さらないといけませんので、あえて厳しく、単刀直入に意見を言いたいと思います。
途中で　本当に腹が立てば　パソコンを閉じて下さって構いません。

所で　私はこの仕事をしていて夫婦の話は片方からだけではダメだな～と日々感じています。
むしろ　kurisumasuさんの相談内容をお読みしていて　私はkurisumasuさんの奥様からご相談を受けてもおかしくない内容だと感じています。

確かに奥様にもよくない部分はあったかと思います。
しかし人間には若気の至りや　やってみて初めて失敗と解る事もあります。
奥様は結婚して　借金をしたことは　確かに過ちだったかと思います。
妻が借金を作ったと言って私のところに相談に来られる夫も沢山います。
でも　借金と一言で言っても色んな種類があると感じています。
例えばクレジットカードを使って買い物をし過ぎたり、ホストクラブの男性に入れあげたりという方も居る中で生活苦と言う借金をされる方も見てきたため借金をすべてひとくくりに出来ない事も見てきました。
事実、恥を承知で　告白しますが　私も借金をしたことはあります。
結婚してまだ夫のお給料だけでは苦しかった時期です。
元夫は御給料の全部を私に渡してくれていました。
しかし　お給料を全額貰っても　お酒をよく飲む元夫は　お小遣いもよく使いました。その上、私自身もとても始末しているとは言えない性格もあり　月末にはいつもお財布はピーピーしていました。
そんな時には喧嘩が絶えず、私もそこまで家計簿を付けたりなどしているわけではないので、やりくりが下手と言われたら　そうかな？と反省する部分もありますが、私の負けず嫌いの性格もあって、お互いが責任転嫁のような喧嘩を繰り返すも嫌になっていました。
　また元夫も元夫でお金の話になると自分の無駄使いを指摘される事へのガードで　正当防衛のように私を責める事で、相談には乗ってくれるという事はありませんでした。
私も私で若くして結婚をしたため、家計をきちんとしようという自覚に欠けていたことも事実で、月末にはクレジットカードでキャッシングという借金をし、それで自転車操業のように回していました。

今にして思うと　借金そのものが悪いと言うより、元夫に何を言っても攻められるので何も相談できなくなっていたという関係性に問題があったのだと思います。
本当なら元夫ともっとよく話合えばよかったのかもしれません元夫とお互いを責めるのではなく、家計という事で相手を責める口実になっていたのかもしれませんし、その時代の私は、何でも攻撃的な言葉を言う元夫より、いくらかでも助けてくれる頼るべき相手はクレジットカードになっていたのです。

そんなこんなで　私も子供の手が離れ、働きに出る事で借金は解消されましたが、今から思うと、若い頃は夫のお給料の中でやりくりすることは　結婚生活も不慣れで誰もが若い頃はお給料は安いのです。
そうした時に妻にだけ　責任を負わせる口撃は、辛かったな～と思いだされます。

そういう事で、kurisumasuさんも奥様のした借金そのものを敵対視するのではなく　借金をしたという背景を考えるという事が必要です。
借金にも色んな借金があり、kurisumasuさんの奥様は浪費やギャンブルで作った借金でなかったとしたら　単なる生活苦だったのでは？と感じたら　そこは生活費を締め付けるという事が本当の解決策だったのかな？という事もありますし、女性の特徴としてストレスのはけ口として、買い物依存症でカード破産に至る事もあります。こういう下地がある場合、必ずしも奥様ばかりを責められない事もありますので、もっとご主人として奥様と向き合う事は充分だったかなと、ちょっと奥様のお気持ちも聞いてみたいという私が居ます。

人には色んな感覚があり、自分では正しいと感じていても人からは稀有に見える事もあります。
特に金銭感覚などはその顕著なもので、kurisumasuさんの金銭感覚は厳し過ぎないかなと思うのです。
それは　下記の記述によります。
「結婚当初私の給料でのやり繰りが出来ず サラ金からの督促を見てから今に至る迄 妻には最低限の
現金を渡しておりません 子供達が家にいた時点で8万 5年まえから喧嘩までは4万です」

これは食費も雑費も含めた金額としたら　それほど多いとは言えませんが　そんな中で奥様は
複数の仕事をされ生活を支えたと思うのです。
本当の浪費家は借金を自分では返せませんし、真面目ではありません。それを数年で返したと言うなら　半ば意地のようになって働いたのだと思います。
そして　子供さんをやっとの思いで大きくされて　本当ならば夫婦がやっと自分たちの為に趣味や旅行などにお金を費やせる時代が来るのですが　そこで月に４万円と言うのは　これは何の余裕もなく潤いもない生活です。
ここを若い頃借金をしたという事があったにせよ、こういう生活を強いてきたとしたら罰則のような感じです。
いつまで奥様を罰するのかな～と感じてしまいますし、奥様にもkurisumasuさんを頼れないという寂しさはあったのかなと思うとかわいそうに思えます。

そして、その結果、今　奥様はお体を悪くし、お仕事も出来なくなったのでしょう。
これまで甘えて来られなかった奥様が恐らく意を決して２５万円を貸してほしいと言われたのです。
本当なら妻ならば、正当に貰えるお金ですが　それを貸してほしいと言っているのです。
もしかしたら、他で借りる事ができたとも思いますが、もう借金も他ではしないという事です。
ここはkurisumasuさんがいう「借金をしてはいけない」という事を守っているのではありませんか。
だったら、初めて夫を頼ってきたのです。
自分の妻が身体を悪くして、今まで頼った事のない夫に、意地を捨て頼ってきたのです。
しかも２５万という金額は浪費や遊びのお金ではなく治療費と生活費でしょう。
kurisumasuさんに情けの気持ちはありませんか？

夫婦には色んな出来事が起きます。
気持ちが合わなくなって冷たい関係になる時もあります。
でも夫婦は「健やかなる時も、病める時も・・・・」です。
今まで奥様は子供さんたちを立派に育て上げ、家事と育児とそしてパートの仕事で身体を悪くされたのです。ここを助けてあげないなんて　鬼のようです。
お金がないなんて　嘘つきです。

先日テレビのニュースを見ていて　親犬か　つがいか分かりませんが二匹の犬が道路を渡ろうとしたのでしょうね。片方が車に引かれたようでした。
相方が車に引かれた、その時に　その交通量の多い所から立ち去らない片方の犬が　いました。
周りに行きかう人々や車に　助けを求めるように　ずっと吠えていました。
自分も引かれそうな危険な場所なのに・・・・・
キツイ言い方ですが　犬畜生でも　心はあるのです。

kurisumasuさんは息子さんを跡取りとして手放したくないと言われていますが、息子さんは自分の母親にこんな仕打ちをする父親に今後着いてくると思いますか？
娘さんも若いのにお金を出して母親をサポートしています。
息子さんも恐らく　出来る限りのことを　しているのでしょう。
ほんとうに息子さんが可愛いなら　その息子も願っている「母親を助けてやって」というお願い位、叶えてあげてもいいと思います。

それに対して　「そんな、お金はない」なんて・・・・嘘じゃないですか。
娘さんや息子さんはkurisumasuさんにとって、かけがえのない存在だと思いますが　その子供たちを愛しているならその母親に情けを掛けてあげるのは当然です。
息子さんの願いを聞いてやらず、跡取りとしてほしいなんて　それはkurisumasuさんの勝手我儘です。

kurisumasuさんが協議離婚で離婚を成立させたいという事の意味が解りませんが　本当の調停や裁判になると離婚は　夫婦が貯めた共有財産の分割をしなさいと言われてしまいます。
kurisumasuさんが　奥様に数万しか生活費を渡していなかった為　とてもたくさん貯金が出来たはずです。これは奥様が大きな生活費をこれまで使わず　奥様も一生懸命働いてくれたからこそ貯金は出来たのです。
こうなると離婚による財産分与という金額にプラスして　これまでの生活費の払い方も指摘され、いわゆるモラルハラスメント、つまり経済的な制裁として問題があると言われてしまいますよ。
そうなるとkurisumasuさんに若干の慰謝料的な物の支払い命令が来るかもしれないと言うのが
裁判離婚の形です。
裁判離婚というのを避けたい本当の理由はkurisumasuさんのこの金銭的な部分ではありませんか？

kurisumasuさんの親友が不倫をしていて　その不倫相手が奥様の友人で　その友人と長電話をして
癖壁したという事にも　ちょっと違和感と言うか無理を感じます。
私の何でも悪く考える癖で　もしかしたらこの親友と言うのが　kurisumasuさんの事で本当は
奥様はこの不倫相手とやり合った、というなら　しっくりきます。
しかしそうなると　裁判離婚なんてしたら　尚更慰謝料は増額しますね。
もちろん、この事は私の悪い想像壁ですが、少なくとも親友や周りに掛ける思いやりの半分だけでも奥様に掛けてあげられない事には違和感を感じます。

実は　私はこの相談業をしていて　男性の相談はお断りしようかと思うくらい　男性は嘘が多いです。
私が特に女性びいきという事ではありませんが何か　話を聞いていて、何か矛盾を感じるのは、どこかにごまかしがあるからです。
kurisumasuさんは故意に嘘を付いているつもりではなくても、何か隠したい事実があるのではないですか？それが貯蓄額であればこれは奥様もとっくにお見通しだと思いますよ。だからこそ　これ以上誤魔化されないとするから、話し合いの協議離婚ではなく調停で、話そうと言われているのだと思います。

私はここで協議離婚の仕方をkurisumasuさんに教えている場合じゃないと私の正義感が言っています。
どうでしょうか？もう本当に奥様との生活が無理であれば　奥様には足もよくなるまで生活保障もしてあげて　出来れば老後も安心できるものを渡してあげて、そういう尊敬される父親になってこそ
初めて息子さんは父親の跡継ぎを了承してくれる可能性が出てきます。
住宅の名義もkurisumasuさんで住宅ローンもkurisumasuさんの名義でしたらkurisumasuさんが
自分で支払ったから　自分の家だと思われるでしょうけれど、奥様の働きがあったからこそ　支払えたものですので　名義は関係なくその家の半分は奥様の物でもあります。

これを協議離婚で話し合うと　kurisumasuさんのごり押しのような形で進められるとお考えで
調停や裁判になるとキチンと財産の持ち分を現金の預金だけではなく　生命保険すらも財産として見無し　夫婦で分割されます。

kurisumasuさんがこれを嫌がって協議離婚にしたいというなら　私は全く持ってkurisumasuさんの味方は出来ません。

と、いうより　この相談に矛盾ばかり感じますので　私はお答えを失っています。
kurisumasuさんの大事な子供を産み育ててくれた奥様に、病気の時くらい助けてあげても罰はあたらないと思います。
ごめんなさい、今回はkurisumasuさんへの回答は恐らく、お気に召さないと思いますが　私の言葉の意味を理解できないのなら　この先，たとえ離婚が出来ても　孤独な人生になるのではないでしょうか？老後はお金さえあれば、いいと言うものではありませんよ。

こんな風な　相談で離婚をやり遂げようなんて　ズルいです。
またこの奥歯にものの挟まったような、どこか隠し事のあるような相談は　私も見抜けてしまいますし、長年連れ添った奥様はもっと色んな事を見破っていると思いますよ。

そこを分かった上で　何か妙案はないかと私共に御相談下さった事は感謝します。
しかし　人が人に答えを求める時には　信頼関係が不可欠です。
それは奥様同様、私、カウンセラーも同じこと。
そこまでは　人は馬鹿ではないです。
色んな見え透いた嘘は　公的な裁判では　特に見透かされてしまいます。
出すものは　一銭も出さないでは　交渉は決裂します。
人間　あまり欲張りだと逆に損をします。
思いやりは、それほど多い金額でなくてもいいはずです。
私にはkurisumasuさんは　お金も欲しいし　息子さんも欲しい・・・
欲しい、欲しいだけで出すものも出さないでは　単なる自己チューです。
病の妻を少し助けてあげませんか？それが息子さんの気持ちを溶かす事になるはずです。

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回答日時：2013年3月31日(日) 13:42 JST

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