マリッジカウンセリングも併用して、頑張りましょう。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

遠い海外からご相談ありがとうございます。私の方こそ　chiharu42さんの　相談内容を拝見し、とても感心したところがあります。
「夫婦再建を目指しておりますので、2人の両親にも友人にも相談できません。主人の居場所が無くなるのを防ぐ為と、要らぬ中傷や噂から子供達を守る為です。」
ここに痛く感銘しました。
この部分の考え方は　私も同じです。
夫婦の問題を誰かれなく相談するのは　私は反対です。特に自分たちの親に相談しても　親が結婚や離婚を繰り返した夫婦関係の相談に乗ってくれる人ならともかく　親は自分の子達には　出来るだけ離婚をしてほしくないと願いだけです。だから　相談をしても　困ってしまうし悲しいのです。年老いた親に心配を掛けてはいけませんが
家族はまた、何があって顔を合わせるかわかりませんので　出来るだけご主人にも恥をかかせないようにとの
気遣いが　この後、ご主人が家庭や家族に寄りつく事になりますが　相談と言う名の官軍を連れてご主人をコテンパンに遣り込めると　ご主人も　みんなが敵に見えるでしょう。
親に相談すると言うのは　一見、家族会議のように思いますが　実は自分の後ろに官軍をそろえたいだけになります。だから　chiharu42さんの判断はとても賢明であったと思います。
さ、では本題に入りますが　ご主人は心の優しい方なのですね。
だから浮気相手にも優しかったのだと思います。
しかし　その優しさで　周りの女性が結果的に苦しむなら　その優しさも罪なものです。
ご主人がマリッジカウンセリングを受けて下さるというのは　とても驚きです。
日本人の男性は　特に人に相談をすることを嫌がります。
そこが　やはり日本人との違いでしょうか。
ところで　今お住まいのお国はどちらでしょうか？
実は国際結婚と一口に言っても　西洋か東洋か・・・・・・
アメリカとヨーロッパでも違いますし　東南アジアなら、もっと男性のタイプも違います。
フランスで料理店を営む人の下積みと　中華料理の修業とは少し違いますよね。
そういう事で　お国柄という人間性のタイプは大いに人格に影響をもたらすものです。
イタリア男性でないといいのだけどな～っと思いながら　このご相談メールをお読みしていました。
あ、イタリアの男性には何も他意はございませんから、イタリアの方がこれをお読みになられていましたらお許し下さい。
そういう事で　お国柄という事は全く　情報として無いので　少し間違っているとお考えなら、それも前もって謝っておきますね。でも逆に先入観もないので　いいかと思います。

私は常々、夫婦は話し合ってはいけません、とブーイングを受けそうな事を唱えています。
これは　本当は浮気問題を抱えている夫婦は、という言葉が前に付くとお考えください。
普段、特に大きな問題がない夫婦の場合　少しのボタンの掛け違いや、少しの溝であれば
それは日頃から擦り合わせて置くべきと思います。
でも、こと浮気問題の場合は、のぼせ上っている夫に、お願い止めてと言っても　素直に無い解りました、とはならないのです。
むしろ　何の証拠も握らないまま、問い詰めると　「夫を疑う妻とはやってられない」とばかりに妻を妻を遠ざけます。これは言い換えれば、夫は妻を悪者にして　自分を正当化させる為に一役買わせる事になります。「お願い、女性と別れて、私も悪い所は改めるから」とお願いモードでは夫からは見下されてしまいます。

何故なら　人はお願いする時は　下出に出ます。下から見上げます。
それを　上から見るご主人と　ここで　立ち位置が決まります。
そして、「下らない事をこれ以上、グダグダ言うな」と一喝されて終わりです。
これでは　どっちが悪い事をしたやら　解らなくなりますよね。
誤解を恐れずに言うと　こういう問題は　戦いです。ご主人を敵とは言いませんが　立ち位置が変わると誤魔化されたり有耶無耶になる事が一番いけないので　オセロではないですが　責める前に相手に言い逃れさせないように　角を押えておくことが大事です。
そういう事で　お願い嘘を付かないで・・・・・なんて、懇願している立ち位置に居ると
反対に怒られてしまいますので　舐められない事が大切です。
こんな事を書いていたら　とても攻撃的で勇ましいのですが　それは今だけです。
この事件が片付けば　また元どうりの夫婦になれますから　今は心を鬼にして　
ご主人と、「真実しか要らない」という姿勢で臨んで下さい。
さ、ではこれからどうしたら良いかと言うと　ご主人も自分のまいた種とは言え　厄介な女性に関わった物です。
確かにご主人もお困りの感じですね。
こういうケースの場合は　ご主人と女性と3人で会って　決別を見届けて下さい。
そしてその女性には　少々気の毒ですが　誓約書を取り付けて下さい。
一から文章を書かせようとしたら　書かないかもしれませんので、予め約束してほしい事は
chiharu42さんがパソコンで印字した物を　2通（同じもの）を持参して下さい。
そして　サインのところだけを空白にし、女性にもサインをさせてはいかがでしょうか？
つまり　もう二度と会いませんという約束をさせるという誓約書を交わすといいと思います。
普通はこういう交渉は　あまりお勧めしませんが　幸いご主人も反省しているようですので
今がチャンスです。畳み込むように　話を進めていいと思います。
しのごの感情論は話す必要はありません。
相手女性にも同情する点はありますが　本人の前では　淡々としている方がいいでしょう。
何も喧嘩腰ではなく　あくまでも相手の立場も分からなくもないと言うくらいの優しさは持っても
相手女性から　舐められないようにしないといけません。
こういう倒れるような女性は　ある意味ヒステリックですから　chiharu42さんに対して
罵倒するような事を言われるかもしれませんが　それはご主人が横に居てると
ご主人がその女性に言ったような事かもしれませんので　ご主人もバツが悪いと
女性の味方も出来ないでしょう。
そして　もう「潮時」なのだという事を言ってやりましょう。
これを普通なら　弁護士などが「交際禁止命令」のような形で　日本では書いて下さったりしますが
chiharu42さんの住むお国事情が分かりませんので　ご自身で出来そうなら　ご自身でなさるのが
一番　手っ取り早く、費用も掛かりません。
ご主人も女性を口説くときに　自分の家庭がつまらないというような事を言って　女性から同情を引き出そうと
多少　嘘を言っているとおもいますので　ちょっと　その嘘を暴露してやりましょう。
そうしたら　女性も自分も少し騙されている事を自覚しますし　そうすることによってご主人も
大ごとになったなあと　実感するでしょう。
こうして　ご主人に少々　恥ずかしい思いをさせる事も必要です。
今、反省をしているご主人に　これ以上　責めたくないというchiharu42さんの気持ちは分かりますが
留めを刺す事をしておかないと　いつまでもchiharu42さんが　猜疑心に苦しみます。
つまり　こういう問題はご主人が女性と別れたという事を　ご主人任せにするのではなく、
できれば少しchiharu42さんもその別れに関わるという事が大事です。
こうしておくと　後は気持ちの切り替えをしやすくなります。
それから後の　夫婦の修復はむしろ　それほど難しい事を考える必要もないくらいになります。
何でも　初動が大事です。
始まりをきちんとしておくと　後は　日にち薬で済みますから。
頑張って下さい。

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回答日時：2013年4月17日(水) 22:25 JST

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