不貞やモラハラの証拠を

藤縄 純子

はじめまして。
行政書士の藤縄です。
この度はご相談ありがとうございます。

長い間ご主人様のモラハラに苦しまれてきた様子。
お子様にも影響があったようですね。
ご心痛が大きく、またご不安も大きいことと思います。

離婚に際しての財産分与につきましては、
婚姻中夫婦で築いた財産が分与の対象になります。
ですので貴女がご両親様から生前贈与された分は分与対象にはなりません。

貴女はご両親様からの生前贈与を受け、
それにより不動産の一部が貴女の名義になっているという理解でよろしいでしょうか。

そうしますとそれ以外の部分の財産が分与の対象となるでしょう。
不動産、預貯金、株式等、
もちろん負の財産も分与対象となりますので、
住宅ローンも分与されることになります。

話合いによりますが、
最近は半々にすることも多いようです。

もし離婚される場合に不動産のご主人様の持分を譲り受ける代わりに、
住宅ローン債務も引き受けるか、
交渉して持分も譲り受け、ローンもそのまま支払ってもらうかということに
なるかもしれません。

慰謝料に関しましては、
当然に発生するものではありませんが、
ご主人様に不貞やモラハラ行為があったのであれば請求してもよろしいでしょう。
ただ証拠がないということですので、
ご主人様が交渉して応じないようであれば難しいかもしれません。

財産分与や慰謝料の話をする前に、
離婚すること自体ご主人様と合意ができているのでしょうか。

ご主人様と合意ができているのであれば、
財産分与等の協議もスムーズに行くかもしれませんが、
ご主人様が離婚に応じない場合、
なかなか難しいかもしれません。

ご主人様の不貞やモラハラの証拠があれば
離婚や財産分与や慰謝料の話し合いを有利に進められますが
合意もなく証拠もない場合はちょっと難航するかもしれませんね。

離婚を有利に進めたいのであれば
予め証拠となるようなものを集めておかれるとよろしいでしょう。

回答日時：2013年4月30日(火) 12:05 JST

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