話し合いの出来ない相手とは・・・

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

ご相談、ありがとうございます。Kuropaさんは結婚して何年経つのでしょうか？
プロフィールには３０代となってありますから奥様も同年代かと想像しております。
お互い同じ職場で働く上で　関係がこじれると仕事にも影響するという心配がありますよね。
でも安心して下さい、理屈だけで言えば　仕事を辞める必要はありませんし　公務員という事ですから　公務員には　余程犯罪に近い事をしでかして　懲戒免職にでもならない以上クビという制度はありません。
例え上司でも部下を正当な理由なく首になんて出来ないのですから　奥様の鶴の一声で　仕事を辞めないといけないなんて事は在り得ません。
それでも　奥様が仕事を辞めろというなら　それは公私混同も激しいという事で突っぱねたらいいと思います。しかしこういう公私混同の発言を平気でするというのが　奥様の特性ですから　こういう事へ抵抗しても　理屈は通じない相手である事は違いありません。
そしてこのような相談事をされる男性と言うのは往々にして　気の弱い人が多いので、上司の命令よりも奥様の一声の方が　恐ろしいという事なのでしょう。
とは言え　こういう問題を抱えて同じ職場で顔を合わせる勤務は仕事がはかどりません。
出来れば　信頼できる上司などがいらっしゃれば、Kuropaさんが転勤できるようお願い出来ませんか？
地方公務員の場合は　通勤できる範囲内での転勤があるとお聞きしています。時期的に年度初めなどになるかもしれませんが　移動願いを出されては如何でしょうか？
そういう事で「仕事を辞めろ」などという奥様の我ままを受け入れる必要はありません。
配置転換なども含め　人事に掛け合うという事などの方法を考えてみてください。

それにしても市民の暮らしを守る市役所で　奥様は通常の仕事は出来ているのでしょうか？
まさか、家庭の中だけで夫に理不尽な事を言い、仕事場では　ポーカーフェイスで仕事をこなせているとは思いにくいのです。こういう潔癖症という症状のある人は　対人関係も往々にして上手く行かないものです。職場の人間関係だけは　上手くやるという二面性の使い分けを出来るほど器用ではありません。恐らく職場でも何等か、目に余る部分などがあったのではないかと考えると、上司や、人事などには　恥を覚悟で相談すると、何らかの措置を取って下さる事を期待しましょう。

と、いう事で　生活の糧、仕事の部分のお堀を固めておいて、夫婦の問題を片付けましょう。
離婚が可能かどうかという事でいうと　出来ると思います。但し、里心は捨てないと感情に押し流されると、難しくなります。

Kuropaさんには　傷口に塩を塗るような事で　心苦しいのですが、やはり潔癖症という清潔面への突出した性格と思いたいのですが　正常の範囲を超えています。
潔癖症という形で表面化しているのであって　やはり人格異常という傾向があると思います。
私は医者でも何でもありませんので、病状という部分には、これ以上踏み込む事は避けておきますが、奥様のそれは　通常の生活や夫婦生活を送る上では　常識の範囲を超えています。
結婚生活の何分の一が別居期間なのか分かりませんが　裁判をしても３年位の別居期間があると離婚を認められるケースかと思います。
最近は　俳優の高嶋政伸さんと美元さんの元夫婦は１年半の別居で離婚が認められました。

ここでもうお分かりだと思いますが、もう裁判という手段で離婚をするしかないと思います。
裁判とは言え　夫婦の場合はまず最初は調停前置主義と言っていきなりは裁判にはならず、調停から入りますが　調停はKuropaさんが申し立てて下さい。
何故なら、自分が申し立てた調停でないと不調に終わらせるにも　申立者の意思が必要です。
正直申し上げて　調停では奥様と決着がつくとは思えません。そしてまた調停では裁判官が断を下すのではありませんから　奥様と平行線になる事を考えると　裁判まで持って行って、裁判官の判断を仰ぐようにするのが　結局は近道です。
裁判と言っても　別に犯罪をしたわけではないので、そんなに物々しい裁判ではありません。
ただ、公平な立場の第３者という裁判官なら見て　修復不可能な夫婦と判断した場合、これ以上無駄な結婚生活を続ける必要はない、という断を下してくれます。
自分たちで話し合い・・・つまり協議が出来るなら　協議離婚が出来ますが　通常の話し合いが出来ない相手とは　ジャッジメントが必要です。
そのジャッジメントである調停を奥様が申し立てたのでは奥様が取り下げない限り、長くなることも考えられます。
調停前置主義がある以上、調停は消化試合だと考え、早く法的な判断を下されるステージに持って行かないと　離婚の協議を夫婦だけではらちがあきません。
まして、奥様の親まで参戦してきて　好きな事を言い出すと、しっちゃかめっちゃかになります。
これは夫婦の問題だからと　人払いを出来るよう　裁判に持って行く事しか　解決の方法は無いという感じますので　私情を押し殺してでも　裁判をしましょう。
奥様の言い分である　清潔面の観点は　Kuropaさんという夫婦の単位の中で　好きな事を言っている裸の王様に過ぎません。
早く　世間の常識という事の秤で物を考える　法的な話合いが出来る裁判所に課題を持って行くと
奥様の異常性を理解してくれる味方はいるはずです。
このままの生活では　夫婦の暮らしは愚か、子供さんを望むことだって不可能です。
こういう集団生活の出来ない人には子育ては出来ません。
２人の夫婦の生活に明るい未来がないという事は　一般常識の通じる家庭裁判所と言う所で
決着をつけて、奥様もこの結婚生活から　卒業させてあげて下さい。
Kuropaさんとは　夫婦の相性も皆無だと思うと　２人で前向きに卒業しましょう。

私は法律家でも何でもありませんので、法的な事へのアドバイスは出来ません。
上記の事は　私の相談業で経験した　相談の例に在った事ですので　あくまでも事例です。
調停の段取りは家庭裁判所に行けば　詳しく説明したビデオもありますので　裁判所で相談して下さい。
そして奥様の無茶な言い分に負けそうだと思ったら　弁護士を付ける事も考えて下さい。
本当は　それが一番早道かもしれません。
頑張って下さいね。

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回答日時：2013年9月18日(水) 07:50 JST

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