認めてくれる人がいると、 心のどこかで支えになります。

トラウマ(心の傷)とPTSDの専門家 百世 安里

こんにちは。
PTSDといじめの専門家、百世です。

ご相談、ありがとうございます。

娘さんは本当に頑張り屋さんですね！
不登校の時期があっても、通信制で卒業、
お仕事をされたりと、素晴らしいです！！

アレルギーですが、
もしかしたらお薬の影響も考えられませんか。

それに精神科の薬は、出ている症状を一時的に「抑える」だけで、
「治す」ものではないんです。

一時しのぎのために体に影響があっては、もったいない。
できれば止められた方がベターです。

また、娘さんご自身の「不安」が
不安が影響している面もあるかもしれませんね。
ストレスがたまると、アレルギーが出てしまったりします。


さて、根本的に解決する方法です。

まず、今のようにご家族全員が
「容姿」に執着（フォーカス）していては、難しいでしょう。

なぜなら、望まないことであっても、
脳は「フォーカスしたものが拡大し、実現」してしまうからです。

これを変えるには「フォーカス」を変えることが重要です。

ナイナイアンサー」というテレビ番組に出ている
103kgの恋愛カウンセラーさんはご存知でしょうか。
http://step13.cc/

一般には嫌われる「太っている」という体型を、
コンプレックスではなく、
自分の個性として肯定されたところから、
変化が起きたように思います。

一方、整形をくり返して、数十回とくり返し、
不自然になってしまう人もいます。

そうです！
容姿を「コンプレックス」として、
いろんな「原因」としてしまうと、どこまででも自己否定が続いてしまいます。

これをチェンジしなくてはなりません。

それは、「見た目より、中身が大事」といった言葉を
"娘さん"にかけることではありません。

悩んでいる本人にとっては、
自分の悩みを軽んじられたように感じてしまうからです。

ご本人にイシキを変えさせるのではなく、
"ご家族"の方から、フォーカス・・・人生の指針を変えて、
その影響を娘さんに伝えていきます。


具体的には、こういった言葉にします。

「中身よりも容姿を優先するような男なんて、
こっちから願いさげよ」

「あなたを大事にしてくれる男性が一番」

「見た目で判断するような男は、将来、若い女に浮気しかねない。
結婚した後でわかるより、早めに判別できてラッキーじゃない！」


そして、ポイントは
～～～～～～～～～～～～
相手から振り向いてもらえない・・・「相手に選択権」
　　　　　　　　　　　↓
自分にあった相手を見つけていく・・・「自分に選択権」
～～～～～～～～～～～～
にイシキを変えることです！

これって、すごく大きな意味があるんですよ！！

「選ばれなくてはならない」「自分は選ばれないかも」というのは、
"コントロールできない"ため、不安です。
ストレスになります。

でも、「自分が見る目を養って、自分にあう男性を見つけよう」
というのは、"コントロールできます"から、
気持ちが安定します。


昔の三高（高収入、高身長、高学歴）が
いまは魅力があせてしまったように、
「収入より家事育児を手伝ってくれる男性の方がいい」
「生きる価値観が近い人がいい」と
男性へ求める条件も変わってきました。

さらに不況や非正規雇用が増えたことで
若い男性の年収が下がり、
女性に告白できない・・つきあったことがないという男女は
20代の半数近くにものぼるそうです。

こちらのデータによると・・・・
http://www.dreamnews.jp/press/0000039927/

「未婚男女で、恋人がいない」人は・・・67.6％！
そのうちの3割は「過去につきあった経験ゼロ」という結果が。

その理由の第一位は、「自分に自信がないから」でした。

ですから、娘さんの悩みは、
あながち容姿とかではなく、社会情勢も大きいんです。
みなさん同じように悩まれているんですよね。


なにより、どんどん娘さんの良さを声に出して
言ってあげてください。

「あなたは、しっかりしてる」
「あなたのやさしさは、とても素敵よ」
「自分で勉強して卒業できるなんて、よくがんばったね。
やっぱり頭がいいんじゃない」等々

あなたの心の底にある愛を、
最初はちょっとテレると思いますけれど、
外人になったつもりで伝えてあげてくださいね。

うちの娘も、一重まぶたの地味な顔立ちで、出っ歯、アトピー。
しかも、いじめを受けて、
自己肯定感が大きくキズつき
自分なんて価値がないと暗くなってしまいがちです。

私がいくらホメても
「そんなこと言うのは、お母さんだけ！」と
突っぱねてきました。
反発的な態度をとってきました。

でも・・・・・・


それでも言い続けるんです。

「かわいい。かわいい。
あなたは、ママの宝物だもん」って。

認めてくれる人がいるっていうのは、
心のどこかで支えになります。

たとえ、反発した態度をとっても、
「死にたい」という気持ちは、きっと減っていくはずです。

人は、愛されることが必要なんですね。


「こんなに努力家で性格の良い、あなたの良さを
ちゃんとわかる男でないと、母さんは結婚させないよ。
大事な大事な娘なんだからね」と。

どうぞ伝えてあげてください。

あなたの心の底にある愛情は、きっと娘さんに伝わりますよ。

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回答日時：2013年10月 7日(月) 18:06 JST

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