「ダメな自分」と思うより…

心理カウンセラー・経営コンサルタント 市岡 久典

ご相談ありがとうございます。
日本セルフエンカレッジ協会の市岡です。
お返事が非常に遅くなってしまいまして、大変申し訳ありません。
（ご相談の通知を見逃しておりました。重ねてお詫びします。）

やらなければいけないことを先延ばししてしまうのですね。
ただ、自分を変えたいと思っていらっしゃって、
問題意識を強く持たれていて、向上心もお持ちだと思います。

自分がやろうと思っていることをやるためのテクニックはいろいろあるのですが、
まずは、先延ばししていることは何かを整理した方がよいでしょう。
あれもこれもやらないといけない→でもできていない→自分はダメだ
というように、あれもこれもと考えすぎて、結局のところ何も手がついていないように思います。
ただし、できていないことばかりでもないでしょう。
できていること、やっていることもあると思います。
何ができていて、何ができていないのかまずは整理すると、頭と気持ちがスッキリします。
読ませていただきますと、大きくは、仕事関係、自己研鑽、生活・お金でしょうか。
それぞれに関して、できていること、やることを整理しましょう。

その上で、時間は限られていますから、優先順位をつけて取り組んでみてはどうでしょうか。
その際、自分の取組みやすいものから取り組んでいくのがお勧めです。
そして、それが習慣になってきたら、他のやることにも取り組んでいきましょう。

さきほど書きました「テクニック」としては、次のようなものがあります。
・目標を決める
　やろうとすることについて、「何を」はハッキリしていると思いますが、
　「どれだけ」は明確になっていないかもしれません。
　勉強なら毎日何時間する、貯金なら毎月いくらするなど目標を明確にするとそこまではやろうという行動に結びつきます。
・スケジュールを立てる
　漫然と「やらないと…」と思っていてもなかなか進みませんので、
　１日や１カ月のスケジュールを立てて、いつやるのかを明確に決めることです。
・衆人環視の状況に身を置く
　人の気持ちは弱いもので、ご相談いただいた内容は程度の差はあれ、多くの人が感じています。
　自分一人だけでできないときは、他の人から見られてやらざるを得ない状況に身を置きます。
　たとえば、資格の勉強であれば、その資格の学校に通ってみるなどです。
・環境を整える
　これも衆人環視と似ているのですが、やらざるを得ない環境を作ることです。
　たとえば、漫画を捨てるとか見えないところにしまってしまう、給与から天引きして自動的に積み立てるようにするなどです。

気になる点としては、「ダメな自分を変えよう」というところです。
そう思うと、苦行のように思って、行動に移しにくいかもしれません。
また、潜在意識では「ダメな自分」を証明しようと思って、無意識のうちに「ダメな」行動を取ってしまうものです。
むしろ、出来たときの楽しいこと、「できている自分」をイメージした方が行動しやすくなります。
たとえば、仕事のノルマを達成した自分、資格を取得した自分をイメージしてみます。
そうすると、ワクワクしてきますし、できそうな気分にもなってきます。
「やってみようかな」と行動への心理的なハードルも下がります。
もし、あまり心が動かなかったら、できるだけ具体的にイメージしてみてください。

それぞれ簡単な説明になってしまいましたが、この回答が少しでも参考になりましたら幸いです。

文章でのコミュニケーションのため、分かりにくい点がありましたらご了承ください。
また、きつく思われる表現などありましたら、その点もご了承ください。

回答までに時間が経ってしまいまして、本当に申し訳ありませんでした。
できそうなものがありましたら、よかったら試してみてください。
そして、難しい点や分かりにくい点などありましたらまたご相談いただければと思います。

よろしくお願いいたします。

回答日時：2014年4月 8日(火) 20:07 JSTお礼のコメントを書く

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。

心理カウンセラー・経営コンサルタント

市岡 久典相談件数：79件

プロフィールこれまでの回答

このプロにすぐ相談