等身大の自分を認めることからやってみませんか？

親子コミュニケーション研究所 藤原 万梨子

はじめましてnnko さん、ご相談拝見させていただきました。

小さい頃からご両親の顔色を見て、ご両親が望むような言動をされてきたのですね。
大人になった今も小さい頃からの習慣が続いてしまい、周りの方から矛盾しているように思われて、ご自分もそれを改善したいと思っていらっしゃるのですね。

ご質問から感じられるのは、nnkoさんは、ご自分の素直な気持ちをちゃんとお分かりのようですね。
でも同時に素直な気持ちを話してしまうと、怒られるのではないか、居場所がなくなるのではないかという不安でその場しのぎの嘘をついてしまうこともあるのですね。

嘘を嘘で取り繕うのはとても疲れてしまいますよね。
まるでブレーキをかけながら、アクセルを思いっきり踏み続けているような・・・・

このメールの内容だけでは、情報が少なく、私の推測になってしまうのですが、
本当の気持ちをうまく表現できていないと、例えば、肩に力が入ったり、顔がゆがんだり、腰が緊張していたりしませんか？
体は様々な形で心との不一致を表現します。

nnkoさんだけでなく、原因不明の腰痛や肩こり、痛みというのは、言いたいことが言えないとか、言いたくないことを言わなければいけないというストレスが原因の方も少なくないと思いますよ。

自分の心と言動が一致していくように日々小さなこと、できることからやってみませんか？

食事をして、美味しいなと思ったら、「美味しい」と言ってみるとか、ご自分の楽しいことをしてみるとか、まず、ご自分の気持ちに素直に行動してみて、それを口に出していってみる。
その感覚を体に覚えさせていくのです。

ご両親との関係はすぐに変わらないかもしれませんが、できるところから変えてみましょう。

それと、できない自分、等身大の自分を認めることだと思います。
理想的な自分ではないところは、みんなありますし、自分の出来ない部分を認めている人は人にやさしいです。

私自身も自分の本当の気持ちを表現するのは難しいと感じています。
相手の意にそぐわなかったりすると、相手の望むようにしてあげたくなりますよね。

相手が喜ぶように嘘をついてしまうかもしれません。
でもそれは、お互いにとってはかえってマイナスになってしまいます。

相手の気持ちを悪くさせないで、自分の気持ちを伝えること、それは技術でもあります。
話し方というのは、トレーニングで変えられる部分もあります。

話し方教室などで、専門家のアドバイスでnnkoさんの気持ちと言動が一致できるようになれば、周りの方の反応も違ってくるでしょう。

このご相談メールではnnkoさんは素直な気持ちをきちんと伝えていただいて、矛盾はないと思います。

身近な人で素直になれる人を見つけたり、nnkoさんが等身大の自分を認めることを日々の中でできることから少しづつやってみてはいかがでしょうか？

回答日時：2014年1月22日(水) 16:28 JST

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