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回答プロ:心理カウンセラー・コーチ のぶさわ 正明
ご相談者:20代/女性
初めまして。
現在、大学2年生です。友達がいません。
小・中学とあまり友達がいませんでした。一番最初に仲良くなった子とは、違うクラスになってしまったことで疎遠になりました。話をする人はいるけれど、何人かでグループを作らなければならないときなどは必ず余ってしまっていました。
高校ではそんな人間関係を作り直そうと、同じ中学からは2~3人しか行かない、遠くの進学校に進みました。その高校では、様々な個性をもつひとがたくさんおり、みんなそれぞれの個性を尊重していて、今思えばとても心地よい空間で充実していました。数は少ないですが、気の合う友人もできました。みんなそれぞれ違う大学に進みましたが、今でも年に1~2回は会っています。
しかし、大学に入ると、友達を作ることができませんでした。ほとんど知らない人ばかりで、自分から話しかけるのが難しかったです。それまでも相手のほうから話しかけられて関係が始まることが多かったです。人見知りなのかもしれません。気づいたら友達グループができており、私はどこにも入ることができませんでした。
サークルに入らなかったことも原因かもしれません。私の学部にはその学部のサークルがあり、同じ学部の人はほとんど入っています。しかし、運動部しかなく、私は運動が苦手だったので入りませんでした。全学サークルのほうも、特に入りたいと思うサークルがなく、どこにも入りませんでした。
今は、講義を受けるのも食堂でご飯を食べるのも一人です。周りのみんなは友達と楽しく会話したり勉強をしたりしているのを見ていて、自分はこの大学では孤独だなと感じています。一日を誰とも会話せずに終えることも少なくありません。
一番みじめに感じたのは、とある教授との面接です。試験の結果がよくなかったので、再試験を受けるのに面接を受ける必要がありました。そこで教授に「友達と一緒に勉強しなさい。友達と切磋琢磨しながら勉強すれば、自然と覚えられるから。」と言われました。私にはその友達がいないんだ、友達がいないときはどうすればいいんだ、と怒りを感じたのを覚えています。結局その教授は私のことを見ておらず、みんなにも同じことを言っているだけなのだな、としか思えませんでした。試験の結果は私の落ち度ですが。
人間関係がうまく築けないのは、自分に何かが欠落しているからだろうなと思い、いろいろ考えてみました。そこで気づいたことは、自分は他人を信じることができない、ということです。
別にいじめられていたわけでもありません。しかし、小さなことが積もっていき、人には他人を利用する人と利用される人がいて、自分はいつも利用される側だったこと、結局人は自分が一番可愛くて、人は簡単に裏切る、ということに気づいてしまいました。それから、人と関わるときはある程度の距離を保ち、他人を心の底から信じることができなくなりました。高校時代の友達はみんな信頼できるいい人たちばかりですが、心から信じているかと言われると、そうではない気がします。私には本音を言える相手がいないのです。
互いに高めあうことができ、信頼できる仲間がほしいです。
もちろん、それは自分次第だ、ということもわかっています。
これからどのような心持で人と接すればよいか、アドバイスをお願いします。
20代/女性 | 日付:2014年1月26日(日) 23:23 JST | 閲覧件数: 2,496
初めまして。「心の相談ルーム」オアシス大阪の、のぶさわです。
長門さんのご相談を拝見しました。
「友達を作りたいけど、作れない」、「他人を信じたいけど
信じられない」という板挟みになってしまいお辛かったと思います。
「他人を信じる事ができない」というのは、あなたの欠落ではありませんし、あなたのせいではないと思います。
「自分自身が自分を扱うように、他人は自分を扱う」という言葉があります。
例えば、あなたが自分自信を否定していたり、自分の考えや気持ちを
信じてなかったりしてると、他人もあなたを否定したり、
信じられないという気持ちを強化する様な言動を無意識に採るでしょう。
あなた自身は、自分を否定する気持ちは持っていないでしょうか?
或いは、自分と他人が譬え意見が違っていても、自分が正しいという
気持ちや感情に従う事はできますか?
もし、それが難しいのであれば、それはあなたの生まれつきの性格ではなく、
子供時代に作られた考え方の場合があります。
赤ちゃんにとっての「初めての他人」は、母親(と父親)です。
あなたのご家族の事を知らない私が勝手に想像して書くのは大変失礼な
お話ですが、例えば親が他人を信じていなかったり、
「他人を信じちゃいけないよ」と言われたりすると子供はその考え方を
取り込みます。
また、親が子供を(結果として)利用していた場合もそうでしょう。
或いは、とても優しい親であっても、大好きな親の為に、親の果たせなかった
願いを引き継いで、自分の人生ではなく他人の(親の)人生を生きて来て
苦しくなる・・・。
自分を犠牲にして、親の期待に応える為に頑張って来たのにどこかで空しさ
を感じて立ち止まる・・・。
そんな時には「私は親に利用されたのかもしれない」と思いますよね。
そうして「所詮、他人は私を利用しようとしてるんだ。
他人なんか信用できない」と思ってしまってもおかしくないでしょう。
まあ、勝手な想像で書いてしまい、全然当たってなければすみません。
いずれにしても、
①まず、自分(の存在や考えや気持ち)を否定しない事
②自分の考えや気持ちを信じる事、そしてそれを相手に伝える事
③心から信じ合える”親友”は誰でも一生に一人でもできたら、
とても素敵な事と感謝し、それは宝くじに当たる位稀有な事と考えて、
まず本音を言えなくても「一緒に居て楽」な友達を作る事を考える事。
④高校時代に「どうやって、一から友達を作ったか?」をよく思い出し、
その中で今もできそうな事を考えてみる
⑤「①」~「④」をよく考えて、実際の行動としての「最初の第一歩」を考えて
少しずつ実行してゆく。
(※例えば、色んなサークルを覗いて、興味がなくても居心地が良さそうな
所へ思い切って入り、親友じゃなく顔見知りを作る事から始める。
顔見知りを作る事を目的に、バイトを探してみる等)
以上、無理なくできる事から少しずつ行動してゆくのがコツです。
回答日時:2014年1月28日(火) 14:26 JST
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ありがとうございました。
少し気持ちが楽になりました。
| 20代/女性 | コメント投稿日:2014-01-29 |