不倫は、そもそも、くだらない付き合いです。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

ご相談、ありがとうございます。
2人の付き合いがどういう物か理解できないとありますが　このメールの中で　充分お分かりになっているのでは？と思う節があります。

★主人は、生活全般の世話とお金は妻、下半身の世話諸々はあちらという分担にしたのでしょう。
★不倫相手は“ごめん、ばれた？”“また私が必要だったら連絡して”と絵文字たっぷりのお気楽な返事です。

つまり妻とは生活なのです。
そして女性はセックスフレンド、セフレなのです。
女性もそれは解っていて、御用の時はいつでもどうぞ、要するに都合のいい時に呼んでねという　「都合のいい女」なのです。

もちろんrapupoさんも、いい大人ですから　この意味を知らない訳ではない。
こういう人たちがいるという事はご存知のはずです。
でも　理解が出来ないと言う・・・・・・

私はこういう付き合いを許しなさいと言っているのではありません。
残念ながら世の中には、こういう事を楽しむ人が居ます。
沢山いると言っていいでしょう。
悲しいかな、rapupoさんのご主人がこういう事をする人の中の一人だという事です。
rapupoさんの「理解に苦しむ」と言うのは、こういう人達がご自身の夫だという事を受け止められないのだと思います。

人には色んなタイプがあって、色んな生き方があります。
ご主人も最初rapupoさんと出会った時は　そんな人ではなかったのかもしれません。
その女性と再会し、ご主人は　自分の中の何かがはじけちゃったか、目覚めたかは分かりませんが　ご主人はそういう事が出来る素地があったという事です。
川の魚は海では泳げないように、ご主人は　その海で泳げる体質を持っていたという事です。

確かに妻からすれば　それは許しがたい事だとは思いますが　ここをいつまでも「理解できない」と言っていると　ご主人もrapupoさんに距離を置いてきます。
全く理解できないと言っているばかりでは　物事を遠ざけるだけになります。

妻の立場からすれば　「私ならこんなこと、出来ない」という付き合いをご主人はその女性としているのです。
だから、考え方としたら、「私なら・・・」と考えるのではなく「私と彼女とは違う」という事からスタートしなくてはなりません。
つまり人種は違うけれど　確かに　そういう人たちはいるのだと分かれば　理解する必要はなく、自分とは違う考えの人たちがいる、という受け止めになります。
でも、それでいいかと言うと　このままでいいはずがない。
もちろん　その女性だって、最初は遊びのつもりでも、時間が経てばいつまでもそんなセフレは嫌だと思い始めないとも限りません。

一生、このままという保証はどこにもないのです。
例えそれが既婚者であっても、向こうの家庭も　いつ離婚してもおかしくない状態かもしれません。
浮気相手の女性が家庭を守り、円満な結婚生活なら、恐らくそんな不倫をしないでしょうし、浮気相手の夫も、何等か夫婦関係は破綻しているのかもしれない。
そうしたら万一離婚でもすれば、今度はrapupoさんのご主人と正々堂々と不倫を成就したがるかもしれません。

これは脅かしているのではありません。
rapupoさんとご主人もいつ何が起きるか分からないという危機感くらいは持っておいた方がいいという事です。

ではいつ爆発するか分からない爆弾を抱えているような、「ただびくびくして待っているだけ」と言うような受け身でいいのか？という事です。
離婚をするか、否か・・・これでは　一見rapupoさんに選択権があるように思えますが
実はご主人だって離婚の準備に入っていると思える部分もありますね。
それは金銭的な事で見えて来るのですが　ご主人が貯金を独り占めし、妻に一切、お金を渡さないというような事も起きてきます。
まだ、今はそういう酷い事にはならないとお考えでしょうけれど、一旦物事が動き出したとしたら、いっきに、滑り出します。その準備をその時からしても　ご主人は勢いをつけていますから、もう止められなくなりますし、逆らえばその逆切れ度が増します。

ですので　相手の出方しだいを待つという事ではいけないとrapupoさんはお気づきになったのだと思いますが　ここで、「あれ？」と感じるのです。
rapupoさんは優しい人のようですが　あまりにもご主人にゆだね過ぎです。

離婚をされる前に　自分から決意と言いながら　どっちみち離婚を選ばれるのでしたら、もっと有利になる離婚をしなくてはいけません。
ご主人が離婚を言い出した時には、すでに離婚の準備は終えた後ですから、rapupoさんがしのごの言っても　後の祭りです。
と、いう事はrapupoさんが　自分の道は切り開かなくてはならないと思います。

こんな好き勝手をする夫には三行半を突きつけて、慰謝料でもがっぽり取ってやる・・・・なら分かりますが　夫が離婚を言い出す前に自分が離婚の決意をしなければ・・・・なんて
これは逃げているだけです。
rapupoさんは争い事は好まない性格の人かもしれませんが　これで　ご主人と別れて安心な暮らしが保障され、慰謝料も沢山貰えそうなら、ご主人がご機嫌よくされている内に離婚をするのもアリだとは思います。

でもこういう男性は自分のこの先の事を考え、自分の為に貯金をせっせと　移し替えているのだとしたら、いざとなったらrapupoさんの持っているへそくりすらも目を付けてきます。

いいですか、下記の言葉を、焼き付けて下さい。
「離婚の話はお金の話」

rapupoさんが今後、一人になって生活するには　充分なお金はありますか？
今から働けば何とかなる、という事も一つですが　それは健康が担保されての事です。
では、ご主人は万一離婚の際には、妻の生活を心配してくれるだろうか？と考えると、現段階では自分の事だけしか　考えてらっしゃらないような気がします。

それに、今更申し上げるのは　ナニですが　ご主人の仰っている浮気の口実が　私にはピンと来ないのです。
rapupoさんは心優しい人ですから、ご主人が仕事の苦労と努力をされ、それを支えたのが　その女性だったと言うのを鵜呑みに慣れていますが、私から言わせれば　rapupoさんに浮気を公認させるための口実に思えてなりません。

つまりある時期、本当にご主人の仕事が大変な事があり、その山場を越えた事は嘘とは申しません。現に上司からのねぎらいの言葉をrapupoさんにっも言ってくれるとは　相当な頑張りをされたのでしょう。
でも　その頑張りの最中　その女性が支えたって、何か変じゃないですか？

恐らく　その大変な時期は　帰宅時間も遅く、会社で寝泊まりもあったかもしれません。
いえ、恐らくご主人は残業や、仕事を夜通ししなくてはいけないという多忙さの中で頑張っておられたと思います。
自宅へ帰られても　泥のように眠る日々だったのかもしれません。

でもね、家に帰るのも寝に帰るだけの残業だらけで　いつその女性と会っていたのでしょう？
電話だけで励ましてくれてたとは　思えません。
恐らく　自宅に帰れない時間帯の　何分の1かは、女性とデートしていたはずです。

つまりrapupoさんが仕事だと信じていた日の何割かは必ず女性とデートしているはずです。
当然、大人ですからデートはお茶だけとはいきません。セフレですから　そういう癒しを求めたデートだったと断言できます。
それを　ご主人に言わせると、「支えてくれた」と言うなら　サラリーマン、功績をあげる度に、女性が奉仕するのでしょうか？

rapupoさんは　ご主人のいう事を　美しく捉え過ぎかもしれません。

要するに　お仕事を頑張らなかったとは言いませんが　仕事を隠れ蓑にしながら女性とデートし、実際結果を挙げたから　その女性にお礼返しをしないといけない、何て、完全にご主人のペースなだけです。
要は　rapupoさんに浮気を認めさせたい、取って付けた理由だと思います。
出世をしたのは女性のおかげだから　女性と会うのを公認にしたいと言うだけです。

ここを、rapupoさんから　身を引くように決意をした方がいいか？ってちょっと違う感じがするな～。

rapupoさん、人が良すぎます。のんびりし過ぎです。
でも、ここまでのんびりしたのですから　ついでにもっとのんびりしましょうよ。

rapupoさん自身がこんな結婚生活はもう、金輪際ごめんだ。
お金なんていらない、自由さえあれば　私は嬉しい・・・
生活は何とかなるくらい、貯金があるし…親がお金持ちだから暮らしの事は心配ない。

そういう事であれば　このご主人とさっぱり縁を切り、精神的に解放されたらいいと思います。
でも、何等か生活が心配であったり、将来が不安であれば　貰える年金をしっかり貰う生活をする事も　本当の意味での精神的自由を生み出します。

別に毎日、ご主人と仲よく見つめ合って生活する事が　良いとは限りません。
でも、ここまで来て　rapupoさんの苦労より、ちょっとエッチな女性の方がいいなんて、こんな話をまともに聞く必要はないのです。

ご主人と同じような年齢の女性です。
いつまでも若くはないでしょう。
もう少ししたら、くたば・・・・イエ、衰えるでしょう。

短気を起こしてご主人と別れるのはまだ早い。
世の中長く連れ添ったから　仲がいいとは限りません。
あまり口を利かなくても、薄～く、長く続いている夫婦もいます。
ご主人の事を　しばらくＡＴＭの機械だと思って　生活をしていくのもいいのかもしれません。
のんびりしたrapupoさんは　変に行動に出るより、眺めておくことが出来るなら、そうしませんか？
近々、関東へ出張します、非公開相談で直接、お目に掛ってお話を一度出来たらいいな、と思います。
一度、お電話を頂戴出来たら、と思います、

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回答日時：2014年4月 1日(火) 11:12 JST

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