あまり　厳しすぎるのもどうかな

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

ご相談、ありがとうございます。それにしても再婚って難しいですよね。
若い時の恋愛は　ただ「好き」という気持ちだけで結婚したものですが　再婚となるとお互いに　背負っている物がある中での結婚です。
そうなると　結婚してからの人生は夫婦二人のものですが　結婚する前から背負っているのは　ご主人の半生です。
ここを新しい妻を迎えたからと言って　捨てられるものではありません。
もちろんpeachさんは　そんな事を願っているのではないと思います。
現に後3年位は　姑さんと別々い暮らして　その後の同居も考えてらっしゃる訳ですから
あながち　まったく姑さんを排除しようという事でない事は私も理解できます。
しかしご主人には　理解できないのですよ。
それは何故か？

人間は色んなしがらみが身に着いています。
自分の欠点も解ってる人もいます。
でも　分かりながらでも　どうしようもない事だってあるのです。

さてpeachさんは　ご主人の以前の離婚理由をお尋ねになりましたか？
もちろんpeachさんだって　昔の話は聞かれたくないから　前の結婚の離婚理由はご主人に事細かに言っているとは思えませんし、ご主人だって聞きたくもないかもしれません。

でも　もし私が再婚を考えるなら　私だったら　事細かに聞きます。
何故なら　人間は　そんなに180度変われない生き物です。
たいてい前の結婚の間違いと同じことを繰り返すと考えていた方がいいのです。

しかし　女性の場合は　自分の欠点もやってしまった間違いも　今更言わなくても解っている事が多いのです。
だから、再婚した場合は　以前の結婚で同じ間違いをしないように　現在の夫にはあえて言わなくても、まあまあ努力します。
でも　男性は自分の欠点と言うか、以前の結婚生活の間違い、つまり離婚の原因を解っていません。
だから女性は再婚しても上手く行くケースが多いのですが　男性の場合は　また離婚を繰り返します。
これは何故か・・・・・
結局本当の原因が分かっていないか、または解っていてもどうしようもないのか、どちらかです。

ご存知かどうか分かりませんが　（昔の私のホームページで自己紹介してますが・・・）
私は　この夫婦問題カウンセラーの仕事と同時に　結婚紹介という仕事をしております。
今の仕事の比重は　９９％カウンセラーですが　昔からのご縁で　結婚相談業を兼業しています。
そもそも　夫婦問題カウンセラーの道に入ったきっかけは　結婚相談という事と同時に
結婚して頂いた方の相談も受け　円満な結婚生活を営んでもらう為に　夫婦問題のカウンセラーも手掛けたという事が入口です。
そういう意味で　お見合いおばさんという仲人もやっておりますので　「お見合い」という事の中身を知っております。

そこで　ちょっと　お見合い結婚という制度についてご説明させて頂きます。
ばっさりした言い方をしますと　お見合い結婚とは「条件」で決める物です。
もちろん屁理屈を言えば　人柄も大事と言いますが　それは　恋愛にだって必要ですから恋愛結婚と違う点は　最初から相手の条件が見えるので　結婚へ一直線に向かえるという事で結婚相談所の会員に登録する時点で　結婚へのスタンバイが出来ていると考えます。
プロポーズの時期さえ仲人が背中を押してくれます。

それに引き替え　恋愛は　好きになっても　お互いの家柄や　持ってるバックボーンによって実らない事もあり、悲しい別れも経験します。
その点　お見合い結婚は相手の条件は解っているので　条件の摺合せ次第と言う事になります。

そこで　話を前に戻しますと　ご主人の離婚理由を聞きましたか？という質問に再び戻ります。
ご主人の以前の離婚理由に　姑さんは関係してないでしょうか？
これは　ご主人に聞いてほしいという意味ではありません。
今となっては　そんな事を言うはずはありませんから　むしろご主人がどんな事を言っていたか、思い出してほしいのです。

たいていの男性は　以前の離婚理由を　下記に上げます。
１、 妻の浮気
２、 妻の浪費や借金
３、 妻のノイローゼやヒステリック

こんなことをいう男性はほぼ、嘘だと思って下さい。
何故なら　私が夫婦問題のカウンセラーをしていて　夫の浮気問題の数の多さには驚きます。
確かに　妻が浮気をする時代にもなりましたが　やはり数から言うと夫の浮気の比ではありません。そして実際に離婚件数の中でも　理由は夫の浮気が殆どです。
しかし　その男性の口から語られる離婚理由は　すべて妻のせいばかりです。

だから　peachさんのご主人がどういう理由をおっしゃるか分かりませんが　もし上記のような理由を言われたら　これは　ちょっと別問題があると思います。

それより　もし　以前の奥様がお亡くなりになっているという事ならば　お気の毒ですが
それ以外の理由だとして、考えられるのは　嫁姑問題がなかったか、という事です。
もし　そういう事があったとしたら、今回の結婚で同じことが起きても不思議ではありません。

まず、ご主人は結婚前には　どこで誰と住んでいたか？です。
もしお母様とご一緒に生活されていたとしたら　peachさんとの結婚によって　お母様をちょっと置いてきたような形になります。
そして　「２，３年待っててね」と親と離れ離れになる事を　親に悪いと思えば　早く家でも建てて同居しようという話になります。

だから　ご主人にすれば　peachさんとの結婚で親をおいてけぼりにした感じがあれば
せめてお小遣いくらい、弾んであげたくなりますよ。
だから　この結婚は　お母様と一時的に離れたというより　ちょっと奥様にお母様の居る生活へ誘導するために　ちょっと奥様の所に　単身赴任していたような結婚生活だったのではないでしょうか？

言い方としては酷い言い方をしていますが　それほど　ご主人に取ってはお母様は切り離せない物だったかもしれません。

何故なら　私も独身男性のお世話をしたことは　数えきれないくらいあります。
心の優しい男性で　今更、年老いた・・・・いえ　年おいてなくても　「息子命」のお母様を一人にさせたくないのですよ。
しかし　結婚紹介のプロフィールカードに　親と同居と書いてしまうと　それだけで縁遠くなる。
だから　結婚の条件の所は親と別居とは書かないで、後々　いずれ同居に持って行くという算段です。例えそれが計画的ではなくても　親孝行の男性は　そういう物です。

これを　言い方を変えると　妻からすると「マザコン」になる訳です。

ご主人が　お給料以外に　不動産収入迄あったという事は　大変な裕福な家庭を築けるはず。
でも　その母体を作ってくれたのは　母親の苦労もあったからかもしれません

ご主人の収入は妻の物とは言いませんが　結婚した途端に　妻に自分の母親に渡す小遣いまで　とやかく言われたくないと言うのも　一理あるかもしれません。

ご主人はお給料だけでも　妻を養おうとして下さっているなら　それも有りがたい物です。
あと3年後に同居するのは　もう少し新婚生活を二人で味わいたいから？

それならお金の使い道はとやかく言わず　2人の時間を作る工夫をすべきでご主人の収入の事やお母様への小遣いは　peachさんが来るずっと以前から　当たり前のように上げていた事かもしれません。むしろpeachさんの存在の方が後出しジャンケンかもしれません。
すべてお金の管理をしようというのも　妻の役目ですが、ご主人はそれを頼んでもいないという事では無いでしょうか？家計は妻が管理してこそ・・・・という気持ちは分かりますが　それは人生をずーっと一緒に歩いてきた夫婦だからこそ言える言葉。
それには長年、夫唱婦随の夫婦としての歴史が必要です。
冷たい言い方ですが　peachさん家の今の生活があるのは　ご主人が築き上げて来たもの。　もっと言えばpeachさんが現れる前まではお母様が身の回りのお世話をなさっていたはず。
ある意味　ご主人の今があるのは　お母様のおかげです。
だから　お母様にお小遣いを上げる余裕も　言うなればお母様の功績も大きかったはず。
功績とは財産です。その財産をお母様とご主人とで　築き上げてきたとしたら　むしろpeachさんの方が新参者です。
財産はご主人の物という感覚が強ければ　peachさんの方が追い出されてしまいますよ。
私は基本的に　ご主人は優しい人のように思いますので　peachさんは　その優しさを独り占めしようなんて考えない事です。
うまいこと　姑さんにもおすそ分けしてあげてこそ　ご主人は喜んでくれるのではないですか。
釣書に嘘を書いたなんて膨れない事です。
「親といずれは同居」という言葉が優しすぎて　peachさんには言えなかっただけです。
でもpeachさんの事を気に入ったから　何とか結婚したかったというご主人の気持ちだけは信じてあげて下さい。
別居なんて考えないで仲良くお過ごしください。

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回答日時：2014年5月21日(水) 16:23 JST

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