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回答プロ:人生コーチ 今瀬 ヤスオ
ご相談者:30代/女性
初めまして。もひもひと申します。現在35歳で、小さな会社の正社員で働いており、母と2人暮らしです。母は67歳です。父は20年前に病気で他界し、父の経営していた会社を引き継ぎ、母が女手ひとつで私を育ててくれました。何不自由なく短大まで出してもらいましたが、不景気という事もあり会社を倒産ではなく清算し、譲渡しました。と同時に自己破産もしました。しかし自己破産申請をした一部が通らず支払いが生じたものもあり、私が全て工面しました。自己破産の申請費用、滞納していた母の国保や他の税金、母の他の借金も私が全て工面しましたので私にも貯蓄なんてありません。私はその時乗っていた車を売り払い軽自動車にしました。(地方都市なので車がないと生活できないので)とにかく自分の今までの生活水準もかなり落としました。以前母もパートに出ていましたが、そこが潰れてからは無職でずっと家にいます。もちろん母は無貯蓄、無年金なので生活費の全ては私が賄っています。ただ、日中の勤めだけではもちろん賄えないので、会社には内緒で夜間と土日祝はコールセンターのアルバイトをして生計を立てているのが現状です。そして私は一人っ子で誰にも頼れません。現在彼氏もいません。好きな人はいますが、こんな状況の私がどんな顔をしてアタックできるでしょうか。恥ずかしいです。アタックされた方も迷惑だと思い諦めています。私はこれからの生活を考えると頭が痛いです。家は私の持家になっていますが、古く立て直すお金もありません。これから先、母を施設に預けたり長期入院する必要が出てきた場合費用をどこから捻出していいのやら。欲を言えば、これからもし私が運よく結婚し、運よく子供を授かる事が出来た場合、仕事を掛け持ちするわけにもいきません。母の生活はやはり生活保護に頼るしかないのでしょうか。と言うより私は、結婚も出産も望んではいけないのでしょうか。高望みでしょうか。やはり、ここは全てを諦めて今まで通りの生活を送っていけばいいのでしょうか。お金の問題もありますが、母は私の私生活にまで口を出してきます。お金は出さないが口は出す。といったところでしょうか。正直遊ぶ時間は他の独身の友達よりは格段に少なく(というかほとんどありません)たまに、誘われた飲み会に行っても明け方に帰ってくるわけでもないのに「遅い、どこまで行ってた」友達と出かけると言うと「友達って誰」等、正直放っておいて欲しいです。機嫌が悪いと罵声を浴びせてくる事もあります。(例「結婚出来ないのはお母さんのせいじゃない、あんた自身に問題があるから」「ちょっと働いているからって偉そうに」等)母は私が全てかもしれませんが、私にはしんどく重たいです。たったひとりの母ですが、正直もう一緒にいるのもしんどいです。親不孝者でしょうか。とにかく経済的負担はもちろんの事、精神的負担も相当なものです。たくさん話してたくさん笑って楽しく笑顔で過ごす日々も多いですが、やはり辛いです。話があちこちに飛んでしまい非常にわかりにくい文章で申し訳ございませんが、とにかく私はこれからどうしたら良いのでしょうか。どうなるのでしょうか。そして母の老後はどうなるのでしょうか。母の事を念頭において自分のこれからを考える人生はもう嫌です。考えるだけでも涙が出ます。何か良いアドバイスをいただけると有難いです。まだ私は甘いでしょうか。
30代/女性 | 日付:2014年7月16日(水) 11:29 JST | 閲覧件数: 3,445
はじめまして
人生相談コーチングの今瀬保男です
ご相談ありがとうございます。
貴方は、お父さんが亡くなってから、事業を引き継いだお母さんを助けて
20年間良く頑張ってきましたね。
これは気休めで申し上げているのではありません。
実は私も貴方と同じような人生を辿ってきたからです。
30歳の時、父の会社が負債30億で倒産しました。
その後、私が再建社長になり10年間の苦闘時代を経て
事業を清算することになりました。
貴方も同じ様にお父さんから、お母さんへ引き継いだ親の事業の
後始末をして、現在でもその影響で経済的にも苦しんでいるのですね。
親との関係も私の場合と似ていますね。
私が欲しかったのは「お前には苦労をかけたね」という一言でした。
しかし、父が亡くなるまで一言の感謝の言葉も聞けませんでした。
経済的な苦労は勿論ですが、親との絆が保てない辛さは正直かなりこたえました。
事業の清算という性質上、誰にも苦しさを打ち明けることができませんでした。
さてお母さんとの関係ですが、お母さん自身も苦労を重ねた
人生でしたね。
お母さんも、その苦しさを他人には言えないのですね。
ついつい心優しい貴方に甘えて、暴言を吐いたり愚痴を
言ったりするのでしょう。
少し冷めた言い方かもしれませんが、これからは自立した大人の自分と
年老いた一人の女性という関係に、お母さんとのかかわりを変えていく
時期だと思います。
子供の幸せを望まない親はいません。
お母さんも色々な葛藤はありながら、心の底では貴方の幸せを
一番に願っているはずです。
お母さんの老後については地元の自治体の福祉課などへ一度
ご相談されたらいかがでしょう。
私の親の場合も、地元の自治体で親身になって対応していただきました。
貴方とお母さんは今まで同じ列車にのり、同じ人生を歩んできました。
しかし、貴方はそろそろ一人で、別の列車に乗り換えなければいけない
時期に来ています。
孤独になる恐怖感もあるでしょうが、人生の旅には乗り換えが必要です。
いま良いことが永久に保証されているわけでもなく
いま悪いことが死ぬまで続くわけではありません。
状況は常に変化しています。
だから良い時にも決しておごってはいけませんし
そして悪い時こそ挫けず希望を持つことです。
あきらめないで努力を続けることです。
そうすれば必ず貴方の人生の活路が開けます。
貴方の様な、人の心がわかる、心優しい方にふさわしいパートナーが
やがてあなたの前に現れるのではないでしょうか。
回答日時:2014年7月17日(木) 06:18 JST
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お忙しい中お返事ありがとうございました。早速読ませていただきました。
いろいろこみ上げてくるものがありました。母はもちろん、私自身も人生の岐路に立たされているのだと改めて実感致しました。母も、娘に苦労をかけている、迷惑を掛けている、という胸の苦しさ、誰にも相談出来ない苦しさがあるという事はわかっています。しかし、日々の生活の中で、鬱陶しく感じてしまい、優しく接する事が出来ない事も多々あるのも現状です。
周りの人たちは私をまだ若い、人生これから。と励ましてくれる方も多いですが、これからの結婚や出産を考えると(出来るかどうかわかりませんが)もう、待ったなし。だと思っています。
先生のおっしゃる通り、確かに悪いことがこのまま続くわけではないと思います。良いこともこのまま続くわけないとも思っています。現状を変えるのは自分しかいないと思います。
母の事は、後々行政に相談しようと思っています。
少しでも前進出来るように、変わらず前を向いて頑張ります。
ありがとうございました。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2014-07-17 |