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回答プロ:心理カウンセラー 伊東 香
ご相談者:30代/女性
初めまして、宜しくお願い致します。
先月出産したばかり、現在里帰りで実家に帰省中です。
実家の両親、とくに母との関係について悩んでいます。
私は、3人兄弟の長女で、小さい時から周囲の評価を気にして行動してきました。「しっかりしてるね」「丁寧に出来るね」「自分で出来るんだね」そう言われるように、生きていたようなきがします。いわゆる、手のかからない良い子だったと思います。
良い子、良い人でいたい気持ちは今でも続き、何でも言われるがまま…、断ったり嫌な顔が出来る相手は限られています(両親兄弟主人)
人に良く見せたいがため、自分の意見はろくに言えず、いつもモヤモヤ。でも、私が口を出さない事で、その場が丸く収まるなら…。と自分で勝手に思い、今日まで来てしまいました。
そんな私を、両親は、大人しくて手がかからない、内気、マイペースに丁寧に仕上げる…と何も問題はないと、むしろ自慢に思ってくれています。ただ、そんな性格だからと、特に母は「お母さんが、言ってあげるね」「〇〇しとこうか?」と…。大人になった今でも、そんな調子です。今では、私も、「自分でやるからいいよ!」と断る事がほとんどですが、母にとっては、いつまでも子ども、子離れ出来ていないようです。私自身も、それを鬱陶しく感じながらも母からの情報を素直に受け入れ、頼っている面あります。私も、親離れ出来てません。
そんな私が親になりました。産まれたわが子を見ていると、自分が小さかった頃の両親との出来事がが走馬灯のように頭の中を走り、「あれから〇年か…」 とカウントしては、お互い年をとったな、あと何年一緒に過ごせるのか?と思ってしまいます。そんな事を考えると、胸がワサワサ落ち着かなくなり、その場にいられなくなります。特に授乳中などに、そんな思考に陥ってしまうと、集中力がなくなってしまい、立ち上がりウロウロ歩きながらでないと、授乳してあげられなくなります。
赤ちゃんがいるからと、買い物や外食など一緒に行くのを諦めなくてはいけなくなったと感じると、「この子が、いなかった頃は…」とまで、思ってしまいます。
両親がしてくれたように、私も子ども中心に考え、行動しなくてはいけないのですが、まだ、私の中では両親と私と子ども…。両親を切り離せていません。
このまま、両親に依存したような気持ちでいるのは、将来的に辛いし、何より子どもに申し訳ないです。両親や兄弟との家族関係が心のどこかで永遠だと思ってしまっています。結婚した時点で、その関係から抜け出たはずだったのに…。
子どもが産まれた事をきっかけに、今度こそ両親との関係を改められたらと思います。永遠ではないこの関係。どうしたら受け入れられるでしょうか?
宜しくお願い致します
30代/女性 | 日付:2014年12月20日(土) 10:02 JST | 閲覧件数: 1,500
あいぽうさん、はじめまして。伊東香です。
ご相談いただき、ありがとうございます。
お返事が遅れまして、申し訳ありません。
このたびは、ご出産おめでとうございます。
一か月くらいの赤ちゃん、何をしてもかわいいときですね。
授乳もされているとのことですので、お体大切にしてくださいね。
さて、お母様と子ばなれ親ばなれができないとのことですね。
拝読して、あいぽうさんは今のご自分のことや、
お母様との関係をよく理解していらっしゃるなと思いました。
理解もされているし、実際にお母様の申し出を、自分でやるからいいよ!と断ることもされていますよね。親ばなれしようとしている証拠だと思います。
鬱陶しく感じることや、自分でできることは、そのまま、それを続けてくださいね。
それでももし、お母様が、言ってあげるね。○○しとこうか?と言ってくるのであれば、
それは、お母様が子ばなれできないという、お母様の問題です。
お母様の問題ということは、あいぽうさんの問題ではありませんから、
それを解決するために、あいぽうさんが心を砕いたり、
悩んだりする必要はありません。
私の想像になりますが、
じぶんでやるからいいよ。とお母様の申し出を断ったとき、
断られたお母様が悲しむのではないかと思い
(または、実際にお母様が悲しそうにするのを見て)、
悪いことをした、申し訳ないと思うことがありませんか。
罪悪感ともいわれます。
相手のことを思いやっていると言うと、聞こえはいいのですが、
これは、相手が悲しむことを、自分の感情と混同している状態です。
お母様の悲しいという感情で、あいぽうさんが苦しんでしまっているのです。
ここに、あいぽうさんとお母様の線引きをしましょう。
お母様が悲しむのは、あいぽうさんが悲しいのとは違うのです。
こうやって、お母様とあいぽうさんの感情は別々だと、区別していってください。
そうすれば、依存したような気もちから抜け出て、
お母様はお母様。あいぽうさんはあいぽうさん。
という風に考えられるようになります。
その上に、お互いを思いやったり、
頼ったりする関係をつくることができるとステキですよね。
これは私の考えですが、子育ては一人でやるものではなく、
頼れるところがあるときは、いろんな人に頼って子育てすると
ママもラクに子育てができて、子どもにもいい影響があると思います。
ですから、お母様の頼れるところは、しっかり頼らせてもらったり、
手伝ってもらったりしてくださいね。
お母様との外食や買い物も、赤ちゃんと一緒で、
今までとはちがう楽しみがあると思います。
お母様を頼って、ラクに楽しんで、子育てしてくださいね。
回答は以上になりますが、少しでも、あいぽうさんのお役に立てたら幸いです。
あいぽうさんが、すばらしい日々を送られることを信じています。
このたびは、ご相談いただきありがとうございました
回答日時:2014年12月26日(金) 19:14 JST
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伊東先生ありがとうございます。
いつの間にか、母の気持ちまでが自分の気持ちと混同していたのですね、、
私と母、家族、皆に線を引き、切り離して考える努力をしていきたいと思います。まだ、そう考えると寂しい気持ちもあり、すぐに出来そうにはないですが、自分の人生は自分だけのものだと、少しずつ理解していきたいです。
優しく温かい言葉に、心が少し軽くなりました。出口が少し見えたような気がします。ありがとうございました。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2014-12-27 |