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回答プロ: 斎藤 宏幸
ご相談者:20代/女性
過去に母から言われた言葉がずっと胸に残っていて、
時々、母に対して恨みのような、憎しみのような気持ちを抱いてしまいます。
母にしてみれば、何の気なしに言っているのかも分かりませんが、
私は何か言われる度に傷ついてきました。それが今でも癒えません。
小学生の頃、母は働きに出ていたので家に帰ってもいないことがよくありました。
たまに家に居る時は、学校でその日の出来事などを話したくて「聞いて聞いて」と、
新聞を読む母の隣に座って話しをすることがありました。
しかし、母は仕事で疲れてイライラしていたのか、私が「〜こういう事があって、どう思う?」と会話しようとすると、「うるさい。」の一言で片ずけられてしまいました。
その後、中学に上がり、私は軽いイジメにあってしまいました。
母は私の学年の同級生のママ達と仲が良く、ママ友で食事に行ったりしていました。
そこで、私の事を親に話した男の子がいたようで、家に帰るなり母に「あんた、◯◯君のお母さんから聞いたけど、こんなん言われてるらしいで。」と、食事会で聞いた私の悪口を、
私に伝えてきました。母はため息を付き、私は恥ずかしい気持ちと同時になぜか、
「母に嫌われちゃう!」と思ってしまい、「へぇ〜」と愛想笑いしながら
自分の部屋に入って一人でずっと泣いていました。
ため息を付きたいのは私のほうなのに、愛想笑いを浮かべ、泣いた自分を今でも覚えています。
そして、高校の入学式の日。母と一緒に高校に向かう途中で、母が「高校デビューしなあかんな。」と一言。自分以外の人にそんな事を言われ、私はなんだか中学時代を否定されたような気になってしまいました。
私が中学時代、暗かったから?イジメられてたから?と。中学時代の友達に謝りたくなりました。
高校デビューなんて当たり前になく、一年生になりたての数ヶ月、私は一部の男の子に嫌われてしまいました。目が合うだけでキモいと言われたり、机をあからさまに離されたり。どうして嫌われるのかわからず、家に帰ってただただ泣いていましたが、その頃父がうつ病になり、仕事を相談なしに辞め、よく母と喧嘩するようになり、私は家に帰りたくなりました。怒鳴り声が恐くて、母はイライラしていて私はビクビクしながら部屋に籠るようになりました。学校が嫌いで、家も嫌いで、泣いても誰からも心配されない。でも一番はイライラする母を見たくなかったので、学校が終わって家に帰ると出来るだけ家事を手伝ったりして機嫌を取るよう努めました。一度だけ、母と車に乗った時、急に泣いてしまった時があり、その時母に「何で泣いてるのか言わなきゃ分からん」と言われ、私はその言葉でさらに泣いてしまい、どうして分かってくれないのか、家の空気が悪いのにどうして何もケアしてくれないのか等、色々悲しくなりました。
その後学校の先生に相談すると、先生が心配してくれたのか、母を学校に呼んで話しをしてくれた事がありました。母に言われた事が傷ついていると、先生が母に話しをすると母は「私はそんな事言っていない」と言ったらしく、私はもう母にはなにも望まない方がいいのかも知れないと思うようになりました。それからも度々傷ついていますが、言い返すことは出来ていません。反論が恐くて 、また「そんな事言ってない」と言われると、自分の苦しんだ過去が私の思い込みのようになってしまう事が恐いのです。今は姉がパニック障害を抱えており、母は姉には優しいです。家事も姉は全然手伝っていないのに、何も言われません。私はこれからもずっと、母に過去の事を言わずに過ごすべきなんでしょうか?
20代/女性 | 日付:2015年3月 7日(土) 00:30 JST | 閲覧件数: 1,889
こんにちは、
ご相談していただきありがとうございます。
お母さんとの関係に悩んでいらっしゃるのですね。
とてもよくわかります。
自分のことを気にかけてほしいのに、全く無関心だったり、お母さんによく思われようと努力してみても、それほどでもなかったり。
なかなか、お母さんはあなたのことを理解してくれないのですね。
学校の先生に相談しても、お母さんは先生に恥をかきたくないので、「そんなこといってない」といってしまうのでしょう。
逆効果になってしまったようですね。
あなたが苦しんでいることは、お母さんは理解できないかもしれません。
お母さんに理解してもらおうと努力してみても、ますます、あなたは苦しむだけになってしまいます。
なぜなら、あなたの苦しみの原因はお母さんにあるからです。
子供のころはおそらくよくあなたのことを世話してくれたのではないでしょうか?
そのころの思いがあなたの心に中に残っているので、いつまでもお母さんによく思われたいとか、お母さんに理解してもらいたい、といった気持ちが、あなたを支配しているのかもしれません。
お母さんにとって自分はどう思われているのかという事を、あまりにも気にしすぎているようです。
その気持ちはとてもよくわかります。
ただ、あたた自身の人生を生きているわけですので、お母さんはその脇役にすぎません。
人生の舞台の主人公はあなたなのです。
そうはいっても、なかなかお母さんに理解してもらいたいといった気持ちは、捨てきれないですよね。
ではどうすれば、お母さんからの評価を気にしないで生きていけるようになるのでしょうか?
それは、子供のころからさかのぼって、お母さんに対して迷惑をかけてしまったこと、を思いだしてみてください。
小学校低学年の間に区切って、迷惑をかけてしまったこと、をただひたすら集中して思い出すのです。
お風呂にはいっているときや、電車にのっているとき、夜布団に入って寝る前や、車の運転中など、の時間を使ってです。
それが終わったら、小学校高学年の間に区切って思い出してみてください。
次は中学校3年間、高校3年間、
それが終わったら、また小学校低学年から繰り返し思い出してみてください。
なかなか雑念妄念が心に浮かんできて、集中して思い出すことができないと思いますが、辛抱強くちょっとした時間を使って思い出してみてください。
それが習慣になってくるといつの間にか、お母さんに対する感情に変化が出てくるはずです。
そして、やがてはお母さんから理解されたいとか理解されていないといった感情も気にならなくなるでしょう。
回答日時:2015年3月 9日(月) 12:50 JSTお礼のコメントを書く
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