お子様のためにも専門家にご相談を

藤縄 純子

はじめまして。
行政書士の藤縄と申します。
この度はご相談いただきありがとうございます。

ご主人様とのご離婚でお悩みの様子。
お子様を抱え生活の不安もありますよね。とてもお困りのことと思います。

離婚に関しましては、当事者間で合意ができない場合はやはり調停、裁判ということになりますでしょうか。

調停も調停委員を交えていますが基本お話合いなので、当事者双方が離婚に合意しないかぎり離婚はできません。
そうなるとやはり裁判離婚ということになりますが、裁判離婚するには法定の離婚原因（民法770条1項）が必要になります。
この離婚原因につきましては、この場では詳細を割愛いたしますが、相談者様の場合、婚姻関係が修復不可能なぐらい破綻しているとされれば離婚が認められる可能性があります。

ご主人様が長期にわたり働かないという事情もですが、
別居が長期間にわたれば、破綻していると認められやすいようです。

住宅ローンに関しましては、ご利用の金融機関との契約内容にもよりますが、おそらく相談者様は連帯債務者若しくは連帯保証人になっているのではないかと思います。

この場合、ご主人様が支払わないときは、相談者様が支払う必要があります。
支払いを免れるにはやはり銀行との協議で連帯債務者若しくは連帯保証人から外してもらう必要がありますが、恐らくこれは難しいかと思います。

一番いいのは住宅を売却して、売却代金でローンを返済することかと思います。
住宅の名義の問題もなくなりますし、ローンも返済できます。
持家はなくなりますが、相談者様は働いていらっしゃるのでお子様と生活はしていけますよね。

通常住宅ローンを組むときに、その住宅に抵当権を設定していると思います。
仮にローンが不払いになったときには、抵当権が実行されその住宅が競売にかけられ、売却代金からローンが回収されることになるでしょう。

離婚にしても、自己破産にしても、この相談のみでは解決するのは難しいので、一度お近くの弁護士等専門家にご相談されてはいかがでしょうか。

金銭的に難しいのであれば法テラスなどを利用するとよろしいでしょう。

このまま同じ場所で悩んでいても状況は変わりません。
お子様のためにも一度しかるべき場所に相談に行かれることをお勧めします。

回答日時：2015年8月26日(水) 15:22 JST

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