こんなときは、まわりの力も借りましょう

トラウマ(心の傷)とPTSDの専門家 百世 安里

いじめと心の傷の専門家、百世です。

まずお返事がたいへん遅くなりましたことを、お詫びいたします。

さて。ご相談の一件はもう解決しているかもしれませんが、
同じようなことが起きたときのために、お答えいたしますね。

この場合のように、相手が悪いのに、罪をきせられたら、
もやもやしたり、納得しない思いがするのは「当然」のことです。

決して受け取るあなたが神経質なのでも細かいことが気になる性格でもありません。
あなたは何も悪くないんですもの。

とはいえ、こういったときに、社員という強い立場の人に「あなたが間違っています」とは言いにくいですよね。

それでも、自分が罪を着せられたままでは嫌ですし、
あなたに対して「言われても言い返さない」と味をしめると、
この社員のような人は自分のミスをどんどんすり替えてくる恐れがあります。

なんとか対処していかなくてはいけません。

まず自分の味方になりそうな人や話しやすい人に、
事実（メールの送信履歴や開封履歴があったこと）を話します。

すると、みなさん、あなたに対する誤解が解けますし、
共感や同情の感情が生まれるでしょう。

すると、次にあなたがそういった目にあったときに、
本当はあなたに非はないとわかってくれます。
かばってくれるかもしれません。

告げ口するようでと、うしろめたく思う必要はありませんよ。
「最近、気になることがあって」「ちょっと相談したいことが」と
気軽にお話してみませんか。
実際、もやもやして悩んでいるわけですし。

さらにスピーカータイプの人に話しておけば、
たくさんの人に拡散してくれる可能性大です。

つまり、一人で闘うのではなく、
自分の味方を増やして、相手を包囲するようにするのです。

人間関係は、いわばパワーゲーム。

一人の力だけでがんばらないで、
まわりの力も借りながら対処してみてくださいね。

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回答日時：2018年10月 3日(水) 22:46 JSTお礼のコメントを書く

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