信じたいという事と　信じられるという事は「別」

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

papakoさん、苦しい胸の内を打ち明けて下さり　ありがとうございます。
さぞ　お辛かっただろうと・・・・私の息子と同い年くらいのpapakoさん。　もし娘だとしたらこんな
悩みをもったとしたら、とりあえず抱き締めてやりたいです。　胸が痛みます。

このような問題は　夫婦問題のカウンセリングという意味ではなく　「人として・・・」という　次元で
考えた方が良いと思います。

変な例えですが、まず新聞の三面記事を見てください。
いろんな事件や事故が載っています。
その中で　登場人物は殆どが男性が起している事件が多いと思いませんか？
ある統計では　事件の８０％が男性が起すとさえ言われています。
（男性諸君　ごめんなさい）

よく「事件の陰に　女あり・・・」　と言いますが　　女性の存在と云うのは　男女関係のもつれなどで
事件に起因する部分であって、そもそも事件化する男性の過激さが　本当の問題なのです。　
中には例外もあって、女性の起す過激な事件もありますが　それはごく少数です。
だから　この言われは　男性があまりにも罪深いことを起すので、「いやいや女性も悪いのだ」という
その免罪符だとも思います。

男性の起す事件は　殆ど女性は理解できません。
また　現代のストレス社会の中で　ストレス解消の手段が　男性と女性とでは　全く違いますし
人生の大事な事を男性は　性的ストレスで一瞬にして　地位や名誉を失くすことを　行います。
残虐な犯罪も　性的ストレスから起きてくる男性の生理は　特に未知の世界ですが　同じストレスでも
女性と違い、男性ホルモンの起す悪戯は　人生をも破滅させる事がよくあるのは　女性にとっては
不可解な世界です。こうした事が科学的に　解明されるのは　まだ少し先でしょうけれど　男性犯罪の
心理と　男性ホルモンのなせる業には　非常に密接な関係があり、同じ女性ホルモンは
そうしたことに向わないので不可思議という事までは　判っているそうです。

また　関係のない話ですが　統合失調症と診断される人の場合、少なくとも現代医学で判っている事は
男性は嗅覚に鈍感になり（浮浪者やゴミ屋敷など）　攻撃的になりますが、一方で　女性は
欝傾向になるという差が出るというのは　同じ病気でも　何故なのか　全く判りません。

と、いう事で　肉体的な差から　考えても判らない事だらけです。

ところで　残虐な事件が起きた後　男性の人間像をレポートされると、たいてい　「とても　いい人です」
「挨拶もよくして　地域のお世話もよくしていた」「子煩悩でいいパパです」
「子供の頃は成績優秀で明るくはきはきとした・・・・」
「昨日も普通に出勤して　普通に仕事をしてました」・・・・・・etc

毎日　こうしたニュースが繰り返されていませんか？

何か事件を起す人には　二面性がある人と　日頃から　周りと問題を起していた人と２種類があります。
ここは　何故かと云う事になると　科学者にでもならないと　答えられません。

そういうことで　心理面と肉体面から考えても　私達素人では答えの出ないことばかりです。

正直　ご主人の起した盗撮という事は　性癖であろうという事ぐらいで　治るか　治らないか、
また　人間的に話し合いをして　一度で終るか　同じ事を繰り返すかは　誰にも判らないし
むしろ　例え二度としないと言っても　ご主人自身が　自分の事を判っていないのだと思います。

だから、もし　この先　どうすれば良いかと云うと　何があっても　ご主人と人生を共にするかどうかを
papakoさんの心の中に　誓えるかどうかだと思います。

もちろん　更正してもらわなくてはなりませんから　２人で更正への取り組みをプログラムしなければ
ならないと思いますが　実際　そんなプログラムがあるかないかも　定かではありませんし
そうしたことが　効力を発揮する可能性があれば犯罪は根絶できていると思います。

従って、papakoさんは本当に少々の事では　ビクつかない強さを持たなければなりませんし
それが　出来なければ　地獄までご主人と落ちていく覚悟も必要です。

そしてもし　その覚悟を持たなければ　一生　何かある度に、または　発覚する度に
泣いて暮すという人生であると　いう事も　覚悟しておく必要があります。

こうした事の解決は　専門家がいるかどうかは判りませんが　恐らくいないでしょう。
だから　以前、逮捕された　大学教授の植草被告や　タレントの　田代まさしがいるのでしょう。

あの人たちは　あそこまでの地位に登り詰めても　一瞬で破滅します。
そうした人生のお供が出来るかどうかが　考え方の基本であり　治るか治らないかでは
判断できません。

でも一つだけ方法を考えられるとすれば　このご主人の性的欲求に応えてあげるという
対応策です。

つまり普通の事では興奮しないという少し変態的な要求もご主人はお持ちです。
この要求を満たしてあげる為に　アブノーマルな事にも応えると言う事で、始終ご主人を
満足させてあげないといけません。

しかしこれには落とし穴があり　始終、満足させるという事は　それがまた　平凡になり
また　新たな刺激を求めてしまうというのが　こうした趣味をお持ちの方の特徴です。

でも　本当の問題は　papakoさんが真面目なタイプで　ご主人は正体を明かせないわけですから
　そもそもpapakoさんがそんな　エッチな要求には応じれるはずがない・・・と云うのが現実です。

と、いう事は　この性的欲求面での解決は　出来ないと結論付けるしかありません。

ご主人が大好きなのはよく判ります。
でもpapakoさんが　尊敬できなくては　これから人生を共に出来ますか？

それでも　罪を憎んで人を憎まずという考え方もあります。
でも　　罪を犯した人格という思いが消えない内は　罪だけをご主人から離して
考えられますか？

もし子供達が　この先、生まれたとして、父親として尊敬しなさいと　心から言えますか？

まずその前に　一生　この事を封印できますか？
もし　封印しても　盗撮は二度と起きないと　誰が保証できますか？

要するに　何も断言できない、夢も見られない生活へ飛び込む事になります。
これは　キツイ・・・・・・・・

人には　色んな価値観があります。
物事を　若気の至りと片付けられる人もあれば
大事な事と云う人もいます。
人によっては　盗撮はばれなければ　単なるマニアと考える人もいます。

でもpapakoさんが　そんな軽く考えられないというのも　人それぞれですし
やはり　立派な犯罪でしょう。
だから警察に突き出せば　彼も反省はするかもしれません。
しかし　それでやめるかと云うと　先人にありましたように　性癖は治りません。

ご主人の事を愛しているでしょう。
でも　人生、好き、嫌いだけでは　決められない事はあります。

一番大切なことは　「幸せになれるかどうか」です。
これを判断の基準にしてください。

ただ　このオープンな事で書けないことがあり、できればお伝えしたいと思いますが
繰り返しのメール相談はルール上出来ないので　必要であれば「詳しい相談内容」を
ご覧になって　連絡下さい。

では　幸せになろうよ！

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回答日時：2008年11月26日(水) 12:13 JST

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