[悩み辞典：回答＆相談]国際結婚した夫と離婚したい

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2024年11月22日（金）

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回答プロ：夫婦問題カウンセラー村越真里子

国際結婚した夫と離婚したい

ご相談者：40代/女性

お忙しいかと思いますが、
是非ご相談いただきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

私にはニュージーランド出身の夫と5歳になる娘（双子）がいます。昨年まで15年もの間オーストラリアに住んでおりましたが、夫が経営していた商売がうまく行かず、税金も数年滞納していたため、商売をあきらめ、日本へ親子共々帰ってきました。
日本へ移住するということは、主人が持ちかけてきた話で、私は今更日本に帰って何ができるのか不安だったし、子供たちもオーストラリアで生まれたので、日本に馴染めるかは不安だったのですが、主人が自分で何とかするからと説得されて決めたことだったのです。
主人は、今思うと、もともとだらしなく自分のオフィスにしていた部屋が足の踏み場もないほどに散らかっていたのはもちろんですが、税金を滞納し、税務署からの督促状を封も開けずにほうっておき、開けてみなくていいのか訪ねると、どうせ払えないんだからしょうがない、といい、数年間そのままに。
最終的に税金の処理をしなければならなくなった時にも、ニュージーランドから義母に来てもらって、税務署からの手紙を読んでもらい、また、税務署に電話までかけてもらって、自分では問題に直面することすらできなかったのです。
税金の問題も日本に移住すると決めた時点で対処しておけば、あとあと大きな問題にはならなかったかもしれないのですが、日本へ出発する数週間前にはじめて手をつけたので、税金を払わないと主人はオーストラリアから出国できないと税務署から言われてしまい、結局は私の父が私のためにとっておいた貯金約400万円を主人のために支払いました。
この時には、本当は主人と離婚したいと考えていたのですが、子供たちのことを思い、離婚は思いとどまりました。
主人は日本へ来てからも仕事を探すこともせずにいたので、私が仕事を見つけ、今は私が家族を養っています。それでも、主人は毎日なにかしらの不満をつのらせるばかりで、家にいてもむすっとしているばかりで、話をしようともしません。それでも、私は子供のためを思い家庭では明るく、なるべく主人にも声をかけてきましたが、彼が変わることはありません。しまいには、彼の方から離婚話を持ちかけられる次第です。
私としては、ずいぶん前から主人には愛想をつかし、何も期待していなかったので、もちろん離婚には合意しますが、その前に、親権や養育費など法的に守っておきたいし、今は仕事をしていない主人ですが、今後仕事を見つけたときには養育費を請求できるのか、私が立て替えて支払った借金の返済は請求できるのか、だらしのない主人なのであとあと問題にならないようには何をしておいたらいいのか、アドバイスをいただきたくてご相談さしあげました。

宜しくお願いいたします。

40代/女性 | 日付：2009年1月 5日(月) 15:35 JST | 閲覧件数: 7,739

慰謝料までは無理だと思います。

夫婦問題カウンセラー村越真里子

まずお聞きしたいのは　ご主人は離婚をされたら母国かオーストラリアへ帰られないのですか？
今　日本は１００年に一度と言われるくらいの不況です。
言葉も堪能じゃなく　特に資格があるという事でなければ　離婚後１人で日本で生活する事は
不可能だと思います。
まして　出身地のオーストラリアで仕事が出来なかった人が日本で仕事に就ける訳がありません。
そういう意味で考えると　国へ帰られてしまえば　どんな約束をしても守ってもらえる可能性が
少ないのと　もし守ってくれなくても取立てが出来ないという事になります。
もちろん国際弁護士を使ったり文書で請求したりは出来ても　回収できる可能性は低いと思います。
その前に　そういうことをキチンと守る人であれば　最初からこんな現状にはならないでしょう。

とは言え　私は泣き寝入りという言葉が嫌いですので　出来るだけの下準備をしておきましょう。
危険回避と云う意味で考えられる事は　ご主人が家に居座る事です。
離婚はしたものの　出て行く先もない、かと言ってオーストラリアに帰る飛行機代もないとなれば
酷い男の場合　飛行機のチケットを用意しろと云う人もいます。
当然　養育費は最初から諦める必要はありませんので　彼のサイン入りの念書を交わす必要があります。
またできれば　彼のお母さまに保証人になってもらうとか　万一払わなくなった場合お母さまに
払ってもらうような連帯保証人をつけた念書がいいと思います。
できれば個人的な念書より　行政書士の先生にお願いして原文を書いてもらうほうがいいでしょう。
でもこれは　押さえの意味でするだけで　ご主人が帰国しこちらからの連絡を無視したりすれば
交渉が出来ないでしょう。
だから　これは駄目元で・・・と云うくらいの心構えでするべきでしょう。
そして金銭の貸し借りですが　やはり「無い袖は振れない」というのが現実でしょう。
そういう貸し借りをキチンと払う人は　税金は滞納はしても　「待ってください」くらいの
交渉に役所に行くはずですが　封も切らずに日本まで逃げてくるという事は
今後の事も想像できませんか？
だから　大変冷たい言い方ですがどうしても返して欲しいのなら彼の母親に立て替えてもらい
彼が自分の分割で返せばいいと交渉してみてください。
結局momominamaさんの結婚した人は　誠意の無い男だったのです。
元々　誠意という物を身につけてない人に　それを望むのが　土台無理と云うもの。
ここを　諦めるというより　何をするにも労力も時間も、また費用も必要です。
そしてその費用を掛けて　目的を遂げられればいいのですが　なかなか成功率が低いとなれば
早く　縁を切り　新しい生活に切り替える方が　時間の無駄に成らないと思います。
離婚と云うものは　籍を抜くという事は簡単です。
でも　それにまつわるこまごまとした　後始末が中々まとまりません。
私のところに相談に来られる方もよく「離婚は２人は合意できました、あとどうしたらいいですか？」と
問われます。でも離婚の合意は誰でも出来るというか簡単なのです。
その後の　子供の事、住まいの事、財産や家の事。
これらの事を決めるということでたいてい揉めるので　離婚は簡単に出来ません。
要するに　離婚の話とは　イコール　お金の話です。
これをまず決めていって　離婚届にサインをするのは最後でいいくらいです。
頑張ってください。

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回答日時：2009年1月 6日(火) 14:55 JST

早速ご回答いただき、ありがとうございます。

主人から離婚話を持ちかけられた時には、自分のなかでかなり感情的になっていたので、さっさと離婚してさっぱりしたい！と思っていたのですが、感情のままに行動していたら何も解決できないと思い、投稿させていただきました。

先生にコメントのおかげで、離婚前にやっておかなければならないことがあり、離婚するには準備が必要だということがわかりました。あせらずに、しっかり準備しておこうと思います。

ありがとうございました。

| 40代/女性 | コメント投稿日：2009-01-07 |

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