今の証拠材料では難しいです

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

まず最初にお断りしておきますが　「慰藉料」「養育費」「親権」などは　すべて法律用語で
この取り決めは　協議離婚する夫婦どうしの本人か　調停、なたは弁護士などの　法律に関わる
立場の方でしか　決めることは　出来ません。

私は法律家ではありませんので　こうした具体的なアドバイスはして非弁法に抵触します。

カウンセラーである私がアドバイスできる事は　今　そういう夫婦問題が解決できるか
どうかの回答しか出来ません。　

そこで　私はカウンセラーという観点から現状が夫婦の関係において　解決できる問題かどうかを
検証してみます。しかし「検証」といっても難しい事ではありません。
言わば　夫婦の健康診断だとお考え下さい。

まず夫婦の関係を　人間の身体に例え　病巣、つまり原因を解明し、投薬治療や漢方薬などの
時間を掛けて回復できるのか　または明らかな　癌が見つかり　取り除く外科的手術を施す・・・・
というように　置き換えて考えてみてください。

まず　ここで診断書を書くとするとsya-minnさんご夫婦の状態は　　「危篤」のような形です。
私がドクターだとしたら　「何故こうまでなるまで病院に来なかったのか？今となっては手遅れじゃないか」と
声を荒げたくなります。ドラッグストアで薬を買い　知識のないまま自己流な治療をしましたね。
ここでこんな大金を使って何も結果が得られなかったなんて・・・・正直　私なら　調査会社選びから
指導しますよ。

では　また話を元に戻しましょう。
病気になるには　理由がありそれなりの原因があります。それが判ると　病気は回復するかもしれないのです。
ただ、sya-minnさんがもう　諦めるのであれば　手術もせず　余命を楽に過せるように
痛み止めや　症状の軽減措置が必要でしょう。

治る可能性があるなら　外科的手術をして　病巣を取り除くべきかもしれません。
そしてその病巣が　何であるかを　検査をしなければ　投薬の薬も決められません。
つまり、ここまで夫婦の関係を身体に置き換えて考えてみて　妻の浮気の原因すらも
夫婦の確執が前提にあったかもしれないとすれば、それを知らなければ正しい回答は
出来ないですし　治療方針も決まりません。

一般的に言えば　女性はよほど根っからの性悪や浮気性でなければ　結婚したらご主人だけで満足します。
しかし　そのご主人に何か失望する事があって始めて他の男性に目が行くのです。

だから　奥様の浮気より　夫の過失（暴力や借金など）があれば　逆に奥様に
謝罪する意味で　慰藉料も発生する可能性も発生しますがsya-minnさんに落ち度（常識の範囲）が
ないのであれば妻の浮気は　「離婚に至る原因」として慰藉料も　夫として請求できるでしょう。

しかし　妻が浮気をする前から　慢性的な夫婦の問題がある場合　浮気云々より夫の悪態について
逆に妻から　慰藉料請求されることもあります。

だから　今の事象だけで言えば　確かに奥様の浮気が原因の離婚のように思えますが
「協議」という話し合いを始めると　意外と夫側の原因が多いことが　浮上することもあります。

そういう意味で　「今の事象」だけでは　断言できない事もありますから、あくまでも一般論で申し上げます。

sya-minnさんは　奥様にも　相手男性にも慰藉料は　取れない可能性が高いです。
それは　奥様のされたことの内容には　関係なく　この程度の証拠では　難しいという事です。
特に　証拠がないのに　誰が簡単に大金を払いますか？
残念ながら　誰に対しても　金銭要求（慰藉料）をするには　「動かぬ証拠」がなければ
請求は　シラを切られてお終いです。
だから　相手の奥様に言うと言っても　それは単なる告げ口で終る可能性があり、効果が得られるとは
思えないです。

かといって泣き寝入りしたら良いかと言えば　私はそれは薦めません。

私が回答させていただくとしたら　今のままでは　色んな請求事には　材料不足だという事です。
だから　離婚をするなら　もう少し　証拠をかき集める必要があります。

普通　奥様が浮気を認めれば　通ると考えがちですが　イザとなると　急に「してない」と
人間は嘘をつきます。だからもう少し　証拠の積み上げをしないといけません。

その結果　奥様が　観念し　認めた場合、分割でも少しずつでも慰藉料を払ってもらえばいいのですが
子供の親権や養育は　両親の離婚理由には関係がありませんので　子供さんがお母さんと暮したいと言えば
父親としての責任は養育費と云う形で　果たさなければなりません。

でも　それもsya-minnさんの生活を壊してまでも・・・と云う事にはなりませんので
支払える程度の金額には　落ち着くでしょう。

それには　調停を申し立てることが一番　いいでしょう。
何故なら　調停決定文は　公正証書のような　強い力を持ちますから　後々の役には立つでしょう。

でも　もし　奥様が浮気に走った原因が　元々の夫婦の不仲であったなら　その原因をそこから
紐解いて　解決すれば離婚を回避できる可能性があります。

離婚原因がまったくsya-minnさんに　非がないならともかくですが、それまでに
嫁姑の問題に　奥様の味方を全くしなかったりすれば夫婦喧嘩が耐えなかったはずです。

その時に　必ず奥様はSOSを出していたはずです。
それを気付かなかったのか　妻からのシグナルを舐めていたのか
または　「考えようともしなかった」というのなら　sya-minnさんにも　責任はあると思います。

ここを　今一度考えてみて　　離婚は回避できる可能性があるか　ないかを検証するのが私の仕事です。

しかし離婚を決意され　今　sya-minnさんが　慰藉料、養育費、の金額などが心配で　まして
算定が必要であれば具体的な法律問題は　この悩み辞典でご登録されておられる弁護士、
行政書士の先生にご相談をしてみてください。

私は修復が可能かどうかを検証し、諦めないお手伝いですから　それが必要であれば　
「詳しい相談内容」をご覧になって連絡下さい。

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回答日時：2009年2月11日(水) 10:01 JST

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