出来事や人物だけではなく感情に応答してあげましょう！

宮本 実果

はじめまして！

このたびは、ご相談いただきましてありがとうございます。

最初にひとつだけ申し上げておきますが、私は働く人のメンタルヘルスや
キャリアカウンセリングなどを得意分野としている専門家です。

大学生の就職相談などは分野に入りますが、小中高生の方々やご家族の方の
お悩みやご相談はスクールカウンセラーさんなどにご相談されてみても
良いかと存じます。

今回のご相談を読ませていただきました。

私なりの見解でお話をさせていたきますね。

私自身、年齢的にも小学生や中学生のお子さんを持つ同級生がたくさんおります。

最近の事情は、われわれ大人が過ごしてきた学校環境とは違う点が多いかもしれません。

昔から、女同士の派閥や男女の恋愛関係による仲間はずれなどは
あったものですよね。

特に、中学生に入るとそれが顕著に現れてくるようにも感じます。

今は、小学生からセキュリティーや家庭環境の概念から携帯電話を持つ
お子さんが大変増えております。
中には持っていないと仲間はずれにされてしまう現象や、すぐにメールを返信
しないと「私は無視された」ということになる現象があるとよく耳にします。

今回の問題はその色々な感情が時間をかけてねじれてしまい、
娘さんにとって大きな問題になってしまったのかもしれません。

幼少時代や思春期の時期に言われた言動などは確かにトラウマになる
ことも多々あります。

しかし、これから娘さんが成長するにあたり、女性同士の派閥や問題に
絶対に巻き込まれないとは限りません。
もっと陰湿ないじめも待ち受けている場合があります。

今、あなたがおっしゃっているとおり、今できることは
親として娘さんとどのように接し、寄り添っていくのか？

これが重要なポイントになるかと思います。

今は、確かに時が解決することも多いかもしれませんが、
今後のためにも娘さんがよりよい学校生活や社会人生活が
送れるような援助をしていきましょう！

まず、娘さんに
「今日は眠れそう？お母さんがそばにいて一緒に寝たほうがいい？」

と声をかけてみることから接してみても良いかもしれません。

すると、娘さんから何かリアクションがあると思います。

そのリアクションを手がかりに、娘さんがお母さんに対して求めている
気持ちを汲み取ってあげてください。

今回のように、起きた出来事や相手の人物像だけに焦点を当てすぎると
話がややこしくなったり、娘さん自身が混乱してしまいます。

お母さんとして、一番有効な接し方は娘さんの感情に焦点を当てて
応答してあげることです。

怖い、さみしい、苦しい、という感情を抑えると一気に涙があふれたり
爆発します。

娘さんはその感情があふれて夜に突然泣き出して眠れなくなって
しまう可能性も否めません。

そこに寄り添えるのはお母さんです。

何が起きたのか？を聞くのではなく、どんな気持ちなのか？を
聞いてあげてからゆっくりと話をしてあげてください。

娘さんが今後明るく元気な学校生活を送れることを心から
応援しています。

ありがとうございました。

回答日時：2009年3月14日(土) 22:53 JSTお礼のコメントを書く

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