損害賠償

佃 泰人

ご相談ありがとうございます。

開店前の大変な時期に大変なことがおきましたね！
希望と不安の入り混じる中で、本業の美容室に関係ないことで、ご苦労なことがおきてしまい心中お察しします。


基本的に、損害賠償の予定を事前に定めている場合は、それに従う形になります。それ以上の損害が発生しても、予定された損害賠償予定額の範囲内でしか賠償を受けれないとする約束であれば、それが適用されると思われます。
確かに建築事務所に全てをお任せしていた以上、その信頼が大きく裏切られた感は否めません。
気になるのは、２３日の引渡しを伸ばして欲しいといっていた時から倒産する兆候はなかったのでしょうか？どの時点で設計事務所は倒産を知ったのでしょうか？
もし、かなり前にそのような状況になる恐れがあるのを知っていて、それを告げずに現在のような情況を招いたのであれば、話は違ってくると思いますが、それを立証するのは現実には困難でしょう。

更に心配としては、倒産したことでその内装や資材に関しての所有権は、発注者のお金の支払までは、工務店の所有に属すると思われます。むしろ、倒産したことでお店の内装に関する改装途中の資材や出来上がりの状況での所有権が誰に属するかを含めて複雑な状況になる可能性があります。

建築事務所との賠償についても契約書に記載のあるのはわかりますが、実際には十分話し合ってみるのも方法だと思います。

せっかくのお店の開店ですが、工務店への支払が残っているようですと、やはり工務店の破産手続きにおいて色々と厄介を背負い込むことになりそうです。
できれば、早めに、信頼できる弁護士等に相談してみて、今後の対策を検討するのも方法だと思います。

不動産コンサルタントしては、大家さんに事情を説明して、不可抗力なので一部（できれば数か月分）家賃の支払を猶予あるいは免除していただくよう交渉してはいかがでしょうか？
全額免除してもらえれば、一番ですがそうでなければ少しでも猶予あるいは減免してもらえるよう頼んで見ましょう。


工務店の倒産は不可抗力ですから、開業資金で借入していれば、金融機関等に支払猶予等の相談に行かれるのも方法だと思います。

スタッフの皆さんもいるようですから色々と大変だと思いますが、がんばってください。

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回答日時：2009年3月22日(日) 18:18 JST

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