貴方の過去は貴方の物です。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

付き合って１年になる彼はまだ学生さんでしょうか？
将来を約束しあっているのですね。
訴えをしないと　彼は納得しないというのですか？
彼が　sannaさんの過去の事を許さないというのですね。

訴えるとはどういう意味か考えてみましょう。
今の日本の常識でいうと訴えるという事は　謝罪か慰藉料かのどちらかです。
それは　被害を受けた人が出す被害届と同じで　被害者が訴える事なのです。

でも　sannaさんにすれば忘れてしまいたい過去であっても元々訴えたいと
思っていたわけではないはずです。
だから訴えたいのは彼であって　彼が被害者というような図式になっています。
またsannaさんも彼の気持ちに逆らえなくて　渋々何かするという事では
何か　彼のご機嫌取りのような事になっていませんか？

本当に優しい彼なら　sannaさんの痛みを判ってくれますし　多少男性として
やきもちはあっても　訴えないと気がすまないというのは　ヤクザ気質か
クレーマーのような気質を感じます。

でも今は　これが他人の昔の彼に向っているような気がしますが　実はこれが
結婚すれば　「他罰」と言って　何でも人のせいにするという性格として現われます。

◆妻が夫を立てないから働かない、
◆会社の誰々が気に食わないから　仕事に行きたくない
◆仕事の内容が　自分のよさを発揮できないから働きたくない
◆小遣いが少ないから　パチンコに行く・・・・

言い訳は幾らでも出来ますが　自分が気分良くないのは全て周りのせいにする。
こんな男性は　結婚しても何か悪い事は周りのせいにして　自分の努力のなさを
正当化します。

結婚は自立した大人同士がする事です。
【彼もその問題が解決すれば、今まで通り付き合っていって将来も真剣に考えたいといっています。】
と、いう事は　逆に訴えなければ　将来は考えられないという事ですよね。

これって　sannaさんへの脅かしじゃないですか。
sannaさんの元彼にも脅かして　sannaさんにも脅かして　それで自分がすっきりしなければ
将来はないって？

過去の彼に対しても　嫌われたくなかったからセックスも弱さの現われです。
また　今の彼にも納得させる為に　訴える・・・・

これでは　あまりにも主体性がない子供です。
また　幾ら悲しい過去でも　今彼に何でもかんでも伝えるという事も
大人のする事ではありません。

だから２人はまだ子供なのです。
もう少し結婚を考えるには　お互いが大人にならなければ　結婚しても
彼は何かと気に入らない事はsannaさんのせいにして　わがまま放題言うでしょう。

そしてその行く末は離婚です。
だから　彼を納得させる必要などないのです。
sannaさんの悲しい過去はsannaさんの物であって　彼が同情こそしてくれても
彼の気持ちをなだめる必要はありません。
堂々と　過去があって今の自分がいると思ってください。
恋愛も喧嘩も両成敗です。
昔の彼だけが加害者とは言えないはず・・・・・・
今の彼は　sannaさんの過去も傷も含めて愛してくれる度量がなければ
結婚を考えるには　少しお子様過ぎますね。
結婚を考える前に　今の彼と　２人で大人になるよう考えましょう。

もちろん　訴えなんてしても慰藉料を取れるものでもありません。

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回答日時：2009年3月24日(火) 22:31 JST

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