まず　ご主人に自覚させることが必要です。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

被告って・・・（汗；）
やはり戦いが長くなると　こうなるんですね。

裁判、慰藉料、不貞・・・・・・・これ全て法律用語です。
私は離婚問題とは言え　カウンセリングを中心に　「考え方」という指南をしております。

と、いう事は　本来は法律家にお尋ねされるべき問題ですので　出来ましたら
この悩み辞典でご活躍されておられます弁護士、行政書士等の先生方へ
改めて　ご相談をされる事をお薦めいたします。

しかし　全く知らない分野でもありませんので　私の経験上の体験談を元にして
考えを述べさせて頂きます。　

先ず　何を請求されたいの書かれてありませんが　ご年齢からすると　子供さんは
成人されているようですので　奥様への生活費はむしろ年金分割でと云う事になり
現金で請求できるのは慰藉料になると思うのですが如何ですか？

世の中　準備した物が勝つ・・・先んずれば人を制すです。
厳しい言い方をしますと　ご主人は帳簿すら改ざんして　慰藉料を払わずに済むよう
準備したようですので、中々の計画的です。
それに対しmoppuさんが　どんな準備をしたかが　勝敗を決める分かれ目です。

その準備として　ご主人の不貞はどの程度証拠を押さえていますか？

もしかしたら　この証拠が乏しいから　財産分与だけで争うとなると　自営業の方は
今回のように収入を低く抑え　現金が無い様に装うのはお手の物かもしれません。
（失礼、全ての自営業の方がそうだとは思いませんが・・・）

だから　自営業の方への　現金請求は収入の算定をするにしても　自己申告ですから、
小さいお子様がある場合、万一、養育費の不払いが起こった時も　差し押さえがしにくいと聞きます。

だからご主人の収入の証明だけで　戦うのは厳しいと思います。

ではどうすればいいかと云うと　やはり不貞の証拠をキチンと押さえ　ご主人に謝罪の意思を
持たせないといけないのです。

この意思を持てば　あとはどうして支払うかという協議に入れますが　女性とのメールだけなどの証拠では
ご主人も　たったそれだけの証拠に　大金を支払う訳はありません。
この点は如何ですか？

でも　しっかりした不貞の証拠は　すでに用意しているとすれば　後は謝罪として　慰藉料は
現金でなくても　不動産などを現物で交渉してみる価値はあります。
また　財産を処分して現金化してもらうなどの　財産分与も問えるかと思います。　

今のご様子では弁護士は付けておられないと思いますので　言うなれば素手で戦うような物ですから
苦戦は覚悟の上ですよ。

と、言う事で　慰謝料とは　ごめんねと謝って償うという物ですから、ご主人が謝罪の意思が基本です。
moppuさんがいくらご主人の収入を予想しても　まず払うという意思がなければ　実現しません。
又金額もどれくらい傷付いたかという考え方をしますから　ご主人が幾らお金を持っているかどうかでは
ないのです。

そうでないと悪い事をしてもお金のない人は罪を犯しても　賠償責任は問われないかというと
そうではありません。
「ない袖は振れん」と、開きなおらるなら　裁判も必要ない訳ですから。

現金が無くても　一生掛かっても　分割で払う人もいますし、財産を処分しても誠意があれば
支払うべきなのですが、まず大事な事は　お金が有る無しの前に　ご主人が償う気持ちがあるか無いかを
問う事が先決ではないかと思います。

そこが決れば　ご主人の有責度（悪い事をしたという責任）の認定作業に入ります。
で、この後に　じゃ、どうして償うのかということが　裁判であり、協議なのです。

幸い？今裁判になっているという事ですから　裁判所命令で財産開示命令を出して
もらうという方法もありますが　これも　住宅ローンなどで　マイナスという負の財産かもしれません。

じゃ、現金の無い人への請求は　泣き寝入りかというとそうではありません。
これくらい不動産のある人なら　幾らでも銀行は融資をしてくれますので　moppuさんへの慰藉料くらい
銀行で借りることも出来ると思います。

だから　謝る気持ちさえあるなら　払う気もある・・・・と云う事になります。

でも　ご主人は　謝る気はないのですか？
実は　これが一番大事な事で　この謝罪と云うことが基本になり　慰藉料や諸々の金額に差が出ます。

慰藉料は　お金が余っている人だけ　支払うものではないのです。
だから　moppuさんは　何を幾らほど　貰いたいかも大事ですが　ご主人に　不貞で家庭が崩壊したという
自覚を持たせる事が　全ての事の基本だとお考え下さい。

これなくして、離婚をするから　お金を払ってもらいたいといっても　本来お金持ちさんは
ケチですから　チョットやそっとじゃ払いません。
やはり　払わすだけの罪？を認定しなくては　簡単に払わないでしょうね。
だから　裁判所にお願いする事は　ご主人に罪の自覚をさせること、と云う事になります。
まず　これをやりましょう。

と、ここまでは正論なので　moppuさんは　ここまではすでにもう考えられたことだと思います。

だからこそ　調停ではなく　裁判まで進まれたのだと思います。
そうなると　奥の手を使うしかないのですが、これが通用するかどうかは　もう少し詳細を
お聞きしないと　可能かどうかが判りませんし　このオープンなサイトではお応えしかねます。

もし必要であれば　「詳しい相談内容」をご覧になって　直接お電話下さい。

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回答日時：2009年3月27日(金) 12:30 JST

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