相談&回答 |
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回答プロ: 宮本 実果
ご相談者:30代/男性
はじめまして。
私は、鬱になって10年病院に通っている37歳男性です。
自覚症状は、24歳頃、転勤がきっかけだと思っています。
当時は、不眠、食欲低下、発疹等、体の症状に悩まされていました。
27歳で、また転勤となり、精神科を勧められ、鬱と診断されました。
11ヶ月はだましだまし仕事をやってきましたが、限界となり、休職、復職を2度繰り返したあと、もう仕事は続けられないと思い、大学へ進学しました。
ですが、大学へ進学しても不眠はつきまとい、3年次で海外に1年間留学した時期を除けば、苦しい大学生活でした。
卒業後入社した会社も、鬱がひどくなり、わずか1ヶ月で辞め、無職となって2年が過ぎました。
現在、一人暮らしで、家族の理解はありません。
自殺しようと今年になって、2度睡眠薬を大量に飲みました。
他の自殺方法は、怖くて実行に移せません。
今は、死ねば楽になる、理解してくれなかった人たちも少しはわかってくれるだろうと思っています。
病院の医者も相性は微妙ですが、新しく病院を探すのは、今の私には本当に労力が必要で、現実問題厳しいです。
もう病気は治りません。もう治らないです。
どうかアドバイスをお願いいたします。
30代/男性 | 日付:2009年3月31日(火) 02:41 JST | 閲覧件数: 6,970
はじめまして。
このたびは、ご相談いただきましてありがとうございます。
お気持ちを察し、すぐに回答をさせていただきたかったのですが、
PC環境にトラブルがありご返答が遅れてしまいました。
申し訳ございません。
ご相談の内容を拝見させていただきました。
まず、睡眠薬を大量に飲んだり、体を傷つけるような行為は
絶対にしないでくださいね。
社会的にみる37歳男性とあなたのものさしとは異なります。
あなたにとって、今を少しでも楽しく生きていけることを
考えてまいりましょう。
確かに、うつ病はあなたが体験したように再発の可能性があります。
はじめの発病のころは10年前でしたね?
当時はうつ病はまだ今ほど認知度がなく、あなた自身も戸惑われたでしょうし
病院での投薬治療までも少々時間がかかっているかと予想されます。
そうなると、身体症状もつらいですが、うつ病と付き合っていくご本人の
お気持や平常心を保つことも大変ですよね?
また、社会人2度目のチャレンジ1ヶ月目での退職はもどかしかったことと察します。
本当に、頑張りましたね。
ここで少し冷静にあなたとうつ病のお付き合いを振り返ってみようと思います。
あなたの場合、転勤、転職によりうつ病の症状が発症、悪化、再発しておりますね?
しかし、海外に1年間留学したときは、症状はどうでしたか?
おそらく、あなたの場合、環境の変化による影響力は大きなものなのかもしれません。
不安感だけが強い方の場合ですと海外留学でもホームシックなどによる
症状の悪化などが見られる中、あなたの場合は違いますね?
この環境の変化に目を向けて分析してみる必要があるのかもしれません。
そうすることによって、あなたの性格や特徴にあった生活や仕事が考えられる
可能性が出てきます。
ところで、カウンセリングは受けてみましたか?
お一人で暮らしているということですので、お話をする相手がいるということ
も症状軽減や自己分析のために大変有効です。
また、ご家族の理解を得られていないということですが、
まずは食べていくための生活も大切です。
そのために、まだ体調がよくなっていないところで無理をするのも再発の
ひきがねになります。
ご家族の方にも、前向きな話としてご理解いただけるようにご相談してみては
いかがでしょうか?
そして、病院ですが、あなたの感じられているように、「相性」は確かに大切です。
今、疲れているあなたには新しく何かをすることは少し荷が重いかもしれませんね。
今できることは相性の良い先生を先生を探すことだけではありません。
先ほどにも書いたとおり、相談できる人を作ったり、生活そのものを考えて
家族にもこれから先をどうするか?ということを話してみる必要があります。
うつ病を乗り越え、休職、復職、転職、大学進学、留学を頑張ってきたあなたは
本当の意味でのパワフルな男性です。
世間的にはとても素敵な男性だと思います。
ですから、ご自身のことをあきらめたりしないでくださいね。
大切なのは「病気を治すこと」ではなく、
自身なりに自己理解を深め、うつ病の症状を繰り返すあなたと上手に付き合う方法です。
そんなあなたに付き合ってくれる方に出会うのはこれからです。
そして、あなたも付き合っていく人を選ぶことも大切です。
さらに、自分の身をおく場所をもう一度考えてみましょう。
応援しています!ありがとうございました。
回答日時:2009年4月 3日(金) 20:48 JST
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お忙しい中、お返事いただきありがとうございました。
また、叱られるかもしれませんが、4月1日、母に助けを求め、電話をしたところ、実家に帰っても仕方がない、今のまま一人暮らしを続けるよう言われ、さらに気の持ちようだと言われ、失望し、また3度目の睡眠薬大量服用してしまいました。
ですが、先生の「本当に、頑張りましたね。」という言葉で、救われた気持ちになりました。
確かに、鬱になってからは長いですが、初期の不眠に比べれば、今の方がずっと辛いです。勿論、何日も眠れない日々も辛かったですが、今現在の比ではありません。本当の不調になったのは、この2年間、特に今年になってからです。
先生の言われるよう、大学で留学を1年経験した時は、薬を飲まなくても眠れましたし、ホームシックなどありませんでした。語学力は伸びませんでしたが、とても貴重な経験でしたし、楽しく、まだ日本に帰りたくないと思ったくらいでした。
今の病院の医師とは相性がいいとはいえませんが、カウンセリングは週1回受けています。医師に治してもらおうというよりは、カウンセリングをきっかけに良い方向にもっていければと思います。
このまま終わってしまっては、あまりにも悔しいです。理解してくれない母に対しても悔しいです。だからこそ、生きて必ず復活したいです。いえ、復活はできなくても、必ずどこかで希望がもてるチャンスはあると思っています。
もう2度と自殺は図りません。
本当にありがとうございました。
かつては、無理のない人生は送りたくないと思っていました。無理をしなければ、何も勝ち得ないという考えでした。ですが、今は無理のない生き方をして、温存しながら調子を上げていこうと思います。
| 30代/男性 | コメント投稿日:2009-04-03 |