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回答プロ:夫婦問題カウンセラー 村越 真里子
ご相談者:30代/女性
自分の現状が機能不全家庭と知ったのですが、どう対処したら良いのかアドバイスをいただけないでしょうか?
私は実の母親の虐待から逃れる為に早くに結婚し子供を4人産みました。
自分の無知、知識の無さをいまさら後悔しても遅いのですが、最初から結婚の約束をしていたわけではなく、一時避難のつもりで夫の家に夫の両親、夫の兄と同居することを夫から提案され疑うことなく転がり込みました。18歳の時です。
同居開始から常時行動を共にし、常に管理、監視される軟禁生活の始まりでした。
一度目の妊娠は奴に相談したがために病院に付いて来られ待ち時間に中絶手術を強要され受け付けで暴れる(威嚇して騒ぐ)奴が怖くて言いなりになってしまいました。二度目はずっと隠していていましたがおなかが大きくなり奴の親に見つかり世間体が悪いから結婚しろということで結婚しました。
私は結婚すれば相手が変るだろう、子供が生まれたら変るだろう・・・と期待していたのだと思います。
入籍しても家族としては扱ってもらえず、食事の時間は別で先に食べたり一緒に食べようとすると「子供の食べこぼす汚い姿なんか見せるな!」怒られました。夫の家族がまず済んでから台所を使わせていただくのです。
結婚当初の生活費は5000円。嘘ではなく本当なんです。とても足りなくて製図の内職をしながらしのいでいました。
姑の介護を優先するよう言われ働くことを夫に反対されるのですが必要な生活費を渡してくれない為、働くしかありませんでした。長男が生まれた時、「母親の病気は子供が生まれたからだ。こいつが死んだらお袋が助かるのに・・・。」と言われました。
この言葉は今でも思い出すと悔しい。
私がどう感じているのかにはまったく注意を払わず、ただ自己満足を得たいがためのペットに対するような愛?でした。
金銭的な問題も常に抱えていましたが、情緒的サポ−トが全くなく、私は精神的に病んでいたと思います。
性的な関係も私の気持ちなど全くお構いなく強引で妊娠すればさらに激しくなりました。自分と子供が食べる為の内職に親の介護、子供の世話、しばらくすると新たな妊娠で苦しくなる・・・を繰り返しました。
温かい関係性、意志の疎通、安心感が得られるコミュニケ−ション、お互いの情緒的サポ−トなど全く無く、それでも我慢していれば家庭を顧みてくれるようになるのではないかと思い込んでいました。
4人目の子供が腸重積症や急性胃腸炎で入院した時、どちらの入院の時も全く関与せず家に残った子供の面倒も見てくれず、夜間になっても徘徊している子供を不審に思った隣の家の人に保護され退院するまでの間ずっと上の三人の子供の面倒を見てもらっていました。
それまで他人との交流を制限されていましたが、他者とのかかわりが出来たことで自分の置かれている現状が異常だと知りました。
自分がアダルトチルドレン(子供時代を子供として子供らしく過ごすことが出来ず、そのまま大人になった)と呼ばれる存在に該当することも知り、夫が変るのは難しいと思うようになりました。
好きでもない相手と一緒に暮らすのが嫌だと思うようになった私は、離婚を決意しH12年から4度の調停を起こしました。
ですが私の思い込みが激しい、感謝が足りない、欲が深いといわれたり、作り話をしているとまで言われました。子供も小さいので別れて私が苦労するのは目に見えてるし、何より夫が別れたくないと言い、夫が寛容に受け止めてくれると言っているのだからと妥協するよう言われました。
今なら夫の行為はモラルハラスメントの加害者のなにものでもないと言えるのに・・・。
調停後は毎月13万円の生活費をもらえるようになり、自分の収入とあわせて何とかやりくりしていますが、ボーナスが出ようが児童手当が入ろうが夫の名前で届くものはその生活費以上私達に入ることはありません。俺の金、俺の家、俺の車。使わせてもらって感謝しろと言われた言葉がいまだに頭から消えません。
私と4人の子供は一食が155円の予算しかない為、切り詰めた生活をしているのに、夫は私の作ったおかずを見てからコンビニやスーパーに一回2千円程度ほぼ毎日買い物に行きこれ見よがしに自分だけ食べています。
夫は見ていないテレビや照明もつけっぱなし、自分の感情がルール、その夫に私は逆らう事をしています。
去年社会人一年生になった長男は社会に出て自分の家庭が異常だという事を認識したようで、昨年末、「家族で話し合って現状を何とかしないといけない」と長男が言って来ました。
「親としての自覚の無い親父と一緒に居たって意味が無いから別れろ、離婚してくれ」と長男は言うのですが、私一人の収入は現在10万円程度。
家族5人分の生活費には満たないと思うのです。
私だって逃げる場所、援助してくれる人がいたら頼りたいです。
長男は今年の正月から過敏性腸症候群になり部屋に閉じこもってしまいました。自分で時々病院に行っているようですがあまり話そうとはしてくれません。
夫と意志の疎通を試みて試行錯誤して20年、根本的なところは何も変っていません。惰性で一緒に暮らしているだけなのだと思います。
私自身、健全さが何なのか・・・何が正しいことなのかよく分かっていませんし、自分の選択のどこが問題なのかもよく分かりません。
家族で行動する際、夫の指示通りに行動し夫の気に入る感情表現をしなければいけなかったため、今では一緒に行動することはありません。
家にいて顔を見るだけでもイライラしますが、それを言葉にすることはありません。
この先も同じ生活を繰り返すのなら改善したいです。
本当は離婚したい。それに向けて行動するのは他の子供たちに害になるのでしょうか?
大丈夫ならどんな行動をすればお互いにとっていい結果に繋がるのでしょうか?
30代/女性 | 日付:2009年4月 9日(木) 14:56 JST | 閲覧件数: 2,372
長年のご苦労に胸が痛みます。
しかしまた 調停を4回も申し立てする気持ちがありながら 調停員に諭されてしまう意思の弱さを感じ
これこそがDVの被害者としての特徴だと思います。
そもそもkerara1goさんは親のDVから逃げてこられました。
しかし ご主人のDVから逃げられなかった・・・・・この違いは何かと云うと 親から逃げたのは
自分の身一つでしたが やはりお子様がいらっしゃったとうことでしょう。
でも 経済的な不安はわかりますが 子供がいるからこそ その子達を幸せにしてあげたいという
母としての強さも備わるといいのですが 長い間のDV(精神的)で もう抜け出せなくなっていたのでしょう。
今 kerara1goさんに申し上げたい事は これからどうするかというのは 生活設計と共に人生設計です。
これは 簡単ではありませんが ご指導して差し上げたいと思います。
しかしその前に 先ず離婚という、その家を抜け出してこなければなりません。
これは「何かいい方法がありますか?あるならしますが 危険なら止めときます」という程度では
成功しません。
どちらがいいかではなく もう後はないのだ、やるしかない、死ぬ気でやるという脱出劇が必要になります。
ここさえ何とかなれば あとはもう事務的に進めるしかないのです。
私は生活は何とかなると思います。今の日本は そう棄てたもんじゃないですよ。
まず住む所の確保からですが これは ご主人が追ってこないように 「シェルター」があります。
子供の学校も転校させる必要もあるかもしれませんが 上手く行けば そこまでしなくても済むかもしれません。
その為に 先ず ご長男の協力を得て 「地域の女性センター」に相談に行って下さい。
シェルターや 今後の為に弁護士先生の紹介もしてくれるでしょう。
今まで離婚しなかったのは 子供の為や 育てる為と言いながら 実は子供さんへ一番良くない環境を作っていた事を判ってください。
貴方本人だけではなく 子供さんもこんな家から救い出してあげましょう。
それには壮大なスケールの計画で物事を運ばなければなりません。
まるで 昔のとある新興宗教の脱会作戦のようですが これは女性センターで
指導してくれるでしょう。
私なら こんな長い間 苦しめた夫なんて 慰藉料もせしめてやりたいと思いますし
安っすいお金で飼い殺しのような生活をしてたなら さぞかし沢山貯金も溜まっただろうと思います。
その半分はkerara1goさんのものでもあります。
私なら それもふんだくってやるけれど・・・・私ならです。
でもそんな元気も道筋も知らないkerara1goさんにとって 今一番必要な事、
それは「勇気」しかありません。
今まで 我慢してきたkerara1goさんですから 先々は不安でしょうけれど 今より落ちる事はないでしょう。
聖書にありますが 「人はパンのみに非ず」です。経済よりも大切な事があります。
頑張って下さい。
回答日時:2009年4月 9日(木) 20:36 JST
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回答ありがとうございます。自己表現が不得手なことは自覚していました。自分の説明が悪くまた理不尽な事を言われるかもしれないと覚悟していました。
夫から殴る蹴るの暴力は数度しかなく、無視やほのめかしや脅しといった曖昧で巧妙で陰湿な証拠の残らない暴力を仕掛けてくるので分かってもらえないことが多く、これまで相談した先で、「性的快楽を相手に十分与えないからそんな目にあうんだ」と男性相談員に面談で言われたり、裁判所の仲介者に「恩恵を受けている部分があるんだからまず感謝しなさい。とにかく耐えて感謝して尊敬しなさい。夫婦なんだから話し合わないのがおかしい。出来るでしょ?出来ないのはあなたが相手の都合を考えていないから・・・。相手に合わせるのが大事」と自分に理解を示されるどころか悪と責められ、アドバイスにさらに傷つき妥協する事を選んでしまったと気づきました・・・。
私の言わんとする事を汲んで下さり、「分かってくれる人がいた!」と、ただただ涙があふれなんだか分かりませんが涙がずっと止まりませんでした。
今も読み返すと涙があふれます。この生活から脱出していいんだと・・・。
許されたような気持ちです。
物心ついた頃から突然髪を持って引きずられたり、逆さ吊りにされ頭から叩きつけられたり、今のようにいつでも物が買える時代ではなかったので店が閉まってから買い物を言いつけられ買って帰らねば家に入れてもらず泣きながら店のドアを叩き必死で懇願して買って帰る商品は働かない父親が飲む為の酒でした。
16、17歳の時には朝5時から夜9時まで休み無く毎日働き25万円を母親に渡し、それでも足りず育てた恩を返せといわれていました。
書ききれないことが沢山ありますが、村越先生ならそれらのこともきっと分かってくださると思うと胸が熱くなります。
長男の病気を心療内科で見てもらったらうつ病と診断されました。私のせいだと思うと申し訳ないやら不憫やらいろんな思いが沸き起こります。
一日も早く飼い殺しのような生活から脱出したいと思うものの、自分の経験に無いものは全て不安に思います。
ですが私の中で欠落している経済よりも大切な事を真剣に学びたいと思います。
地域の地域の女性センターを調べました。次の休みに相談に行きます。
一歩踏み出す勇気を与えていただき本当にありがとうございます。
| 30代/女性 | コメント投稿日:2009-04-12 |