派遣先と派遣元は、連携してセクハラの防止に努め、適切な措置を行う義務があります

際 慶子

こんにちは。直接的な害はないとは言え、Ａさんや貴方を含む多くの女性労働者が不快な思いを余儀なくされる今の状況は、女性の就労意欲や就労機会を損なう事となりますから、問題が大きいと言えると思います。
以前に盗撮の現行犯で捕まったとの事ですが、その際は何らの処分もなかったのでしょうか？
事の重大さを考えた場合、初犯であったとしても、そのまま同じ場所で就労を続けているというのは少し信じ難いですね。
貴方がおっしゃるように、具体的な言動がなく、性的な視線を感じるという事のみをもって何らかの処分を行うというのは、かなり難しいのではないかと思います。今となっては、以前の盗撮の事実を理由に処分を行う事も難しいと思われます。
但し、派遣先と派遣元は、連携してセクハラの防止に努め、適切な措置を行う義務がありますから、Ｘの行動に異常性が認められ、その事が職場環境に重大な影響を与えているという女性労働者全員の客観的な見解を派遣先である貴方の会社に示し、派遣先からＸの派遣元に働きかけて、Ｘの派遣先を変更してもらう事を求める事は可能だと思います。
Ｘの派遣契約の満了が近いのであれば、満了するまでの期間、派遣先と派遣元に了解をもらい、Ａさんには、Ｘの派遣契約が満了し契約解除となるまで、派遣元から休業手当を支給してもらい、休業してもらうのも一つだと思います。
何度も総務の管理者に相談されたようですが、適切な対処を求めても何らの対策も講じられず、一向に改善が認められないようであれば、貴方の会社の所在地を管轄する都道府県労働局の雇用均等室に相談し、行政に間に立ってもらう事で、措置を促すという事を検討されてもいいのではないでしょうか。

回答日時：2009年4月15日(水) 12:25 JST

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。

際 慶子相談件数：166件

プロフィールこれまでの回答

このプロにすぐ相談