まず、同棲状態を脱して、一日も早く相手と縁を切る手段を考えましょう

松下 豊太郎

ひとりで解決しようとせず、ここで相談されたのは良い判断です。
まず、同棲の場から脱し、この回答を参考にされご両親に相談されるようお勧めします。

おたずねの、家賃の負担についての法的な支払義務はケースによって次のようになります。
（1）相互に結婚の意思はあるが、婚姻届未届けの事実婚の場合は、相互扶助義務が生じます。
従って、家賃を折半し負担する義務があるといえます。その一方で食費や光熱費も折半して負担すべきとして相手に請求できます。
家賃折半分70万（30ヶ月→月額約23,333円）と食費光熱費を折半した額を比較してその差額分を
どちらかが支払えばよいことになります。
（2）相互に結婚の意思はなく、単に同居し共同生活をしていたという場合は、相互扶助義務は生じない。従って、家賃の負担義務もないし、食費や光熱費などを請求することもできないことになります。
これが、判例などによる基準です。いずれの場合も大きな支払義務はないといえます。

しかし、相手が納得しなければ、裁判所に持ち込んで判決という形で解決するしかありません。

現実的な対応策として、定職に就かない相手と1日も早く縁をきることを優先させる考え方もあります。
相手の要求をのむ代わりに、きちんと「この支払以外に金銭の請求をしない。」「本日をもって男女関係を解消し、今後一切お互いの生活に干渉しない」などの同棲解消確認書に署名押印させるということも検討課題でしょう。

また、相手がストーカー行為に及ぶ可能性があれば、事前に警察に相談して万一のときのアドバイスを受けておくと良いです。また話し合いをするときは2人だけでするのではなく、ご両親または行政書士など専門家に立ち会ってもらい、話の内容を録音するのが良いでしょう。相手がすごんだり、こちらが恐怖を感じるような言動があれば、強要、脅迫として被害届や刑事告訴すると毅然とした態度で接する事が大事でしょう。

以上相談文の情報からの回答です。詳しい具体的なご相談をご希望の場合は、プロフィールをご覧いただき直接ご連絡下さい。

このプロに有料相談

回答日時：2009年4月16日(木) 10:18 JST

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。

松下 豊太郎相談件数：440件

プロフィールこれまでの回答

このプロにすぐ相談 このプロに有料相談