不貞がないなら断固否定すべきですが稀有なことです。

夫婦問題カウンセラー 村越 真里子

私は今まで数々の夫婦を見送ってきました。
夫婦の希望とは逆に離婚になった夫婦もいますし　もう殆ど可能性はないだろうと思っていても離婚を回避できた夫婦もいます。
この違いはどこにあるかな？と私なりに考えていました。

私は基本的に離婚は勧めませんが　中には「もう手遅れだろう」という取り返しのつかない夫婦もいます。
でも　それでも頑張って離婚を回避される夫婦の特徴は　どれだけ問題を真面目に捉えているかと云うことです。

例えば　いくら謝っても　過去の過ちは消せません。
人間は二度と過ちは起こさないと口で約束しても　正直言って先の事は判りません。
でも　今　判るのは　その人の熱意です。
その熱意だけは伝わります。
その人がどれだけ物事の原因を自覚し　もう二度と同じ過ちを起こさないという心構えがにじみ出ていれば
相手には通じるのだと思います。

私は　100回、口で謝られるより　本当の反省と誠意・・・・・・これに尽きると思います。
要は本物は　そこはかとなく態度に表れますし、熱意しか人を動かせないと思います。

誰も離婚なんて　したくはないのです。奥様だって　同じだったと思いますが　ganntetuさんには
その熱意と　誠意を感じず　絶望されたから　離婚と云う事になったのだと思います。

そこで、ganntetuさんからの質問に答えて生きたいと思いますが　私は何年もこの仕事をしてきて、
ある種の方程式があります。　そして今まで　身につけた理論は　私、独自の考え方ですが「事実」という実績です。

その方程式は　ある意味　どんな言葉でデコレーションされた「いい訳」より　シンプルです。

【１と云う原因があるから　２と云う結果が出るのだ】　という方程式です。
また　【２と云う結果になる時は　１という事が根っこにあるからなのだ】・・・という方程式です。

要は　物の道理という物は　いくら世の中がＩＴ時代になっても　　あまり変りませんし人間は　そんなに進歩しない物なのです。特に男女の問題は　古今東西「普通にベタ」な出来事でしかありません。

意外と　普通のことしか起きないのです。そこで　「普通は・・・・こんなだ」という「普通」を説明します。

まず　奥様とは「浮気」という概念が違い　復縁したいとあり　弁護士を立てるべきかという質問ですが
その前に　奥様は本当に誤解をしているのでしょうか？

長年一緒に暮らしてきて　結局　夫の事を一番良く判っているその奥様に信用されないのは
単なる　浮気の定義付けが違うという程度ではないと思います。

まず浮気とされる始まりは　メールでしょうけれど　やはり内容を見て　「仕事」だけではない感じを受けたから奥様は止めてほしかったのではないでしょうか？

でもそれでも止めなかったganntetuさんは　本当に部下思いの優しい人だけでしょうか？
本当にやさしいのであれば　その奥様の願いを聞いてあげる優しさもあっても良かったとは思いませんか？

私のこれまでの相談の中で　不倫はたいてい　「相談」という入り口から入ります。
たいてい同僚の不倫の始まりは　「仕事の相談」です。
誰も最初から　「貴方に興味があるから付き合いましょう」とは言いません。

でも　普段から憎からずと思っているから　上司や同僚に相談するのですが　本当に仕事の悩みであれば
本物の直属の上司に相談すれば　問題は解決するのですが　どういう訳か　お気に入りの上司に相談し
それが　不倫に発展します。要は　「仕事の悩み」なんて　口実でしかありません。

それだけ　部下思いで責任感がある人は　むしろ社内にも奥様にも誤解を受け　仕事にも影響しますから
女性からの思慕は上手く　毅然として断ります。

ganntetuさんも　　妻が嫌がるにも関わらず彼女との接触を「社内の人間関係が悪くなるから」なんて
往生際の悪い口実を言うようでは　奥様の理解を得られません。

ま、それでも　奥様がganntetuさんの事を浮気と思い込んでの別居だとしましょう。

そこに女性が来たということはどういうことですか？
ganntetuさんがやせ細ったから？
それはむしろ会社で見れば判るでしょう。

彼女は家の住所はどうして判ったのでしょうか？
年賀状や何かで住所を知っていても　男性が１人でいる家に　のこのこやってくるのは　如何なものでしょう？

また　そうしてやってきた女性を家に上げるとはどういうことでしょうか？
まして　社内の人間関係にまで配慮する責任感のあるganntetuさんが　いくら心が弱っていたにせよ
夜遅く　車で来た女性にお酒を出すとは　責任感のある上司のする事と思えません。
そして　お酒も飲んで　女性の優しさに甘えたということは　　誰が聞いてもしっかり肉体関係はあると思います。

しかし　そこで「決して不貞関係はない」と否定されていますが　何を恐れているのでしょう？

別に　本物の不貞関係があったとしても　誰もお布団の中をめくって　その写真を撮らない限り
不貞なんて　だれも証明できないので　証拠さえ撮られていなければ　調停では　わざわざ　白状しなければ済むだけです。それとも　もうばれたのですか？
もしかしたら　不審に思った奥様と鉢合わせになったのか　奥様と仲良しのご近所さんが告げ口したとか・・・・

一回や二回ではなければ　当然奥様の知る事となり　調停では不利になるかという質問なら
「不利になります」としか言えません。

でもどうしても　「不貞行為はやってない信じて欲しい」と思うなら　特に声高に言わなくても奥様は信じますよ。
なぜなら　そういう男性は普段からカタブツですし女性の気持ちには鈍感な　ボクトツとした変わり者ですから、むしろそういう世離れした夫には　奥様は別の意味で困ってられると思いますから浮気の心配などは　なさいません。
また　そういう変わり者には、はなから女性が「仕事の相談」なんてことで　寄ってもきません。

つまり普段から　そういう聖人君子のような立派な夫であれば　奥様は疑いなんて持ちませんが　
何回も、自宅に深夜訪れる女性に指一本触れないなんて　日頃からの夫のエッチ度を知っている奥様だからこそ余計に信じないでしょう。

しかし　何か別居の留守中に予感がして　家を訪ねてみたかで　女性が家に来ているのを知る事となった妻ならば　もう信じると　信じないとか段階ではありません。
これでは　ラブホテルに何度も行きながら　「僕達はプラトニックラブだ」と言っているようなものです。

浮気の形跡を感じられるメールだったから　奥様は浮気を疑られたのだと思います。
そして　ただ単に　会社のために　仕事の為にと責任感がある人なら　当然女性が深夜一人の男性の家へ
尋ねてきても　「すまないが　僕の家庭は今妻が誤解をして家を出ている、だから女性を家に入れることは妻への良心の呵責とこれ以上の誤解を受けたくないので　来ないでくれ」と
せめて外で会うか　追い返します。

これが　家庭へも　女性へも責任感のある男のする事です。

それなのに　「僕は何もしてません」と　言い張るのは　単なる往生際の悪さで　ganntetuさんの言う言葉に
なんら信憑性を感じません。

つまり　これまでされた事と　今の言われる事に整合性がありません。

ならば何が言いたいの？となると　「色々疑われているけれど　何も証拠もないから　このまま嘘が通るでしょうか」と
私で調停へのごまかしを試されているようにしか思えません。

悪いですけれど　私の目は節穴ではありません。
まして　これから奥様は弁護士を付けて　対戦するようですので　こんな誤魔化しが通用するわけはありません。
だからganntetuさんも弁護士さんを付ける気であれば　正直にお話ししてください。
自分の都合の悪い事は隠して、弁護士に依頼すると　いい結果には繋がりません。

弁護士も経験上、依頼者の落ち度はだいたい判っていますので　それを見抜けないようでは腕のある弁護士とはいえません。依頼者の都合の言い分だけで戦えば　現場で相手弁護士に色んな事実を提示され　負けるのは目に見えてます。依頼者に正直に話してもらえなければ　私でさえ　やけになりますので　もし私が弁護士なら
「勝とうが負けようが関係ない、着手金は貰えるから」という、やっつけ仕事をしてしまいます。

つまり弁護士をも味方に付けなければ　せっかく高い費用を払う意味がありません。

今こうして私へご相談をして下さりながら　真実をお話しいただけていないなら　私も誠意での回答は出来かねます。

これは家庭も同じ事で　奥様へはどんな土下座よりも誠意の方が通じます。

この期に及んで　まだ「ばれなければ　嘘を付き通そう」という考えでは堅い岩（妻）を舐めて掛かっています。
真実を認めてこそ　初めて心からの謝罪が出来ます。

それもせず　奥様が誤解されたというのであれば　それこそ　ganntetuさんの言うように　
「捉え方」の違いだとすれば　全ての価値観が違うのでしょう。
これでは　捉え方の違いというより　根本的に生き方が違うわけですから　正直　別れた方がお互い幸せになります。

だから弁護士を使って調停をし　キチッと離婚の条件を決めるほうが　良いです。
（ちなみに円満調停などと言いますが　やはりお互いに弁護士をつけると　条件闘争のようなことの意味ですから
離婚へ向かう事は必至のようです）

ごめんなさい　私は今までの経験則でしか　物事を考えられない性質のようです。
要は理屈に合わない事は　理解できないのです。

ganntetuさんの言われる事は　正直申し上げて　「そんなわけないだろう、　男ならば妻の居ぬ間の据え膳は食うって・・・・・いやむしろ　その前にもっと妻が確信する浮気の痕跡があったから誤魔化しきれなかったのであって単なる誤解だけで妻が家を出ない」と思っています。これが普通の考え方で　これは調停でもどこでも　問われると思います。
私にとっては理屈に合いませんが　それでも　聖人君子のようにその女性と何も無かったから復縁をと言う事でしたら　
私の理解を超え　体験した事のないケースですので尚更　私の手に負えないので　何とも答えはありません。
それでも何も無かったというならば　それこそ調停では　「稀有」なこと過ぎて　誰もが頭を抱えるでしょう。
そして数々の　失礼は決め付け、お詫びいたします。

でも　実は浮気はあったけれど　何とか認めないままで　突き進んで勝てるかどうかという　ちょっとむしのいい
質問をしたというのであれば　直ちに反省して下さい。

本当の意味で奥様に謝罪をして　これからやり直そうと思うのであれば　ganntetuさんは
日本語を使っているとは思えません。
本気ならば　私が奥様への通訳役を買って出ましょう。
私のこの回答が　的を得ているのであれば　直接お電話下さい。
今なら　間に合うかもしれません。
┏┏┏┏　　　
┏┏┏　　　NPO法人　Re;婚かうんせらぴー　
┏┏　 　
┏ 　　　 ●ご予約総合受付窓口●
　　　　ＴＥＬ　０６−６３６６−１１００
　　　　　　　　 　　　　 　　　　　
URL　 　http://rikonsoudan.org
　　 メール info@rikonsoudan.org

・面談相談　　３０分　５２５０円　（面談当日）
・電話相談　　３０分　５２５０円　（入金確認後）
・メール相談　３往復　５２５０円　（事前申込み・入金後確認後）

　申し込みはメール、又は電話にて　要予約

振り込み　　　三菱東京UFJ銀行　梅田新道支店　普通口座　４６１９５８３
振り替え　　　ゆう貯銀行　１４１８０　−　９４９８２６７１

口座名　　　トクテイヒエイリカツドウホウジン　リコンカウンセラピー　

このプロに有料相談

回答日時：2009年5月15日(金) 08:09 JST

・お礼はご本人のみ投稿可能です。
・回答を読みましたらご投稿下さい。

夫婦問題カウンセラー

村越 真里子相談件数：1338件

プロフィールこれまでの回答

このプロにすぐ相談 このプロに有料相談