昨年の１月、心療内科にて鬱病と診断された。
片思い相手は親身に相談に乗ってくれて、俺の精神状態がおかしくなっていくのを見て半ば強引に病院へ連れていかれたと記憶している。
医療費は薬代込みで5000円。進学校でバイトも出来ない学生が払うには高額過ぎた。
鬱病に理解のない親に話せば案の定「何を馬鹿な事をやっているんだ」と。
放課後の音楽室で片思いの人とピアノを弾くのが日課となっていた俺はその日、度々訪れる“好きな人を傷つけたい衝動”を感じ、押さえ込むために鍵のかかる準備室へ立て篭もる。
報われない恋に、理解してくれない親。下がり続ける成績と、このありえない衝動。イライラの発作。
電気コードで衝動的に首を吊りました。
片思い相手と高校の先生によって救出され、救急車で運ばれ未遂に終わりましたが。
大きな病院の精神科での新たな診断は“躁鬱病”。
心療内科は誤診で、処方された薬は自殺衝動を引き起こすものだと判明。
２ヶ月休学させられました。
学年は変わり、大好きな学校へ復帰はできたのですが…
事情を知らない友人はきっと俺を不登校扱い。
職員室でどんな風に見られているのかと気にしてしまう。
ここは俺が死のうとした場所。
突然襲われる学校への恐怖感。
音楽室に入れない。
片思いの人にも恐怖感を抱き、恋人ではないがそれなりに親密な関係となっていたはずが、あれ以来口をきいていない。相談できる人はいなくなった。
単位がギリギリなのは分かっている。
学校は楽しい。友達も大好き。
なのに、辛い。苦しい。怖い。
だから行けない日が多い。
アイツの顔が見たい。声が聞きたい。また一緒にピアノを弾きたい。
でも、好きな人をまた傷つけようとしてしまうんじゃないか。
嫌だ。怖い。
何でこうなった。
俺の何がいけなかった。

| 箸 / ～10代 | 女性 | 2011年9月14日 23:50 JST |