時として、仲良く晩年を暮らしている夫婦を見る時 決して会話が合っているという夫婦ばかりではありません。
むしろ、この夫婦、噛み合っているのか、と疑いたくなる夫婦も多いのですが 恐らく夫婦の相性と言うのは 私達がイメージするそれとは違うのだと思います。
特に私の知り合いの上手く行っている夫婦とは 互いに邪魔し合わず、適当な距離を保ちながら好きなように暮らしているカップルが多いと思います。
余談ではありますが夫婦の相性を語る時に 必ず 身体の相性の話にも及びます。
これは以前、産婦人科の先生とお話しして分かった事ですが いわゆる身体の相性というのは無いという事です。
特に男性の雑誌に書かれているような 部位の特別な事などはなく、それによる相性なんて事は男性の単なる願望に過ぎないという事をお聞きしました。
しかし一つドクターの立場から言うと 本当にお互いが幸せ感に包まれた時に、男性も女性も脳の中のアドレナリンも放出され、お互いが幸せを共有できるそうです。
これはいわゆる、最高の相性と感じる瞬間かもしれません。
これは「セックス」のコーナーでも書きました女性の性欲とかは少ないという説に基づくと、女性は男性に求められて そのアンサーとしての欲求はあるのかもしれません。
そうなると身体の相性と言うより、やはり心の充足を満たす事が本当のセックスだとしたら、やはりセックスとは愛情の交信と言うよりは 心の交信と言えると思います。
その考え方から行くと やはり身体の相性は心の相性という事になりますので、夫婦の相性とは心の相性以外、他ならないという事です。
これも私の持論で、かなり思い込みが激しい理論ですので 異論はご勘弁を。
夫婦の相性とは 深いテーマですから これは今後、もっと掘り下げて行きたいと思います。
夫婦問題カウンセラー
村越真里子