これはある意味 一番個人差の激しい分野で、すべてに置いてケースバイケースという事です。
特にこれは誰も口をはさめない、夫婦だけのルールで、夫婦が納得していれば何も問題はないのです。
しかし これが無くなると、年を取ったと言うだけならいいのですが どうしてもこの事を夫婦仲のバロメーターと考えるので 不安になる事に繋がるのです。
これも寄る年波のお互いの事と同時に思えるといいのですが まだ若いうちにどちらか一方が拒否のような事になると片や拒否されたと感じる方は不安になるのです。
そういう意味で これもまさしくリズム感としてお互いが同じペースで衰えて行くのは構わないのですがそのリズムが狂うと 文字通り足並みがそろわないという事になります。
身体の相性のような話が引き合いに出されますが これはセックスの事を差します。
しかし 言い換えれば これはまさしく心の相性なのです。
男性というオスには 性的欲求というのは排泄と一対になりもよおします。
それに対し女性は排泄的な欲求はありませんが 夫や男性に求められてそれに応える行為がセックスだとすると 愛されたいという欲求は存在します。
こうして男性が求める事と 女性が求める事とが一対になって初めてセックスは成り立つわけです。
時々 男性は 妻がセックスを求めて来ないという事をよく言うのですが これは女性には排泄的な欲求が無いという事から考えると 愛されたいという代名詞がセックスと言えます。
言うなれば夫に求めて来ないという事は、夫に愛されたいと思っていないという事にもなります。
しかし 夫婦には長い道のりがあり妻が例えば出産後、子育てに追われている時期には まずは優先順位が赤ちゃんに愛情が注がれますから 第2番目の順位に夫が降格します。
これは愛情が無いわけではなく、まずは子育てホルモンが出る為としばらく 見守る愛情も大切かと思います。
ですから 妻が少々、夫の誘いに乗って来なくても 温かく見守っていれば またその時期は帰ってきますから・・・・
しかし何年も…という事になるとそれはまた別の問題があるのかもしれませんから ここはよく考えてみましょう。
夫婦問題カウンセラー
村越真里子